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写真&レポート
 
野崎は今季2度目の勝利。
小川友幸と同ポイントで並ぶ

前戦を欠場した黒山健一
野崎に及ばず2位

いくつかのミスがあって
3位に甘んじた小川友幸

国際A級スーパークラス

2018全日本トライアル選手権シリーズ第5戦中国大会

2018年全日本選手権も終盤戦に入った。第5戦は中国大会。今回の広島県三次市灰塚ダムトライアルパークでの全日本選手権開催は、今回が初めてだ。

参加者は130名を越え、昨今の全日本トライアルの熱さが反映した実績となった。天候は、今回もかんばしくない予報が流れていた。しかし雨のはずだった前日土曜日は曇り、日曜日は曇り予報が暑いほどの好天気で、真剣に熱中症の心配をしなければいけない1日となった。

■国際A級スーパークラス

黒山健一(ヤマハ)が、北海道大会を欠場したことで、小川友幸(ホンダ)が5点差でランキングトップ、野崎史高(ヤマハ)がランキング2位で迎えた中国大会。雨を想定して、セクションは若干やさしめとなって、小数減点を争う神経戦となる見込みとなっていた。

上位陣が全員クリーンした第1セクションのあと、最初の勝負どころは第2セクションとなった。まだ少し湿り気が残るヒューム管を、タイヤ1本分あるかどうかのベストラインを狙ってトライしなければいけない設定。最初にここを抜けたのは藤原慎也(ガスガス)だったが、小川毅士(ベータ)、柴田暁(ヴェルティゴ)と5点。攻略は簡単ではない。そんな中、15歳の氏川政哉(ガスガス)が誰とも異なるラインで果敢に攻めてみごとなクリーンをたたき出した。北海道大会で5位に入り、上り調子のルーキーの大金星だった。小川友幸がラインをわずかに外して5点、黒山が2点と、上位陣もクリーンするのはむずかしそうだ。野崎がクリーンして、序盤の主導権を握った。

いつもなら、勝負強い小川友幸や黒山が、ライバルのミスを誘うまで粘り強くがまんのトライを重ねるのだが、この日は黒山に細かいミスが多い。1ラップ目の8つのセクション(レディース、IBは10セクション2ラップ、IAは第4、第5をのぞく8セクション3ラップ。もちろんIASは他にSSを2セクション走る)を走って、黒山には唯一5点がなかったが、4つもの2点を重ねた。小川友幸は第2での5点の他、第7のヒューム管渡りで前輪を浮かせられず、胸からヒューム管に突っ込むクラッシュとなった。心配された人車へのダメージは幸いにもほとんどなかったが、5点二つを喫したのは手痛い失点となった。対して野崎は、第3セクションでらしくないミスが出て5点を献上したが、それ以外は1点一つで1ラップを走りきった。1ラップを終えた時点では野崎が6点でトップ、黒山8点。3位には11点の氏川、小川友幸は12点で4位、13点の柴田が5位、15点の小川毅士が6位で続いていた。

2ラップ目に入って、天候はますますよくなっていった。湿り気の残っていた斜面も乾いてきて、グリップは良好。トップライダーはがぜん減点を減らしてくる。黒山健一、小川毅士が4点、小川友幸が2点と好スコア。これで小川毅士は柴田、氏川をかわして4いに浮上、小川友幸も氏川を逆転して3位に浮上してきた。しかしトップ争いを逆転するにはこのスコアでは足りなかった。トップを走る野崎が、8セクションをオールクリーン。トップ野崎は6点のまま、2位黒山が12点と、その差はダブルスコアに広がった。しかしまだ、勝負の行方はわからない。

3ラップ目。野崎が細かいミス。第3で3点、第7で1点。4点を計上した。対して黒山がいよいよ本領発揮。3ラップ目をオールクリーンしてきた。両者の6点差は、一気に2点に縮まった。

小川友幸は3ラップ目を3点で回り、トータルは17点。野崎とは7点差。厳しい点差だが、残るSSで逆転のチャンスが残る位置にいた。小川毅士以下は点差が広がり、勝利のチャンスはなくなっていた。小川毅士の4位は決まったが、上位3位のポジションはSS次第ということになった。

SSは走るとはずむ巨大なタイヤを次々に攻略していく第1と、ヒューム管を細かく正確に走破していく技を要求される第2。第1は、最初にトライした成田亮(シェルコ)が3点、足をつきながら走破するのもむずかしいが、クリーンをするのはさらにむずかしそうだ。

柴田が1点で抜けたあと、氏川、小川毅士がクリーン。しかし小川友幸、黒山健一と1点が続いた。そして最後にトライした野崎は、みごとなクリーン。点差を3点差に広げ、最終SSを黒山と争うことになった。小川友幸の3位、小川毅士の4位、氏川の5位、柴田の6位はこの時点で決定した。

最終SS。入口の大きなヒューム管から向きを変えるところでの失点が多い。最初にここを抜け出たのは、氏川だった。氏川は序盤から好調で、中盤減点を増やしたものの、最後まで4位争いを戦った。若いパワーの今後が楽しみとなりそうだ。

さてトップ争い。3点差だから、黒山にも逆転勝利のチャンスはある。そのためには、自身は1点以内の最小減点で抜け、野崎が5点となる必要があった。しかし黒山は最初のヒューム管の方向転換で1点、なんとかそのまま走破しようとしたセクション中盤でゲートマーカーを動かしたという判定で5点となった。黒山には納得がいかない判定だったが、これで野崎の優勝も暫定的に決まった。

最後の野崎。SSを2セクションともクリーンして、勝者として有終の美を飾りたいところだったが、最後のポイントまでクリーンを続けながらのエンジンストップで5点。黒山との点差は3点のままとなったが、これで野崎の2018年シーズン2勝目が決まった。

シリーズランキングでも、野崎は小川友幸と同点で並び、暫定トップとなって残り2戦を戦うことになった。

【野崎史高のコメント】

暑さと渋滞で集中力を奪われかねない中、最後まで大崩れすることなく走れたのはよかったです。1ラップ目の第3セクションでは、ちょっと流れが悪くなるかなというよくない5点を取ってしまったのですが、2ラップ目にオールクリーンができたので、それで試合を最後までリードできたのだと思います。シーズン2勝目をあげられたのは初めてですが、あと2戦、しっかりがんばります。

【黒山健一のコメント】

勝つチャンスがあったにもかかわらず自らのミスで勝利を逃してしまったのは残念です。今日はいつもはあまりない、2点という減点が多かったですね。1戦欠場して、残りは全部勝つという目標は崩れましたが、あと2戦、しっかり勝っていきます。

【小川友幸のコメント】

自分のミスもあり、結果も3位ということでくやしい限りです。体調は悪くないので、敗因はそういったところではなく、勝つチャンスはあったと思います。序盤の第2で、確実に1点で抜けるのではなくクリーンを狙って5点になったのは失敗だったかもしれません。自信があったから狙ったのですが。6連覇は是が非でもとらなければいけないので、残り2戦がんばります。


3ラップ目をオールクリーン
山崎頌太が優勝する
優勝の山崎頌太(中央)。左は
2位の本多元治、右3位小野貴史

国際A級

41名が参加となった国際A級。天候の回復で、優勝争いは、ごく少ない減点で争われると目された。1ラップ目、トップの山崎頌太(ベータ)の減点はわずか2点。2位の坂田匠太(ヴェルティゴ)は4点、5点の武井誠也(ホンダ)が3位で続いている。1ラップ目4位の本多元治(ホンダ)までがラップ一桁をマークしていた。

2ラップ目、山崎は第3で5点、ラップ減点を8点、ここまでの減点を10点としてしまった。このラップは徳丸新伍(ホンダ)と本多が2点をマーク、2ラップを終えてのトータルは1点差で本多が躍り出た。3位は2ラップ目までが16点の徳丸。ちょっと点差が開いている。

3ラップ目は、暑さと時間との戦いにもなってきた。そんな中、抜群の集中力を見せたのが山崎。なんと8セクションすべてをクリーンして帰ってきた。これで文句なし、山崎の今シーズン2勝目が決まった。

2ラップ目にトップに立っていた本多は、3ラップ目終盤に時間がなくなり申告5点をふたつとって、山崎と10点差の2位。時間が間に合っていれば逃げ切れていただけに、残念な終盤戦だった。

3ラップ目、山崎と並んでオールクリーンを達成したのは武田呼人(ヴェルティゴ)。武田は1ラップ目、2ラップ目が悪かったため、トータルでは10位にとどまっている。

3位に入った小野貴史(ホンダ)は本多と1点差まで迫った。尻上がりに減点を減らした結果の表彰台獲得だった。

ランキングでは小野が67点でトップ、武井誠也(ホンダ)63点、永久保恭平(ベータ)61点と続き、山崎は60点でランキング4位となっている。

【山崎頌太のコメント】

1ラップ目2点、3ラップ目オールクリーンで、点数的にはまとめられたと思います。きのう見たより点数が少なめとなっていました。2ラップ目に5点を取ってしまいましたが、まわりも5点をとっている人が多かったので、可能性があると思って3ラップ目に入りました。スーパー昇格は狙っていますが、できればチャンピオンになって昇格したいので、この調子で勝っていければと思っています。

 


2018全日本チャンピオン決定
西村亜弥

西村亜弥(中央)左は2位の
小玉絵里加、右は3位山中玲美

 

国際B級

有効得点制で争われるレディースクラス、西村亜弥(ベータ)が2位に4倍の好スコアをマークしてシーズン5勝目。今大会で、レディースクラス創設以来の連覇を達成した。2018年シーズンのチャンピオン、一番乗りだ。

今大会は、初めて8名のエントリーがあってにぎわった。残念ながら小谷芙佐子は負傷が完治しておらずに欠場したが、ニューフェイスのソアレス米沢ジェシカの参戦がトピックとなっていた。

セクションは、ちょっときつめ。しかし当日になってみれば、西村ならオールクリーンを可能かという勢いになっていた。西村からは離されたが、日本GPでの負傷で北海道大会を欠場した小玉絵里加もよく減点を押さえて、2ラップ目は5点なしで走りきった。

3位以降はなかなか接戦。結果は山中玲美(ホンダ)が逆転で表彰台を獲得したが、山中40点、宮本美奈(モンテッサ)41点と僅差。さらに寺田知恵子(スコルパ)50点、稲垣和恵(シェルコ)53点と、表彰台争いが接戦となったのは収穫だった。ニューフェイスのソアレス米澤もクリーン1をマークして初めての全日本選手権参戦を終えた。

【西村亜弥のコメント】

1ラップ目に木の根っこにつかまってしまって5点になって、それがとにかくなさけないです。5点はそれ一つなんですが、このセクションで5点を取るというのがだめですね。今日はクリーンできなかった第2セクションも含めてオールクリーンセクションでした。チャンピオンは決まりましたが、残り2戦、そういうところをしっかりとしていきたいと思います。

 

宮澤陽斗が初優勝
今年IB昇格したばかり

優勝した宮澤(中央)と2位の
塚本厚志(左)3位中野禎彦

 



2017年GC大会で優勝、2018年に国際B級に昇格して全日本参戦を始め、すでに上位入賞を果たしている宮澤陽斗(ベータ)が、ついに初勝利を挙げた。

宮澤は6月の日本GPにも参戦していているが、一貫して125ccに乗っている。それもあって雨が苦手ということだが、今シーズンは雨模様ばかりの大会で、苦戦が続いていた。

10セクション2ラップの闘いで、2ラップ目は塚本厚志(モンテッサ)、中野禎彦(ベータ)がオールクリーンを果たしたが、2ラップともにオールクリーンは宮澤のみ。結果表では1点差の接戦ではあったが、オールクリーンの宮澤の文句なしの勝利。全日本選手権初勝利となった。

北海道までランキングトップの冨名腰慶亮(ホンダ)は15位。ランキング2位につけていた和気聖司(ガスガス)が3位表彰台に上がり、ランキングトップを奪い返している。

宮澤と同じく、GC大会で2位となって国際B級に昇格した藤堂慎也もシーズン2度目のポイントを獲得。今回は10位に入った。

【宮澤陽斗のコメント】

今年は毎回雨天気で、なかなか納得のいく走りができていなかったのですが、今回はいい天気になったので、ここで勝てなければどこで勝つんだと気合いを入れてがんばりました。その結果がオールクリーンで、優勝できてよかったです。残り2戦も、この調子で勝っていきたいです。