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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 SUPERBIKE RACE in SUGO
主催:スポーツランドSUGO(3.7375Km)
決勝レポート
DATE:2006-8/27
■開催日/予選:8月26日(土)、決勝:5月27日(日)  ■天候/予選:曇・ドライ 決勝:曇・ドライ
■開催場所/宮城県・スポーツランドSUGO(3.7375Km) ■観客数/予選・決勝:10,500人

辻村猛が独走で今シーズン初優勝を飾る!

 辻村猛が圧倒的な速さを見せた。2番手グリッドから好スタートを見せホールショットを奪った辻村は、オープニングラップから2番手以下を引き離していく。2周目には早くも1分28秒台に入れ、約2秒のリードを築く。2位争いは、渡辺篤、伊藤真一、秋吉耕佑、中須賀克行、山口辰也の5台が繰り広げ、ここからポールポジションスタートの秋吉が、ポジションを上げていく。3周目に2番手に上がった秋吉は、5周目にファステストラップをマーク。辻村との差を縮めていくかと思われた。しかし、SUGOが地元の伊藤が5周目の1コーナーで渡辺をかわすと3番手に浮上し、秋吉との差を詰めていく。2位争いの集団で健闘していた中須賀だったが、8周目のシケインで転倒。さらに2位争いに加わってきていた柳川明が10周目のSPインコーナーで転倒。共に悔しいリタイアとなった。

 トップを走る辻村はコンスタントに1分28秒台をマーク。レース中盤になると、バックマーカーが現れ、辻村と秋吉の差は一気に縮まるが、すぐにペースを戻した辻村は、秋吉の接近を許さない。逆に、秋吉の背後には伊藤が迫ってくる。そして、21周目の1コーナーで伊藤が秋吉をパスし2番手に上がる。その後方では、渡辺と山口が4位争いを繰り広げ、ペースを上げた渡辺が、2位争いに接近。ラストラップには、完全に追いつき2位争いは4台の集団となる。

 最後の最後に激しさを増す2位争いを尻目に、終止レースをリードした辻村が独走でチェッカーを受け、今シーズン初優勝を飾った。2位争いは、伊藤が制し、最終ラップのチェッカー寸前に秋吉をかわした渡辺が3位に入った。秋吉は4位、山口が5位でゴールした。終止単独走行となった亀谷長純が6位、予選で転倒した手島雄介と出口修の7位争いは、手島が制してチェッカー。以下、徳留和樹、今野由寛、野寄真二、川瀬裕昌、森井威綱、柚木伸介、本田晃司と続き、ポイントを獲得した。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/辻村猛
ST600のレースで転倒してしまったので“転倒してもいいから勝とう!”と思って走った。ここ数年は、8耐でテストが進み、伊藤さんに乗り方を教わったりして後半戦は調子を上げられている。これも伊藤さんのおかげですね。とにかく25周がすごく短く感じた。残り1周あるかと思ったらチェッカーが振られたのでビックリしてしまった。最初から20周目ぐらいまでは、ほとんど息をしていないほど集中して走れた。ラスト5周は落ち着いて走れた。サスペンションもブレーキも、まだまだ課題がある。来年につながるように、もっとテストしていきたい。

2位/伊藤真一
よく分からないウチにレースが終わってしまった。とにかく全力で追い上げていったら2、3回転倒しそうになってしまった。厳しいレースでしたね。テストから1分30秒が切れず、レースウィークに入って28秒台まで出たけれど、気分的に今回は調子が悪かった。ただ、ペースを見れば決して遅くないし、辻村くんが速かったということです。今日は完敗です。

3位/渡辺篤
ペースが落ちたというよりST600との乗り換えに戸惑ってしまった。後半はペースが落ち着いてきたので伊藤、秋吉さんに追いついていけた。2位にはなれると思ったけれど追いつくのが遅かった。最後に秋吉さんをチェッカー寸前で抜けたので3位に入れた。最終ラップに馬の背コーナーで秋吉さんを抜こうとしたときに接触してしまい悪いことをしてしまった。


  レーススタート
     
  レース開始早々から飛び出した#5辻村猛
   
  ヨシムラ同士の争い
   
  レース終盤、伊藤真一が2番手に浮上し、トップの辻村を追う
     
  辻村は最後までペースを緩めずに勝利を獲得した
     
  辻村猛
   
   
Photo:H.Wakita
 
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