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小山知良がポールポジション獲得 !
「レースは全開の走りでお客さんを楽しませたい!」 |
この日最後となったST600クラスの公式予選も雨は上がりつつある難しい状況で迎えたこともあり、序盤転倒者が多く見られた。そのため赤旗も提示され、一旦仕切り直しのセッションとなった。
セッション開始15分ほど経過していたその時点では、綿貫舞空、長尾健吾、阿部恵斗、和田留佳の順でモニター上位が構成されており、小山知良が8番手、南本宗一郎、岡本裕生がそれに続くという状況だった。終盤に向かって各ライダーがタイムを更新する中、アタックするタイミングを見計らっていた小山知良が、満を持して最終周回にアタック、1分42秒818のタイムで見事ポールポジションを獲得した。
2番手には43秒163の岡本裕生、3番手には國峰啄磨が43秒176の僅差で付けている。
その後に南本、荒川晃大、阿部と続き、セカンドロウを形成した。小山は決勝レースに対し、『予選ではベテランらしくタイムを出し、決勝ではイケイケで走りますよ』と語っている。 |
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ポールポジション : 1'42.818
#1 小山知良 日本郵便HondaDream TP |
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『こういった難しいコンディションでしたので、予選の最後の最後でタイムを出すアタックのタイミングを図っていました。雨の単独でタイムを出すのはなかなか難しいので、セッションの最後にちょうど前の方にいいペースの集団がいたんですね。岡本選手も見えたのでついて行ったら出た、という感じなので、あまり格好良いとは言えませんが…。予選は一発のタイムを出せば良いので、何周もしなくてもいいんですね。そういった間のとり方のようなものは、グランプリで身についた業です。決勝はドライになりそうですが、予選ではベテランらしいポールポジションで、決勝はイケイケ全開の走りをするつもりです。お客さんもその方が面白いし、昨年のチャンピオンもタイトル、というより一つひとつのレースの結果でしたからね』 |
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小山知良 |
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TXT: Superbike.jp/Photo : H.Wakita&Toshihiro SATO (c) |