Facebook Twitter
レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
委員会レポート
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

| INDEX | Rd1 SUGO | Rd2 OKAYAMA | Rd3 AUTOPOLIS | Rd4 MOTEGI | Rd5 MFJ-GP/SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in SUGO


全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 2020年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 
SUPERBIKERACE in SUGO
主催:スポーツランドSUGO(3,737.5m)
決勝レポート
開催日:2020-8/10

<イベント概要>
●開催概要:
8月10日(月祝) 決勝レース
天候:晴 コース:ドライ

8月9日(日)公式予選・決勝レース
天候:雨 コース:ウエット

●会場:宮城県 SUGOインターナショナルレーシングコース(1周3,737.5m)

 
村瀬健琉が強さを見せSUGOラウンドを制す!

 前日までの雨が嘘のような好天に恵まれた決勝日。ジリジリと真夏の太陽が照りつける中、この日、最初の決勝レースが開催された。

 20周による決勝レーススタート !ホールショットは小室旭が奪う。古里太陽、村瀬健琉の順に1コーナーに進入するが2コーナー立ち上がりで村瀬がかわして2番手に浮上、その先の4コーナーで小室のインを突いて一気にトップに浮上すると早くもその差を開き始める。2コーナーで5番グリッドの山田尚輝が転倒、リタイアとなってしまう。最終シケインで4番グリッドの千田俊輝番が転倒、SDG Mistresa Jr.Teamの2台が早々に戦線を離脱する。オープニングラップは村瀬が制し、小室、古里、成田彬人、藤田哲弥、山本恭裕、宇井陽一、彌榮郡、鈴木大空翔、高杉奈緒子と続いて行く。村瀬は1分36秒前半のタイムで周回、36秒台後半の後続ライダーとの差を4周目には3秒4にまで広げる。5周目、最終シケインで上江洲葵要が転倒、コース上にライダーが残ったため赤旗中断となる。4周終了時点の上位10台は、村瀬、古里、小室、成田、高杉、藤田、宇井、鈴木、山本、彌榮となっていた。

 午前11時再スタートのアナウンスがされ、全車グリッドについたところで公式予選順に整列していることが発覚、スタートディレイとなる。午前11時15分、再度ウォーミングアップ走行開始。4周終了時点の順位でグリッドに整列、12周の第2レースがスタートした。

 ホールショットは再び小室が奪い、古里、高杉、村瀬の順に1コーナーに進入するが、村瀬が2コーナーで高杉をかわして3番手に浮上。4コーナーでは、古里と村瀬が同時に小室をインからパス、トップが入れ替わると、その先のハイポイントコーナーで村瀬が古里をかわしてトップに浮上する。今度は古里が馬の背コーナーで村瀬をかわす、しかし村瀬はSPアウト立ち上がりでやや失速した古里を逃さずシケイン進入でインから刺すと再びトップに立つ。オープニングラップは村瀬が制し、古里、小室、高杉、成田、鈴木、山本、藤田、木内 尚汰、内海 孝太郎の上位10台。

 第2レースでも村瀬がすぐに後続を引き離しにかかる。ただ1人1分35秒台に入れて4周終了時点で2番手以下に2秒911の差をつけ、独走態勢を築き始める。その後方では、古里、小室、高杉、成田の4台による2番手争いが展開される。さらにその後方では鈴木と藤田による6番手争いが激しさを増す。2番手グループから成田が遅れ始め単独5番手走行となる。

 鈴木と藤田の6番手争いに岡崎静夏が加わると、さらに木内、宇井、山本、江澤伸哉も加わり7台がひしめくパックとなり、バックストレートでは4ワイドから馬の背に進入する激しいバトルを展開する。

 レースも残り3周となると単独トップを走行する村瀬は2番手以下に5秒955の差をつけてひとり旅を続ける。単独5番手走行だった成田が再び2番手グループに追いつくと、小室・古里、高杉・成田の2つにバラけてくる。4コーナーで古里が小室のインを突いて2番手に浮上するがホームストレートは小室が前で戻ってくる。7台による6番手争いの中で岡崎が先頭に立ち6番手に浮上する。

 迎えた最終ラップ。村瀬はひとり旅のトップ通過、オープニングラップでトップを奪ってから一度もその座を譲ることなく大差を付けてトップチェッカー! パーフェクトな勝利を飾った。古里は小室の背後からプッシュするがベテランの小室は巧みにブロックして前へ行かせない。そのまま2位小室、3位古里でチェッカーを受ける。高杉と成田の4番手争いは成田に軍配が上がる。6位争いは、3ワイドでホームストレートを駆け抜け、山本が6位、岡崎が7位、鈴木が8位で決着した。

 
表彰台
 
優勝/#3 村瀬 健琉 Team TKR
『ポールポジション獲得に続き優勝できてうれしく思います。決勝レースはいいペースでリズムを作りながら周回できました。チームが走ることに集中できる環境を作ってくれたので事前テストからいいタイムを刻むことができたのが勝てた要因だと思います。二度のスタートディレイでクラッチに若干問題が出たのですがレース中にトラブルが出なかったことは幸運でした。マシンとメカニックを信頼していました。次戦岡山でも気を引き締めてこのいいリズムを崩さないようにしっかりと戦って行きたいと思います』
 
2位/#32 小室 旭 Sunny moto planning AKR
『村瀬選手が出した1分35秒台は自分も目指していましたが事前テストから天気に恵まれずいい条件でテストができませんでした。今年、自分のチームを立ち上げて多くの人のサポートがあって、この場にいられることをまずは感謝したいです。そしてコロナ禍の中でレースを開催してくれたSUGOさんにも感謝しています。まだ煮詰まっていないKTMのマシン、そしてこの気温と路面温度の中で何処まで走れるのか、全て未知の中でのスタートで不安はありました。トップグループにいましたが、先ずはゴールすることがチームやスポンサーの皆さんにお返しすることだと思い、途中から2位狙いに変更しました。無事に2位でゴールできてホッとしています。今回はこのくらいで勘弁してやりますが(笑)、本当に今日の健琉は速かったですね。完敗です。チームにもいいアドバイスをしてくれる人がたくさん居て、その中から自分で選択した方法で走った結果が優勝につながったと思います。元自分の教え子ですのでうれしく思いますし、健琉と自分の間に人を入れたくなかったので必死に2位をキープしました』
 
3位/#35 古里 太陽 Team WAKO'S
『今大会は出場する予定はありませんでしたが、アジアタレントカップが中止となり、レース参戦の機会が無い中で周りの人たちが準備してくれたおかげで参戦することになりました。すごく感謝していると同時に勝つことができなくて大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。レース前半で小室選手を抜きたかったのですがペースを上げることができず抜けませんでした。直線では抜けないのはわかっていたので4コーナーで抜いたのですが、また抜き返されてしまいとても悔しいです。序盤にセカンドグループの先頭に立ちましたが逃げられるだけのタイムを持っていませんでした。(抜かれてからは)離されないようにしていたのですが離れてしまいすごく悔しいです』
 
レーススタート

レーススタート

 
2位争い
2位争い(#32小室旭、#35古里太陽、#12高杉奈緒子)
 
優勝した村瀬健琉の走り
優勝した村瀬健琉の走り
 
村瀬健琉
村瀬健琉
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita(c)
 
| Top |