2018-2019 FIM 世界耐久選手権シリーズ最終戦 "コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会

日付:2019年7月25日(木)〜28日(日) 場所:三重県・鈴鹿サーキット 観客総動員数:約10万9,000人(4日間合計)
主催:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会、株式会社モビリティランド
後援:スポーツ庁、観光庁、三重県、鈴鹿市、鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会、一般財団法人鈴鹿市観光協会、鈴鹿商工会議所
大会冠協賛:コカ・コーラ

26年ぶりにカワサキが鈴鹿8耐を制する

スタート

第42回大会の鈴鹿8耐は、7月29日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで開催され、例年通り11時30分に決勝がスタートした。

前日の土曜日は台風が上陸したものの、決勝当日は青空が広がり、夏を感じさせるまさに鈴鹿8耐日より。序盤、レースをリードしたのは名門プライベーターの♯12/ヨシムラスズキモチュールレーシング。そのあとを5連覇を狙う♯21/ヤマハファクトリーレーシングチーム、♯10/カワサキレーシングチームスズカ8h、耐久世界チャンピオンの♯1/F.C.C TSR ホンダフランス、♯33/レッドブルホンダといった強豪チームが追う。スタートから2時間が経つ頃にはヤマハ、カワサキ、レッドブルホンダの3チームがトップ争いの中心に。それはレース後半も続いたものの、終盤になると、勝負はレッドブルホンダとカワサキとの一騎打ちに。そして202ラップ目、カワサキのジョナサン・レイ選手が、前を行くレッドブルホンダの高橋 巧選手をとらえ、トップに浮上。レイ選手はその勢いをゆるめることなく、高橋選手との差を広げていく。しかし、217ラップ目(最終ラップ)、レイ選手が転倒。それによってレースは赤旗中断となり、チェッカーが振られることなく、そのまま終了となった。

暫定での表彰式は行われ、その時点ではヤマハが優勝だったが、その後、カワサキからの抗議を受け、審査委員会は審議。その結果、カワサキが26年ぶり2度目となる優勝を飾った。

なお、正式な順位は7月30日(月)に発表される予定だ。

前夜祭からさまざまなイベントを開催

鈴鹿8耐の魅力はレースだけでなく、さまざまなバイクイベントなども開催されるところ。その名のとおり、まさに真夏のバイクの祭典なのだ。土曜日は台風の影響で中止となったイベントもあったが、日曜日は太陽の下、多くの観客が試乗会やフェスを楽しんでいた。