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R2Top

2020MFJ全日本スーパーモト選手権シリーズ第2戦 in HSR九州 ドリームコース

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一旦は中止となった九州大会。
コロナ渦の影響により、当初の予定から4か月遅れて8月上旬にスポーツランド菅生で開幕戦を迎えた全日本スーパーモト選手権。通常の約半分の期間、8月から10月に4つのサーキットで開催される。
当初はS1PROとS2のみ各2戦で、S1OPENは各1戦の予定だったが、開催数の減少もあり、開幕戦菅生と第2戦HSR九州では全クラス2戦づつでの開催となった。
第2戦の舞台は熊本県大津町にあるHSR九州ドリームコース。例年は本格的ロードコースを使用しインフィールドを大胆に重機にて改修した屈指の高速ターマックコースが使用されてきたが、当初開催予定の5月のスケジュールはキャンセルされ、再調整した日程では本コーススケジュールの空きが確保できなかった。それでもなんとか開催を実現するために普段エリア戦で使用されているドリームコース(※4年前の熊本地震の際もこちらで開催された)が用意され、開催にこぎつけた。
大会当日は朝から非常に強い日差しが照り付け路面は超ドライコンディション。特設で追加されたダートセクションは通常のモトクロスコースの土とは違い、水を撒いても締まらない火山灰質の土。乾けばフカフカ、濡れればツルツルとなるダートセクションがドリームコース攻略のカギとなる。



S1Pro

12台の出走となった国内最高峰S1プロクラス。午前中に開催される決勝レース1。
予選タイムアタックでただ1人58秒台をたたき出してポールポジションを獲得したのは、昨年のチャンピオン(#1)日浦大治朗。開幕戦菅生レース1では転倒し1ポイントしか取れず、レース2は2位まで追い上げたものの(#2)森田とのポイント差は大きく開いてしまった。しかし「前日の練習走行から調子自体は悪くない、後半戦に向け開幕戦で開いてしまったポイント差を少しでも詰めたい」と意気込み決勝へ臨んだ。
かたや開幕戦の菅生の2レースで優勝したものの膝の古傷を悪化させていた(#2)森田一輝が2ndグリッド。3rdグリッドには地元熊本の星、Dune☆moto(#12)川上が並びフロントローを獲得。
4番手には徐々に調子が戻ってきた(#3)新井誠。5番手にはターマックが得意な(#9)森田直樹が続く。
グリッドで選手紹介が行われる頃、コース上にはポツポツと雨粒が落ちはじめ、心理的に微妙なコンディションでの決勝スタートとなった。
決勝、スタート前のウォーミングアップラップにあえて最後尾を走行し、ダート区間で付いた泥を入念に最終コーナーで払い落として万全の状態でスタートから飛び出した(#1)日浦が、絶妙のクラッチミートで一旦は前に出た(#2)森田のインを抑えトップで1コーナーをターンすると、そこから猛プッシュ。ぱらつく雨に各ライダーが慎重になる中、序盤で2位以下に大きな差をつける。
トップにたった(#1)日浦は終始安定したペースで2位に6秒の差をつけ余裕でトップチェッカー。「暑さで集中力が続かなかった。序盤少し離されてから、なにもできないまま終わってしまって打つ手が無かった。気持ちを入れ替えヒート2は頑張ります。」と表情から笑顔が消えた(#2)森田は2位。3位に「(開幕戦)菅生はマシンも人間も準備不足だった。今回は何とかマシンは仕上がってきた。あとは人間だけです。」と語る(#3)新井が3位。4位に(#9)森田(直)5位(#19)長谷川、6位に(#12)川上が入賞した。

午後に行われた決勝レース2。
今度はスタートでインを抑えた(#2)森田。更にアウトから(#3)新井が(#1)日浦の前に出る。しかし今日の(#1)日浦は誰にも止められなかった。すぐさま(#3)新井をに抜き返すと、続くバックストレートのブレーキングで(#2)森田をパス。ロード出身ライダーらしいターマックでのレイトブレーキングで他を圧倒する。
レース1同様、トップにたった(#1)日浦は安定したペースで余裕でチェッカーを受けたように見えたが、実は「フロントブレーキがフェードしてしまっていてブレーキレバーがグリップに付く状態。後半はリアブレーキのみでなんとかペースを落とさずに走り切った。」と話す深刻なマシントラブルを抱えての勝利だった。 レース1と同じく(#2)森田が2位。3位も同じ(#3)新井。レース1では4位だった(#9)森田(直)が「2速が使えない」マシントラブルを抱え6位に後退、4位(#19)長谷川、5位に(#4)金子が入賞した。
これで開幕戦でついた22ポイント差を6ポイント縮めて16ポイント差としランキング2位に浮上したチャンピオン(#1)日浦大治朗。
次戦、名阪が今年のチャンピオン争いのターニングポイントとなることは間違いない。


レース2はマシントラブルを抱えるも開幕戦のリベンジを果たし圧勝!
連覇へ向けてリスタート
(#1)日浦 大治朗(レース1・2優勝)



「開幕戦で痛めた膝を悪化させないよう守りに入ってしまった。完敗です。」
(#2)森田 一輝(レース1・2 共に2位)



「不調だった開幕戦から70%くらいの状態までもってこれた。
次戦はもっと調子を上げていきたい。」
(#3)新井 誠(レース1・2 共に3位)




S1Open

14台が出走し行なわれたS1 OPENクラス。周回数は12周。午前中に開催される決勝レース1。
予選タイムアタックでポールポジションを獲得したのは地元九州の(#34)山下知晃。プロクラスでも1桁の順位に相当する1分0秒台。2位には9年ぶりの全日本エントリー(#49)佐野新世。その後ろには全日本常連組が名を連ねてゆく。
「(美浜ラウンドなど)遠征ではあまり上位に行けないのになんでだろう?」と首をかしげる(#34)山下だが、スタートも問題なく決めてホールショット。2番手に(#49)佐野、3番手に(#12)瀧川、4番手に(#9)広瀬と続く。
レースは終始(#34)山下がターマックで築いたリードを(#49)佐野がダートで詰めるシーソーゲームの展開。「いつもどおりレース中盤には腕上がりで苦しかったが、ダートを慎重に走ってトップを守りきれた。」と語る(#34)山下が嬉しい全日本初優勝。最後はウィリーでチェッカーを受ける余裕の走りでレース1を制した。
「久しぶり(9年ぶり)のレースは(優勝した)山下君との闘いというより自分との闘い」と笑顔で語る(#49)佐野が2位。激しい3位争いを制したのは(#12)瀧川。終盤広瀬をパスした(#23)納富が4位に、5位に(#9)広瀬、6位(#4)千葉が入賞した。

午後に行われた決勝レース2。
レース2も(#34)山下と(#49)佐野が序盤から抜け出しマッチレースを展開。途中(#5)松本和資が単独ハイサイドで転倒。起き上がることができずコース上に残ったため赤旗中断。残り7周回での仕切り直しとなった。 再スタートとなったレースも終始(#34)山下(#49)佐野の争い。レース1以上に(#34)山下との差を詰めた(#49)佐野だったがファイナルラップのダートジャンプの着地で(#34)山下と軽く接触。なんとか持ちこたえた(#34)山下がレース1に続き九州ラウンドを連勝で締めくくった。
2位になった(#49)佐野に悲壮感はなく笑顔で「ヤバい!」を連発。3位争いを制したのは(#9)広瀬、4位に(#23)納富、5位に四国勢(#22)松井、6位に地元九州(#50)松本(信)が入賞した。


全日本選手権初優勝からの2連勝
(#34)山下 知晃(レース1・2優勝)



9年ぶりの全日本は自分との闘い
(#49)佐野 新世(レース1・2 共に2位)




S2

7台が出走し行なわれたS2クラス。周回数は12周。午前中に開催される決勝レース1。
開幕戦菅生から敵なし状態の(#101)佐々木貴志が今回も予選タイムアタックでただ1人だけ1分1秒台をたたき出しポールポジションを獲得。2番手に2秒近く遅れて九州勢の(#15)古家諒雅、3番手に(#35)小鹿翼が並びフロントローを獲得。4番手(#4)西村泰樹までの3人が1分3秒台
決勝は(#101)佐々木がスタートも問題なく決めてホールショット。2列目スタートの(#4)西村が1コーナーで前2台をかわし2番手に浮上。中盤まで(#35)小鹿と(#15)古家が3位争いを繰り広げるがダートセクションで(#15)古家が痛恨の転倒。(#35)小鹿が単独3位となった。
レースは圧倒的な差で(#101)佐々木が開幕3連勝を飾った。 必死に追い上げた(#4)西村が2位。3位に全日本デビューレースの(#35)小鹿。4位に(#15)古家、5位(#21)原田、6位に(#28)佐藤が入賞した。

午後に行われた決勝レース2。
レース1と同様に飛び出した(#101)佐々木を追い詰める(#4)西村だったが、昼休みに散水され、レース1とはコンディションが変化したダート区間に足元をすくわれ転倒、順位を大きく下げてしまう。
これで楽になった(#101)佐々木はそつなく周回を重ね無傷の開幕4連勝。
地元勢(#15)古家が2位。「とにかく楽しい、うれしい」と笑顔の(#35)小鹿が全日本デビューレースを連続表彰台の3位獲得。
4位に転倒から追い上げた(#4)西村が入り、5位(#21)原田、6位(#28)佐藤が入賞した。



開幕戦から無傷の4連勝
(#101)佐々木 貴志(レース1・2優勝)



全日本に昇格したばかりのデビューレースで2レース連続表彰台を獲得
名阪、美浜へのエントリーはあるのか?
(#35)小鹿 翼(レース1・2 共に3位)



今回唯一 (#101)佐々木を追い詰める速さを見せた(#4)西村だが
レース2はダートに足をすくわれた。
(#4)西村 泰樹(レース1 2位  レース2 4位)



レース2は2位入賞
(#15)古家 諒雅(レース1 4位  レース2 2位)





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