日曜日も朝から快晴となった三重県・鈴鹿サーキット。まだ4月中旬だが、初夏を思わせる暑さの中、レース2が行われた。 レース1に続き、ホールショットを奪ったのは、高橋巧。これを3コーナーの進入でインを突いた渡辺一馬が前に出て行くが、ダンロップコーナーで高橋巧が抜き返す。これを見た中須賀克行は、ヘアピンで渡辺一馬をかわし2番手に上がると高橋巧のテールをピタリとマークする。オープニングラップは、高橋巧が制し、中須賀、渡辺一馬、津田拓也、野左根航汰、秋吉耕佑、加賀山就臣、高橋裕紀、渡辺一樹、清成龍一と続いて行く。トップを走る高橋巧は、2周目に2分06秒391を出すと、3周目に、このレースのファステストラップとなる2分06秒013をマークしレースをリード。このペースについて行けたのは、中須賀のみ。レース序盤にして、トップ争いは、高橋巧と中須賀の一騎打ちとなる。 後方では、渡辺一馬が単独で3番手を走り、津田と秋吉が4番手争いを、渡辺一樹と野左根が6番手争いを繰り広げていた。9周目には、秋吉が津田を、野左根が渡辺一樹をかわし、それぞれポジションアップ。その後、秋吉、津田と野左根と渡辺一樹の4台はワンパックになってくる。 トップ争いは、高橋巧がトップのままレース終盤を迎える。仕掛けるタイミングを計っていた中須賀は、15周目の2コーナーで高橋巧のインを突くが、3コーナーですかさず高橋巧が抜き返す。さらにヘアピンで中須賀が仕掛けるが、バックストレートで高橋巧が抜き返す。このまま最終ラップまで続くと思われたバトルは、16周目のスプーンカーブ進入で中須賀がトップに立つと、最後の力を振り絞りスパート。これに高橋巧はついて行けず、中須賀がトップで ゴール。開幕4連勝、昨年からの連勝記録を8に伸ばした。高橋巧は、2戦連続の2位。3位に単独走行だった渡辺一馬が入った。後方で繰り広げられた4位争いは、津田拓也が制し、渡辺一樹が続いた。秋吉と野左根は、共に17周目のシケインで転倒。再スタートし、秋吉は7位、野左根は20位でチェッカーフラッグを受けている。6位には後方から追い上げた前田恵助が入っている。8位に高橋裕紀、9位に加賀山、10位に清成と続いた。
トップ争い(#1高橋巧、#21中須賀克行)