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'18全日本スーパーモト選手権 第8戦 
                ↑'18スケジュール
    2018年11月11日(日) 茂原ツインサーキット(千葉)



 全日本スーパーモト選手権の最終戦となる第8戦が、千葉県茂原ツインサーキットで開催された。今大会はこの施設にある全長1170mの東コースに1コーナー付近のダートセクションだけでなく、6コーナー付近にジャンプとダートセクションを新設。ハイスピードでありながらもダートの攻略が大きくタイムに響くレイアウトとなった。天候は日中汗ばむほどの日差しが降り注ぐ快晴で、コースはベストコンディション。首都圏での開催とあって多くの観客が集まり、今シーズン最後の熱戦に大きな歓声が響き渡っていた。





H2優勝で今季5勝目
JSBライダー 日浦 大治郎

来季もできるだけ参戦したい
 日浦 大治郎

H1優勝でチャンピオン決定
V3達成 森田 一輝

前日にトラブルで車両変更し参戦
チームに感謝 新井 誠

 全15台の出走となった国内最高峰S1PROクラス。決勝スターティンググリッドを決めるタイムアタックでは森田一輝(#1)が54秒779と、唯一54秒台を叩き出しポールポジション獲得。2番手タイムは0秒900差の55秒679をマークした新井誠(#2)、3番手タイムには55秒915をマークした開幕戦のウィナー日浦大治郎(#21)、4番手タイム、56秒001で吉田雄一(#4)が入り、決勝フロントローが確定した。


 15周回で行われた決勝ヒート1、スタートはポールポジションの森田一輝がホールショットを奪うと、新井、日浦らが続く。序盤からハイペースで逃げる森田に日浦が食らいつき、3番手以降を引き離しながらのトップ争いとなった。トップグループから少し離れた3番手争いは新井、吉田、金子、松浦らによる接近戦となるが、4周目を終える頃には新井が抜け出し単独3番手を走行、トップ集団に追いつこうとペースを上げた。トップ集団は逃げるトップ森田に、現役ロードレースライダーの日浦がストレート後の1コーナーや5コーナーで何度も並びかけプレッシャーを与えるも、森田は得意のダートで引き離すといった展開が続いた。

後半に入り、トップ集団は変わらず森田と日浦のバトルが続くが、3番手は新井が単独走行、4番手争いは吉田、金子、松浦らによるサイドバイサイドのバトルが繰り広げられ、11周目に松浦が金子をパスし5番手に浮上、前を行く吉田に対し執拗にプレッシャーを与えていた。レースは終盤になってもトップを行く森田のペースは落ちず、2番手日浦との差が離れる場面も出てきた。そしてラストラップ、2番手日浦は最後の勝負とスパートをかけ、トップ森田にターマックセクションで激しく詰め寄った。開幕戦での森田はこの時に日浦のパスを許してしまったが、今回の森田はそんなプレッシャーにも動じずに逃げ切り、トップでチェッカーを受けた。2番手に0.603秒差で日浦、トップ2台と大きく開いた3番手に新井、4番手に吉田がチェッカーを受けたが、レース中ダート手前のコーナーでショートカットをしていた為、競技規則36項2-2により競技時間を30秒加算、これにより吉田は12位に降格、代わって松浦が4位に繰り上がった。

 決勝ヒート2も15周回、スタートは森田がホールショットを奪うと、新井、吉田、日浦らが続いた。その1周目に3番手の日浦が新井をパスすると、新井と共にトップ森田を追った。序盤からトップ3台によるハイペースバトルが繰り広げられ、3番手の日浦は得意のターマックで新井に執拗にならびかけプレッシャーを与えるが、新井はダートやターマック後半セクションで日浦を引き離しながらポジションを死守していた。トップ3台から少し離れた4番手に吉田が単独走行、5番手争いは金子と松浦らによるバトルが繰り広げられたが、5周目に松浦がダートで転倒、それに金子も巻き込まれクラッシュ。金子はレース復帰できたものの、松浦はその場でリタイアとなってしまった。代わって金児、川留、森田直樹、佐藤らが浮上し5位争いを繰り広げていた。

後半に入り、リードを広げていた森田に新井、日浦が急接近してきた。10周目のストレートでトップ森田に新井、日浦ら3台が並んで1コーナーに進入するもトップ森田は懸命にトップを死守。11周目、ストレートで並びかけた3番手日浦が、2番手新井にその後のダートで猛チャージ、すると新井はダート出口付近で転倒を喫してしまい日浦に2番手を明け渡してしまう。2番手にポジションアップした日浦は一気にトップ森田に迫っていく。そして翌12周目、トップを行く森田が後半ダートでまさかのスリップダウン、その隙に日浦がトップに立つと一気にリードを広げていった。レースは日浦が逃げ切りトップでチェッカーを受け今季5勝目をマークした。2番手新井、3番手に転倒から復帰した森田、そして激しい4番手争いを制したのは吉田が4番手でチェッカーを受けた。

美浜に続き2連勝。若さあふれる
現役ロードレーサー 長谷川修大

ターマックもダートも
速さが際立つ 長谷川 修大

全21台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックは、前戦美浜で優勝している現役ロードレースライダー長谷川修大(#39)が57秒129でトップ。2番手には0秒645差で名阪ラウンドS2クラス優勝を飾った小原堅斗(#49)、3番手野田龍樹(#17)、4番手にランキングトップの庄司秀人の順で予選ヒートレースフロントローが決まった。

 予選ヒートレースは7周回。スタートでホールショットを決めたのは長谷川、それに野田、小原と続く。序盤からトップを行く長谷川は快調なペースで2番手以下を引き離し独走態勢に。2番手争いは野田と小原の接近戦でのバトルだったが、スタートで出遅れた庄司が3周目には2位集団に追いついてきた。4周目野田がダート出口でスリップダウンし後退、代わって小原が2番手に浮上、その背後に庄司もぴったりとマークしてきた。レースは長谷川が安定した走りでトップチェッカー、決勝ポールポジションを獲得。2番手小原、3番手庄司、4番手千葉の順で決勝フロントローが確定した。

 12周回で行われた決勝レース、スタートは長谷川が好スタートを切りホールショットを奪うと、庄司、小原らが続いた。序盤からハイペースで逃げようとする長谷川に前戦で既にチャンピオンを決めた庄司が食い下がり、それに小原も加わる形でトップグループが形成され、前半は接近戦でのトップ争いが続いた。しかし6周目2番手の庄司が転倒し5番手に後退、代わって小原が2番手に浮上したが、トップを行く長谷川との差は既に開き始めていた。

後半になってもトップを行く長谷川はペースを落さず独走態勢、2番手小原、3番手野田、4番手千葉らはそれぞれ間隔が開き単独走行。終盤5番手の庄司がハイペースで追い上げてくると4番手千葉の背後に迫ってきた。そしてラストラップ、終始安定した走りで独走を続けた長谷川が2番手と3秒以上ものリードを保ってトップでチェッカーを受けた。2番手は小原がS1OPEN初参戦で表彰台を獲得、3番手野田という順での表彰台3名が決まった。






ST600チャンピオンを抑え優勝
今季3勝目 阿部 恵斗

勝つことができてほっとした
強さが出てきた 阿部 恵斗

 全7台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは、阿部恵斗(#6)が56秒219と、S1OPENクラスよりも速いタイムをマークしポールポジション獲得、2番手には0秒215差の56秒434をマークした全日本ロードレースST600クラスでチャンピオンになったばかりの岡本裕生(#46)、3番手1分00秒438で土橋亮一(#4)、4番手1分00秒507で勝谷仁(#41)の順で予選ヒートフロントローが確定した。

 7周回で行われた予選ヒートレース、スタートで阿部がポールポジションからホールショットを奪うと、岡本、勝谷らが続き、1コーナーを駆け抜けた。序盤からトップ阿部と岡本の2台が序盤からハイペースでのバトルを続け、3番手以降を大きく引き離す。3番手争いは勝谷、住吉、土橋らでの争いに。後半になってもトップを行く阿部は2番手岡本の猛追を阻止しトップを譲らない。ラストラップ、最終コーナーで2番手岡本がトップ阿部に並びかけたが、一歩及ばず阿部がトップでチェッカーを受けた。2番手岡本、3番手勝谷、4番手土橋の順で決勝フロントローが決まった。

 12周回で行われた決勝レース、スタートは阿部がホールショットを奪うと、岡本、土橋と続いた。予選と同様、トップ争いは3番手以降を大きく引き離しながら阿部、岡本らとのマッチレースとなった。3番手争いはチャンピオンが既に決まっている土橋に、勝谷、住吉ら3台での接近戦でのバトルが終盤まで続いた。

後半になっても、トップ争いはトップ阿部に岡本が食い下がる形でハイスピードバトルが繰り広げられた。そしてラストラップ、ストレートで並んだ2番手岡本だったが、阿部も必死のブレーキングでダートへ進入、そして岡本はダート出口手前のジャンプでインを刺そうと勝負に出たが、阿部も抜かすまいと抵抗、結果岡本はこらえきれず転倒を喫してしまい万事急す。レースは阿部が最後までトップを守り切りチェッカー、2番手に転倒後すぐに復帰した岡本、3番手は激しいバトルでポジションを守り切った土橋という順での表彰台となった。