文部科学大臣杯　2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦　SUPERBIKE RACE in 岡山
主催：岡山国際サーキット(3.703Km)
予選レポート
DATE:2007-9/29

　残り2戦となった全日本ロードレース。ST600クラスは、ポイントランキング上位につけるライダーが今回も予選上位を占めた。ポールポジションを獲得したのは、ただ一人、1分33秒台をマークした小西良輝。これで3連続のポールポジション獲得だ。「ここまでマシンを作ってきた方向性が間違っていないことが確認できた。決勝は接戦になると思うけれど、自分との戦いでもあるので頑張るだけですね」と小西。対してポイントリーダーの高橋英倫は、2番手とピタリと小西をマーク。第5戦SUGOからサスペンションを変更しており、それもプラスに働いているという。「走るたびにマシンはよくなっている。課題はスタート。オープニングラップは特に重要だね。小西さんを逃がさないようにしたい。二人で逃げて最後に勝負できる展開に持ち込みたい」と高橋。暫定ランク2番手の佐藤裕児は、「予選でセッティングを大きく振ったら、いい方向にいった。これなら決勝は戦える」と6番手グリッドからトップを狙う。

　岡山がホームコースの寺本幸司は「なかなか足まわりが決まらず、セッティングしながらの予選だったからアタックモードに入れなかった」と語るが、しっかり4番手につけた。5番手の武田雄一も「やっとまともな状態になってきた。決勝は何とかしますよ」と自信をのぞかせる。
また、今回はピレリユーザーが健闘しているのも注目だ。7番手の黒川武彦、9番手の清水直樹、12番手の浜口俊之が、どのポジションでゴールできるか!?
レースは、小西が逃げる展開になりそうだ。小西のペースにどれだけのライダーがついていけるかがカギとなるはず。グリッド2列目までのライダーによる激しいトップ争いが繰り広げられそうだ。

小西良輝
『（前回）SUGOで勝ってから、今年変わったマシンに対して自分がしてきたことが間違っていなかった、この方向性でいけると手応えを感じていた。前半戦はマシンに自分が合わせる感じだったけど、今は自分でコントロールできつつある。予選での目標はレコードクリアだったので、ポールポジション獲得とはいえ、悔しい。レースは逃げ切りたいが、思うようにはいかないでしょう。ここまできたら、接戦になった時に、いかに自分をコントロールするか、自分との戦いですね。ひとまずタイトルのことは考えずに、自分のやれることをやるだけです』