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AUTO POLIS SUPERBIKE RACE


SB

文部科学大臣杯 2004年 MFJ R2-1 全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 TIスーパーバイクレース
主催:TIサーキット(3,703m)
予選レポート
DATE:2004-10-16

タイトルを狙う仲城、小山、葛原。火花散る最終決戦!

 チャンピオン争いは最終戦まで持ち込まれた。タイトルの可能性を残しているのは仲城英幸、小山知良、葛原稔永の3人で、ポイントリーダーの仲城は、ここで表彰台に立てばライバルの順位に係わらず5回目の全日本タイトルが決まる。「当然タイトルを獲りにいきます。まずは勝ちを狙います」と仲城は自信たっぷりだ。

 7ポイント差で仲城を追う小山は、優勝かつ仲城が4位以下というのがタイトル獲得の条件だ。小山は「ここではチャンピオンというより、勝ちを狙っていきます。チャンピオンは、それからどうなるかですから」と冷静だが、2回目のタイトル獲得に全力を尽くす構えだ。

 この2人を追う葛原の場合、仲城とは18ポイントの差があり、自分が優勝することがタイトル獲得の最低条件だ。あとはライバル次第だが、少なくとも勝つことで年間最多勝利を得ることができる。葛原は先週のマレーシアGPにスポット参戦してポイントを獲得し、その勢いを持ち込みたいところだったが、逆に灼熱のマレーシアから秋の日本へ帰ってきた際に体調を崩し、高熱を抱えることになった。「カゼを引いてしまったのでリズム良く走れてないのですが、最後まで諦めずに頑張ります」

 予選は2回目の終盤にタイムアタックに入った小山が1分36秒722を叩き出してポールポジションを獲得した。小山はその直後の最終コーナー進入でスリップダウンを喫したが、幸いケガなく難を逃れている。

 2番手はTIを得意とする菊池寛幸で、仲城は3番グリッドから決勝に臨む。葛原は10番手だが、上位の予選タイムは均衡しており決勝は集団による大接戦が繰り広げられるだろう。その中で仲城と小山のタイトル経験者がどのようなレース運びを見せるのか。それとも葛原が漁夫の利を得るのか。最終決戦ですべてが決まる。

[川岸 健二]

  ポールポジション/小山知良
     
  予選2番手/菊池寛幸
     
  予選3番手/仲城英幸
     
  予選4番手/花房一樹
     
  予選5番手/竹内吉弘
     
     
Photo by H.Wakita & Y.Harada    
 
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