ヒート1
マディーなコースで好調な走りを見せる星野に、調子を上げている池谷、三原がどういどむかが注目されてたのだが......
雨も上がり、IBオープンの後のレースとなったヒート1だが、まだまだ走りにくい状態でレースが始まる。三原拓也(#37)、星野優位(#166)、池谷優太(#87)らが好スタートを決めるが、三原(#37)は1コーナーで転倒を犯してしまう。オープニングラップ、調子を上げている池谷(#87)がトップを走るが、ウォッシュボードでバランスを崩した池谷を、2番手の星野がパスし代わりにトップに立つ。このコースをホームコースに持つ星野優位(#166)は、他の選手がライン取りに苦労している中、一人快調な走りを見せ、トップのまま周回を重ねていく。一方、2番手を走っていた池谷(#87)は、しばらく単独走行を続けていくが4周目、後方を走っていた斉木達也(#82)と井上眞一(#38)、佐藤蒿(#57)に追いつかれ、4人の激しい2番手争いが繰り広げられる。6周目、この中から2番手にポジションを上げたのは、マディーを得意とする井上眞一(#38)。3番手には佐藤蒿(#57)が上がりレースはこの順位のまま単独走行が続いていく。結局この順位のままチェッカーが振られ、優勝を飾ったのは星野優位(#166)。2番手には井上眞一(#38)、3番手には斉藤蒿(#57)が入った。
ヒート2
コースも乾き走りやすくなったヒート2、ホームコースを得意とする星野と、調子の良い小方、チャンピオンの三原との戦いに注目があつまった。
飯田義明(#05)がホールショットを決め、小方誠(#86)、池谷優太(#87)、三原拓也(#37)、渡辺学(#88)、田中雅巳(#113)の順でレースが始まる。オープニングラップ、すぐに小方(#86)がトップに立ちレースをリードし、三原(#37)、渡辺(#88)、田中(#113)らが小方を追う。トップに立った小方(#86)は、そのままペースを上げ後続を引き離していく。逃げる小方を必死に追う三原(#37)だが、小方のペースは衰えない。一方その後方では、3番手を走っていた渡辺(#88)に後方から追い上げてきた星野裕(#123)が追いつき、激しい3番手争いを繰り広げる。渡辺と星野、二人の激しいバトルはしばらく続くが、その二人に今度は後方から追い上げてきた中村友則(#411)絡んでくる。7周目、バトルに疲れた渡辺と星野は、後方から追い上げてきた中村に交わされ、中村は一気に3番手にポジションを上げる。レース終盤、トップは小方が走るが、小方を追っていた三原も疲れが見え単独走行。結局この順位のままチェッカーとなり、優勝は第9戦に続き小方誠(#86)が飾り2番手には三原拓也(#37)、3番手には激しい追い上げを見せた中村友則(#411)が入った。