ST600クラスは、レース1とは、また違う展開となった。レース1を制した長尾健吾がホールショットを奪い、岡本裕生、小山知良、上和田拓海、亀井雄大、國峰啄磨、杉山優輝、奥田教介と続いて行く。まずは、長尾がレース1と同じくレースをリードし、岡本、小山、上和田、國峰がトップグループを形成。4周目の1コーナーでは、岡本が長尾をかわしトップに浮上。6周目にファステストラップを出しレースをリードして行く。岡本を追いたい小山だったが、長尾をなかなか、かわすことができないでいた。ようやく7周目の1コーナーで長尾をかわすと岡本を追って行く。しかし、厳しい暑さの中でのレースは、タイヤにも厳しい状況だった。レース1を制した長尾だったが、その後も國峰、上和田と立て続けにパスされてしまい5番手に後退する。 レースも折り返しとなるころトップ岡本を追っていた小山が第1ヘアピン立ち上がりでハイサイドとなり、あわや転倒という場面があったが、何とか持ち直す。しかし、岡本と差がついてしまい、ここで小山は、2位をキープしながらプレッシャーをかけて行く。3番手にはSUGOでのケガが癒えていない國峰が上がり、チームメイトの小山に必死について行く。やや間隔を空けて、今回がロードレース卒業レースとなる上和田が4番手につけていた。 トップを走る岡本は、背後に迫る小山を振り切りチェッカー。今シーズン2勝目を挙げ、単独ランキングトップに躍り出てシーズン前半戦を終えた。小山は、レース1と同じく2位。チャンピオンシップを考え、転倒だけは、絶対に避けた結果だと言う。3位に健闘した國峰が入り、上和田は、4位でチェッカーフラッグを受けた。以下、長尾、亀井、奥田と単独走行で続き、8位争いを南本宗一郎が制している。