今年で7年目を迎えるアジア国別対抗ロードレース「FIMアジアカップ・オブ・ロードレース」。2013年度シーズンもSUGOで第1戦が開催される。FIMアジアの加盟国を代表するライダーが参戦し、今大会には9人の日本人代表ライダーが名を連ねている。全車がYAMAHA YZF-R15+ダンロップタイヤのワンメイクレースだ。
決勝は土日の2レース制で、土曜日の決勝レース1は、上位7台による混戦で櫻井芽依(写真)が逆転優勝。日曜日のレース2も激しく順位の入れ替わる混戦となるだろう。
土曜日の決勝レース1は、ポールポジションの小椋藍がホールショットを奪うが、オープニングラップから混戦模様のレース展開で、佐野勝人がトップでコントロールラインに戻って来た。その後も10周のレース中トップ争いは常に混戦の中で行なわれ、終盤には伊達悠太を先頭に小椋、櫻井芽依、渡部裕貴、佐野優人、三好菜摘の日本勢とタイのアヌバ・サーモーンの7台がスリーワイド、フォーワイドの塊でコーナー毎に激しい競り合いを展開。最終ラップには小椋が先頭に立つが、SUGO名物の10%上り勾配からコントロールラインを横一線で駆け抜ける各車。果たして優勝したのは…? その栄冠は櫻井の頭上に輝くことになった。
日曜日のレース2も土曜日と同じく、シケインなしの10周で争われたが、ここでも集団でのバトルが展開。最終的に8台のトップ争いが最後まで続き、ここでも逆転でトップチェッカーを受けた佐野勝人が優勝した。レース終了後には参加者全員による集合写真撮影なども行なわれ、健闘を讃えるとともに交流を深めた。次回対抗戦は第2戦が台湾(10月5日〜6日)で行なわれる予定。その後は第3戦インドネシア(11月3日)、第4戦タイ(11月17日)が開催される。 |