朝から強い雨が降る天候となった公式予選日。最初の予選となるST600クラスが始まる頃には路面はハードウェットながら雨は小康状態だった。この状況の中で稲垣誠が積極的にタイムを刻んでいきトップ。タイムは2分28秒748。伊藤勇樹、篠崎佐助がそれに続く。雨でスリップするライダーも多く見られた。その中で横江竜司がコースイン直後にMCシケインで転倒を喫するが、すぐに再スタート。マシンにダメージはなく2分25秒832のタイムを刻み、トップに浮上した。
その後、コース上の異物撤去のために赤旗で一旦中断、その前後から雨脚が強くなり始めた。再開後も雨は弱まらず、上位陣は様子見をするライダーも多い。それでもセッション終盤にかけて雨の中、各ライダーのタイムアップが見られた。岩崎哲朗が5番手に浮上、5番手だった大崎誠之も大きくタイムアップし2番手に。そしてチェッカー周には岡村光矩が大崎のタイムを1000分の4秒更新して2番手に上がる、という雨の中でタイムアタックを展開した。結局、セッション序盤にタイムを出した横江がポールポジションを獲得。岡村、大崎とフロントロウ、稲垣、伊藤、こちらも最終周回にタイムアップした中山真太郎が6番手に入った。 |