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INFORMATION 全日本スノーモビル選手権最終戦(第5戦) 青森大会開催レポート

2020全日本スノーモビル選手権シリーズ最終戦(第5戦) 青森大会開催レポート

開催日:2020年3月8日(日)
会場:青森県・岩木青少年スポーツセンター
開催クラス:SX-PRO / SX-A1 / SX-B1 / ジュニア / SX-200 / MFJ OPENCUP


両ヒート優勝、村上雅紀選手が最高峰では初となるチャンピオンを獲得!!

昨年から弘前市の岩木青少年スポーツセンターに舞台を移した青森大会は、第4戦および第5戦の会場。雪化粧をほどこした県のランドマーク・岩木山のふもとに造られた今年の特設コースは1周1.5kmとなり、最高峰のプロクラスとA級クラスはジャンプ台が設けられ、迫力あるライディングでレースを盛り上げた。

最終戦のSX-PROクラスは13台がエントリー。第4戦が終了した時点で、シリーズチャンピオン争いは♯2/村上雅紀選手が146ポイント、5連覇を目指す♯1/佐々木雅規選手が130ポイントと16ポイント差。しかし佐々木選手は第3戦で負ったケガにより本調子ではなく5連覇に黄色信号がともる。
朝から青空が広がったなか行われたヒート1。真っ先に第一コーナーに飛び込んだのはルーキーの一人である♯01/郷 竜太選手だが、オープニングラップをトップで帰ってきたのは♯5/渡部滉大選手。そのあとを村上選手、郷(竜)選手、♯02/戸澤将真選手、♯3/林 竜一選手、♯1/佐々木雅規選手、♯11/稲葉 翔選手たちが追う。だが、6ラップ目に入ったところで村上選手が渡辺選手をパス。そのまま村上選手はスピードを上げていき、2位に約8秒の差を付けて独走状態へ。1周を1分27~29秒台と、前日の第4戦から10秒近く速いペースでラップする村上選手は、そのスピードを落とすことなくトップでチェッカー。チャンピオン争いをしていた佐々木選手は6位となり、この結果により村上選手がヒート1で2020年のシリーズチャンピオン獲得を決めた。2位には戸澤選手、3位には最終ラップにて前を行く渡辺選手を勢いよく抜いた稲葉選手が入り、地元で表彰台を獲得した。

2020シーズン、最後のレースとなるヒート2。ホールショットはヒート1同様、郷(竜)選手が奪うが、オープニングラップをトップで戻ってきたのはベテランライダーの一人、林選手。林選手は実力派らしい安定した走りでレースをリードする。背後には渡部選手、村上選手、戸澤選手、稲葉選手といった、ヒート1でも表彰台争いを展開したメンバーが迫る。流れが変わったのは中盤。村上選手が渡部選手を交わし、さらに林選手に追いつくと一気に仕掛けてトップに浮上する。村上選手は後ろを一度確認してから、さらにスピードを上げヒート1と同じく一人旅。林選手は村上選手を追うが、バックマーカーの処理に手こずり、差を縮めることはできず。その林選手の後ろには戸澤選手が迫り、虎視眈々とその背中を狙うが、ベテラン林選手とあってなかなかその隙はなく、かつ戸澤選手はヒート1で左手を負傷したこともあり、最終ラップまで順位は変わらず。村上選手はトップでチェッカーを受けると、左手を大きく掲げ完全優勝、シリーズチャンピオン獲得を喜んだ。ヒート2の2位は林選手、3位は戸澤選手。総合優勝は村上選手、総合2位は戸澤選手、総合3位は林選手。5連覇をねらっていた佐々木選手は大事をとってヒート2を欠場、ランキング2位となっている。

SX-A1クラスの総合優勝は♯3/鈴木侑斗選手、SX-B1クラスの総合優勝は♯35/伊藤裕之選手、ジュニアクラスは♯1/平澤太雅選手、SX-200クラスは14/中村孝太選手、MFJ OPENCUPクラスは♯31/鈴木孝明選手が優勝した。

■シリーズチャンオピオン・村上雅紀選手コメント
「今年はシーズンを通して雪が少なく、その分ライバルたちとのスピード差もあまりなかったのでなかなか簡単なレースではなかったですが、そのなかでスタートではスっとよく出られることが多く、またマシンのセッティングを突き詰めることができたおかげで優勝争いをすることができました。最終戦は第4戦よりコースが荒れていなくては走りやすく、それがうまくマシンのセッティングなどと噛み合って両ヒートで優勝できたと思います。最高峰クラスでのシリーズチャンピオン獲得は初なので嬉しいです。応援してくれたみなさん、ありがとうございました」

▽大会リザルト・ポイントランキングはこちら
 http://www.mfj.or.jp/user/contents/Watching-a-game_info2020/snowmobile/index.html