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MFJライセンスの種類と取得方法


モトクロス

モトクロスとは?

 モトクロスとは、モーターサイクルによるクロスカントリー、つまり未舗装の周回コースにてスピードを争う二輪レースです。モトクロスのコースは通常、丘陵などの不整地に設けられているので、起伏に富んだ自然の地形を生かした勾配や、ジャンプ台などの人工的セクションが勝負どころ、見どころとなります。

モトクロスの発祥

 モトクロスの発祥地はヨーロッパ。今から50年以上前に始まった、野山を駆け巡るモーターサイクルのレースは、やがて世界各地へと普及し、アメリカ、南米、オセアニア、そして我が国でも盛んになりました。

1950年代に黎明期を迎えた日本では当初、より緩やかな地形を走るスクランブルレースとして行われていましたが、1961年にMFJが設立されると、1964年には第1回モトクロス日本グランプリが開催され、1967年よりシリーズ戦として全日本選手権が組まれるようになりました。

モトクロス用の車両

 レースに用いられる車両はモトクロッサーと呼ばれる種類で、ナンバーを取得して公道を走ることができない競技専用車両です。不整地でスピードを競うため、サスペンションのストロークを長く取り、灯火類などを省いて徹底的に軽量化が追求されています。

モトクロス入門者へは?

 選手が用いる250cc、125ccといったモトクロッサーは、大人が跨がっても足が地面に届かないほど大柄ですが、入門用やレクリエーション用に、80cc、60cc、50ccという小排気量車も市販されています。

これらミニモトクロッサーによるレースには、年令や技能に応じたクラスが設定されており、各地で行われているキッズの大会では、両親と一緒にレースを楽しむ小中学生のモトクロスライダーが多く見受けられます。

また近年は、女性ライダーの参入も盛んになってきており、モトクロスが老若男女を問わないとして定着しつつあります。各地のローカルレースのみならず、全日本選手権にもレディスクラスが併催されるようになり、競技人口の裾野は徐々に広がっているようです。

モトクロス競技方法

 競技方法は、横一線のグリッドからスタートし、制限時間内に最も多く周回を重ね、最初にチェッカーを受けた者が勝者という、単純明快なモータースポーツです。競技時間はライセンス区分によって異なり、全日本選手権モトクロスにおけるトップレベル、国際A級の場合30分+1周で行われます。

全日本選手権では30分+1周の決勝レースが1大会に2回行われるのが通例です。それぞれヒート1、ヒート2と呼ばれ、両ヒートの獲得ポイントの合計で、総合順位が決まります。また、各大会のポイント合計によって、年間シリーズチャンピオンを争います。