50th Anniversary of MFJ
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50周年に寄せて高野会長

MFJ創立50周年にあたって

 MFJは、「この法人は、我が国における国内のモーターサイクルスポーツ界を統括し、代表する団体として、モーターサイクルスポーツの普及振興を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与する」という基本理念の下、昭和36年に創立し、永年にわたり様々な活動を行ってまいりました。
 本年は、創立50周年の節目の年を迎えることになります。これもひとえに選手、チーム関係者の皆様をはじめ、レース会場に足を運んで頂いております多数のファンの皆様、そしてこのスポーツの普及と発展を支えて頂いております関連企業、関連団体、関係者皆様のご支援、ご尽力の賜物と、深く感謝を申し上げます。
  この50年間を振り返りますと、我々を取り巻く環境は目まぐるしく変化を続けて来ました。1980年半ばまでは、国内の二輪車市場は急速に拡大し、それに伴い多くの方がモーターサイクルスポーツに関心を示し、愛好者の増加には目を見はるものがありました。 

  その後1990年代に入ると社会は急激に変化しました。バブル崩壊以降の景気の悪化、価値観の多様化に伴う若者のバイク離れ等も影響し、二輪車市場は大きく後退し、モーターサイクルスポーツの環境も大きく変わりました。そうした中にあって、選手達のたゆまぬ努力により、技量も向上し、多くの世界チャンピオンも誕生しました。その功績は文部科学省からスポーツ功労者として、他のメジャースポーツ選手同様に顕彰されるまでに至りました。しかしながら、その一方で近年は競技会の参加者や観客数も徐々に減少をはじめ、歯止めがかからない厳しい状況に陥りました。追い討ちをかけるかのように、リーマンショックが世界を襲い、社会全体が閉塞感で覆われています。

 こうした時代だからこそ、スポーツのもっている人の心を豊にするという役割を発揮していかなければならないと強く考えます。MFJの50年の歩みの中で、これまで先輩たちが築き上げた素晴らしい活躍や功績に対し感謝、継承するとともに、原点に立ち戻り、急速に変化するこれからの時代に相応しい活動を、皆様と目標を共有しながら、着実に一歩一歩進めて行く所存です。

 厳しい環境は続きますが、創立50周年の節目にMFJの基本理念の実現を目指し、新たな気持ちで努力して参りますので、どうか皆様の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。

会長 高野 明

歴代会長紹介 石塚初代会長

初代会長 石塚秀男

 創立時より副会長として采配を振るい(創立から長く会長職は空席とされていた)昭和45年会長代行となり、昭和52年に会長に就任。黎明期の60年代から80年代の興隆期を経て90年代までモーターサイクルスポーツの普及振興に大きな足跡を残した。
・1961年(昭和36年)MFJの設立、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)への加盟を実現。
・1963年(昭和38年)第1回世界選手権日本グランプリ大会を鈴鹿サーキットにて開催。
・1981年(昭和56年)FIM東京総会を新宿京王プラザホテルにて開催。
・1990年(平成2年)文部科学省所管の財団法人化を実現。
・1992年(平成4年)国際モーターサイクリズム連盟(FIM)より功労者としてゴールドメダルが授与される。(アジア初)

鈴木前会長

第二代会長 鈴木正利

 1998年会長に就任、競技の大衆化、年少者の育成、女性の参画、アジアとの連携を提唱し、多くの施策に着手しモーターサイクルスポーツの幅広い普及に努めた。
・2000年(平成12年) FIMトライアル世界選手権日本グランプリ大会の実現を主導
・2000年(平成12年) 全日本レディースモトクロス選手権を設立、その後海外の女性選手の招聘を行いFIMの女性種目発足のきっかけとなった。
・2002年(平成14年) 全日本ロードレース選手権に「文部科学大臣杯」、世界選手権チャンピオン獲得者へ「文科省スポーツ功労者顕彰」授与を実現
・2005年(平成17年) FIMモトクロス世界選手権日本グランプリ大会をスポーツランドSUGOにて開催。
・2006年(平成18年) MFJロードレースアカデミーを開校。翌年MFJトライアルアカデミーを開校。
・2006年(平成18年) エンジョイ会員制度を開始し参加層を拡げる。
・2007年(平成19年) アジア国別対抗ロードレースを提唱、日本大会を開催。