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MFJスノーモビル

スノーモビルとは?

「スノーモビル」とは、雪のスノーと自動車のオートモビルを合わせて作られた造語。エンジンを動力とし、無限軌道のトラックベルト(キャタピラ)の駆動により推進力を得て、スキーによって操舵する、雪上を走行することを目的としたマシンのことを指します。

また同時にスノーモビルによって競われるモータースポーツの競技名称を総称してこれも同じくスノーモビルと呼んでいます。

スノーモビルの原型は、今から60年以上前の1932年にアメリカで発明されました。それはイギリスでスポーツの道具として伝統的に使われている“トボカン”という木製のソリに、エンジンを搭載したものでした。その4年後に、カナダのアーモンド・ボンバルディにより作られたものは、ゴム製のトラック、前方に2本のスキーを搭載した現在のスノーモビルとほぼ同じスタイルになりました。

スノーモビルは積雪地の生活を豊かにする目的で作られましたが、性能が上がるにつれ、スポーツに用いられるようになってきました。日本での本格的なレースは1970年の「第1回報知スノースクランブル大会」からで、この大会の成功を機に翌年の1971年に第1回全日本選手権、新潟石打スノースクランブル大会が開催されました。

全日本選手権

スノーモビル競技にはさまざまな競技があります。直線で加速力を競う氷上ドラッグレース。オーバルコースを豪快なカウンターを当て疾走するオーバルレース。急坂を登坂するヒルクライムレース。耐久レースのエンデューロなどです。

その中で一番メジャーな競技は、現在全日本スノーモビル選手権シリーズとして開催されているスノークロスです。スノークロスはその名前の由来でもある通り、バイクでいうモトクロスの“雪上版”です。

全日本スノーモビル選手権はすべてのモービルライダーが参加できるように、幅広いクラスが設定されています。

・国内最高峰のSX−PRO昇格を目指すライダーが争うSX-Pro/A1/B1の3クラス。
・永くレースを楽しむ生涯スポーツクラスとして、あらゆる車両で出場できるSX-A2クラス
・入門者の腕を磨くため昇格制度が適用されず、ダブルエントリーや公認車両以外の車両での出場ができるMFJOpenCup。
・9〜15歳の少年少女が出場するジュニアクラス
・老若男女を問わず超入門者から一度は引退したベテラン等様々な方が参加でき、スノーモビルレースをとにかく楽しむため、4ストローク単機筒エンジンを使用し性能やコストを抑え安心して雪上で競争するレース、スノークロス200。

スノークロスの全日本選手権の昇格3クラスで使用されるスノーモビルは、2st600cc,4st1050ccと、MotoGP(ロードレース世界選手権最高峰クラス)のマシンを上回る排気量のエンジンが搭載されたモンスターマシンです。

始めてみよう、スノーモビル

レースはバイクでいうモトクロスとほぼ同様に行われます。横一線に並んだスノーモビルが、フラッグの合図でいっせいにスタートを切る雪煙を巻き上げてのスタート、そして第1コーナーへのホールショット争いは、数あるモータースポーツの中でも1,2を競うほどの大迫力です。

レース終盤になると、ハイパワーマシンのキャタピラによってコース上の雪が蹴散らされ、アチコチにギャップが生まれてきます。このギャップをいかにうまく攻略するかが、勝負の分け目であり、スノーモビルの醍醐味でもあります。

SX-Proクラスのスタート
SX-Proクラスのスタート

スノーモビル競技への参入ハードルも非常に下がってきました。
全日本選手権に2019年シーズンから登場したスノークロス200では、その名の通り4ストローク単機筒200ccの扱いやすいマシンで争われるレースです。いきなり大排気量の巨大なモンスターマシンではなかなかうまくマシンを操ることができません。さらにコストも高いです。その点200ccのマシンはコストも低く、初心者でも思い切って扱えるサイズということで、非常に人気が高まっています。ぜひあなたもスノーモビルに触れてみませんか?

200ccのマシン
200ccのマシン

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