優勝/宇井陽一
周回遅れが出てきたら、後ろのペースに合わせて走ればいいレースができると思っていたけれど、後ろのタイムがなかなか落ちなかった。(富沢)祥也のタイムをボードに出してもらって、周回遅れにひっかかってタイムが落ちても、次の周に頑張れば、後ろとの差は保てると思っていた。でも周回遅れが本当に多くて、59秒台までタイムが落ちてしまったりしたので最後までいいタイムで走りたかった。(勝因は)本当にタイヤのおかげですね。今まで長い間レースをやってきて、1年でここまでタイヤが急激に進化した経験はないので驚いている。すごくうれしいし、レースに出るのが楽しい。前回のもてぎは(高橋)巧にポールを取られて悔しかったので、ポールtoウインが達成できてよかった。残り4戦もこういうレースをして、チームのためにもチャンピオンを獲りたい。
2位/及川誠人
後ろから誰かが来ると思っていたら、やっぱり(富沢)祥也くんが来て抜かれてしまった。どうしてもセットが決められなくて、ぶっつけで仕様変更して何とかしようと思っていた。外れではなかったけれどよくもなく、ペースを上げられず粘りのレースになってしまった。残り8ラップぐらいで後ろを見たらまだ3、4秒くらいありそうだったので、安全マージンだと思って、同じペースで走ればいいと思った。でも周回遅れが一気に出てきて、手こずっている間にどんどん差を詰められてしまった。残り2、3ラップくらいで後ろにエンジン音が聞こえたので、まずいなと思って何とか抑えようと思った。チェッカーを受けたときは僕がタイヤ1本分くらい前にいたので、2位を確信しました。
3位/高橋巧
スタートを失敗するつもりはなかった。失敗した理由もよく分からないんです。タイヤも問題がなかったのに、なかなかタイムも上げられなかった。多分自分の問題だと思う。今回はどうしても優勝したかったので、少しでもトップに追いつけるように頑張りました。及川さんも何回か見えなくなったりしたけど、なんと追い抜きたいと思っていました。開幕戦でも負けているし、まだ全日本で一度も勝っていないので早く優勝したかった。予選からタイムは出ていたので、今後はスタートをちゃんと練習して、失敗しないように気をつけたい。
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