優勝/岩田裕臣
初めは自分のペースが遅かったので、後ろは渋滞していると思ったけれど、プレッシャーがかかるので振り返らないで走っていました。(富沢)祥也がいいペースで抜いてきたのでついていこうと思ったが、祥也もちょっとミスをして、自分が前に出ざるを得ない状況になってしまった。その後、徳留さんが前に出たので、ついていくしかないと思った。59秒台に入ったのも初めてだったし、ついていくだけで精一杯だった。抜ける確率が高い1コーナーで徳留さんを抜いて、また抜かれたらしょうがないと思っていた。チェッカーを受ける寸前までは優勝を確信できなかった。第1戦は2位で、自分では満足していたけれど、藤岡(祐三)さんに「今回は絶対勝てるはずだ」と言われていたので、優勝できてよかった。
2位/徳留真紀
僕の指示ミスで、タイヤウォーマーをかけ忘れていて、気がついたのがサイティングラップの5分前だった。路面も昨日より温度が上がらなかったのもあって、最初からいけないので、様子見になると思っていた。岩田くんが(富沢)祥也の前に出たらまずいと思ったけれど、2人ともペースが上がらないようだった。ケガのこともあって体力を温存するためにも、しばらく後ろで様子を見ていたが、タイヤもいい感じだったので、誰かが着いてきたらその時に考えようと思って前に出た。岩田くんが1コーナーで抜いてくるとは思わなかった。負けたのは悔しいけれど、気持ちのいいレースができたし、苦手な筑波で2位になれたのは、チームが頑張ってくれたおかげです。
3位/菊池寛幸
トップ争いのペースが速かったので、自分のペースでレースをしていた。じょうやん(仲城)が前に来るだろうと思っていたら、案の定抜いてきたので、どこが速くてどこが遅いのか後ろで見ようと思った。でも、どこも遅いところがなかったので、1回だけの勝負だと思った。ラストラップになって、バックストレートでかわすのは無理だったので、第2ヘアピンしかないと思い、1回だけ勝負して、うまく前にいくことができた。ケガをしていることもあってペースを上げられなかったけれど、シーズンを通してケガをしない戦い方が大事ということが同じチームの若いライダーたちに伝わればいいかな。。
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