|
岩戸亮介がレコード更新でポールポジション!
「目標に向かって決勝レースではいつも通り集中して走りたい」 |
J-GP2クラス、30分間の公式予選セッションでは、タイトルを争う関口太郎と岩戸亮介の二人がタイムを塗り替えるポジション争いを展開した。関口太郎が2分11秒198でその時点の2番手名越哲平の12秒568を大きく引き離す。岩戸も11秒289で2番手につける。中盤頃には榎戸育寛が11秒539、名越も11秒631をマークして3番手、4番手に上げてきた。
しかし、圧巻だったのが残り5分ほどからの数周にわたる関口と岩戸の走り。先に関口が区間タイムでベストを連発する中、岩戸が後方からそれを更新しながらアタックしていく。関口は10秒974をマークし10秒台に入れるが、岩戸はそれを上回る9秒813でトップに浮上。二人はそのままアタックを継続し、関口は10秒244まで上げるが、岩戸は9秒465とレコードタイムをブレイクする走りで、5戦6レース連続となるポールポジションを決めた。3番手には榎戸が10秒台に入る10秒856で入った。
|
|
|
ポールポジション: 2'09.465 #4 岩戸 亮介/Team熾 RSC
『多分、今年初めてウィークの最初からドライコンディションで路面状況も良くて、走り始めから良いセッティングが見つかって、それを進めていった結果です。(2015年の)高橋裕紀さんの2分9秒というレコードタイムは、当時ST600に乗っていたんですが、想像もつかなくて。でも今年は色々なコースを走ってきて、行けるんじゃないか、と自分自身で思っていました。ウィークに入って調子が良くて、大事なのは決勝なんですが、今日は予選タイムにこだわって走ったのが良かったですね。決勝レースは、初めてのチャンピオン争いではあるんですが、ボク自身の目標は1000ccで戦うことなので、タイトルも大事ですが、自分の中で最も重要なのは明日のレースで勝つことです。とにかくいつも通り、一番前でゴールできるように集中して走りたいです』 |
|
|
岩戸亮介 |
|
TXT: Superbike.jp/Photo : H.Wakita & Y.Harada & S.Ishitani(c) |