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AUTO POLIS SUPERBIKE RACE


GP125クラス

文部科学大臣杯 2005年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 筑波大会
主催:筑波サーキット(2.070Km)
天候:曇り コース状況:ドライ
決勝レポート
DATE:2005-05-15
■開催日/予選:5月14日(土)、決勝:5月15日(日)  ■天候/予選:曇り 決勝:曇り
■開催場所/茨城県・筑波サーキット(2.070Km) ■観客数/17,500人

菊池が小室とのバトルを制し、約2年ぶりに優勝を飾る!

  サイティングラップで雨が落ちており、タイヤチョイスに左右されたGP125クラス。ポールポジションを獲得した1994年、1998年の世界チャンピオン坂田和人の走りに注目が集まったが、スタート直後の1コーナーでいきなり転倒してしまう。この坂田の転倒で6台のマシンが転倒、コースアウトする多重クラッシュとなってしまう。

 ホールショットは予選2番手グリッドからスタートした小室旭が奪い、オープニングラップはトップで戻ってくる。これに仲城英幸、菊池寛幸、柚木伸介、竹内吉弘、山本武宏、岩田裕臣と続いていく。

 カットスリックをチョイスした仲城はペースが上がらず、菊池、柚木にかわされ順位を落としていく。トップ争いは小室、菊池、柚木が形成。9周目の第1ヘアピンで菊池が小室をかわしてトップに立つ。柚木も一時は2位に上がるが、レース終盤に後退。トップ争いは菊池と小室の一騎打ちとなっていく。4位争いは、山本に竹内が追いつくと27周目に竹内が前に出て行く。その後方では、岩田を先頭にした4台の集団が仲城を飲み込み、次々にパスしていく。トップ争いは、菊池がその座を守りきり2003年第7戦SUGO以来の優勝を飾った。小室は悔しい2位。柚木が3位でゴールしている。

 4位には竹内が入り、山本が5位。6位に岩田が入り、7位には13歳で今回が全日本デビューの中上貴晶が入っている。仲城は10位でゴールするのが精一杯。再スタートした坂田は、一旦ピットへ戻った後にコースに復帰、何とファステストラップを刻む走りを見せた。

[佐藤 寿宏]
ライダーコメント

●優勝 菊池寛幸
 MINEからいくつかマシントラブルが発生していた。今回は、去年のメカニックが戻ってきてくれたので、いい方向に進めることできた。それでもトップ争いは、最後までついていければというコンディションだった。レース序盤は小室くんのペースが速かったけど、焦らずに結果だけ残そうと思った。最後はインを閉めさせてもらった。小室くんも第2ヘアピンの立ち上がりでミスをしてくれたし、今回は自分でもラッキーだと思う。去年、一昨年と一緒にやっていたメカニックが戻ってきてくれたのが、一番うれしい。状態はかけひきができる状態ではなかったし、小室くんの方が有利だった思う。

●2位 小室旭
 最終コーナー立ち上がって1コーナーの進入しか勝負所を作れなかった。序盤は、タイヤのグリップが思ったよりよくなくてリアの接地感がなかった。ペースと菊池さん、柚木くんの位置も確認しながら走っていた。後半になって、菊池さんがインにつけないポイントがあったから辛いかと思っていた。ボクとしては我慢して、前に出た。自分的にもタイヤ的にも余力があったので自分のペースでラップを刻めば勝てると思っていた。実際、菊池さんよりストレートが走ってなく、前に出た周に第2ヘアピンでミスしてしまい前にいかれてしまった。今回のレースは勝つ気持ちが強かった。最後まであきらめないで走ったけどダメでしたね。

●3位 柚木伸介
 ボクはギブアップでした。すべてにおいて敗北宣言。筑波は不得意なサーキットなので、菊池さんと小室くんに、ついていくのが精一杯でした。レース終盤は、ペースが上がったときについていけなかった。ノービスみたいなコメントになってしまいました。すみません。それでも表彰台に上がれたので、結果を残せてよかったと思う。


  125クラスがスタート
     
  菊池寛幸、小室旭、柚木伸介のバトル
     
  久々の優勝を飾った菊池
     
  13歳の中上貴晶が7位でフィニッシュした
     
  表彰台
     
Photo by H.Wakita(c)
 
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