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SUPERBIKE RACE in okayama


ST600

文部科学大臣杯 2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 SUPERBIKE RACE in 岡山
主催:岡山国際サーキット(3.703Km)
予選レポート
DATE:2007-9/29

中木亮輔が強さを発揮!! 今季3度目のポールtoウインを目指す

 中木亮輔が岡山の予選でも断トツの速さを見せつけた。今季出場したレースはもてぎで2位、筑波で優勝、SUGOも優勝と、全て表彰台を獲得している中木。岡山で走ったのは「スポーツ走行に一度参加しただけ」と言うが、その時点ですでにコースレコードを上回るタイムを出していた。

 しかし、中木はA.R.T.合同走行ではトップタイムを保持したもののベストタイムが1分41秒562と、思うようにタイムを上げることができない。「エンジンの調子がよくない」のをライディングでカバーし、予選では1分40秒111をマーク。これまでのコースレコードをコンマ7秒以上縮め、堂々のポールポジションを獲得した。

 予選2番手につけたのは乃村康友。1分40秒801と、こちらもこれまでのコースレコードを上回るタイムだった。 現在ランキングトップに立っている森隆嘉は3番手で、フロントロウをしっかりキープしている。 森が61、小室旭が60、中木が57と、ランキング上位の3名のポイントは僅差。ここ岡山での優勝が、最終戦までもつれ込むチャンピオン争いに有利なのは言うまでもない。

 予選では強さをしっかり見せつけた格好の中木だが、不安要素が消えたわけではない。5番手グリッドからスタートするライバル、小室は「中木君が出したタイムは自分でも想定していたタイム。金曜日に転倒してしまったことが僕が一歩遅れてしまった原因。決勝ではきっちり中木君とやりあって、勝ちにいきたい」と闘志を燃やしている。
ハイレベルなレースが展開されている今シーズンのGP-MONOクラス。最終戦を目前に、この岡山で熱いバトルが繰り広げられそうだ。

[藤根 ゆかり]
 

 


  中木亮輔
『岡山国際は、事前に一日だけスポーツ走行で走りました。(地元の)宮城からは遠いですからね。でも、その一回でレコードタイムを出していたので、今回の予選では、そこからさらに1秒は縮めたいな、と考えていた。しかし、エンジンの調子が最悪で、ストレートではまったく抜けない状態。だから、とにかくコーナーで頑張るしかなかった。予選タイムはクリアラップが取れていたわけではないので、決勝ではさらにタイムは伸びるでしょう。決勝では森、小室、乃村選手たちがガンガン来て逃げ切れるかどうか分かりませんが、タイヤもいいのを見つけたので、何とか勝ちたいですね』
     
  ポールポジション/中木亮輔
     
     
     
(c)Photo by H.Wakita&Y.Harada
 
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