ポールポジションからスタートしたチャランポン・ポラマイがホールショットを奪いオープニングラップからレースをリードしていく。津田拓也、デチャ・クライサー、井筒仁康、渡辺一馬、大崎誠之、中冨伸一、國川浩道、伊藤勇樹、岩崎哲朗と続いていく。2コーナーの立ち上がりで大崎が渡辺をかわし5番手に浮上。バックストレートでデチャと井筒が接触。チャランポンがやや抜け出してダブルヘアピンに進入していく。オープニングラップは、チャランポン、津田、井筒、デチャ、大崎、中冨、渡辺、國川、伊藤、岩崎と続いていく。2周目のバックストレートからヘアピンのブレーキングで伊藤と岩崎が接触し転倒。再スタートするものの最後尾までポジションを落としてしまう。トップを走るチャランポンがややリードを広げ、井筒が津田をかわして2番手に浮上。デチャもピタリと後方につけチャンスを伺う。デチャは、3周目に津田を、6周目に井筒をかわし2番手に浮上。ここからペースを上げ、3番手以下を引き離しにかかる。この時点で、トップを走るチャランポンは、2番手に約3秒の差をつけ独走状態。デチャも単独2番手となりタイヤマハ勢が1-2態勢。その後方では、暫定ランキング2番手の中冨がポジションを上げ4番手に浮上してくる。一方、津田はマシンに問題が発生し、ペースを上げられずポジションを下げてしまう。
チャランポンは、安定したペースで15周を走り切り開幕戦以来となる、今シーズン2勝目をマーク。デチャはチャンピオン決定の可能性もあったが、中冨が4位でゴールしたことで、その差は25ポイント。最終戦MFJグランプリは、ボーナスポイントが3ポイントつくため、僅差でチャンピオン決定はならなかった。井筒は、3戦連続の3位。以下、5位に大崎、6位に津田、7位に渡辺、8位に稲垣誠、9位に小林龍太、10位に國川浩道というトップ10だった。 |