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'18全日本モトクロス選手権第8戦 近畿大会

↑'18スケジュール




8月下旬に予定されていた第7戦中国大会が、平成30年7月豪雨による周辺地域の被災を考慮して中止となったことから、今季の全日本モトクロス選手権シリーズは全8戦となった。第6戦東北大会から約1ヵ月半のインターバルを挟んで開催された第8戦近畿大会の舞台は、三重との県境近くに位置する奈良県の名阪スポーツランド。アップダウンのある、サンド質の路面を特徴とするコースだ。
台風の影響を含む大会前からの断続的な降雨により、各クラスの予選やIBオープン決勝ヒート1が実施された土曜日の段階から、路面はマディ状態。土曜日の天気は曇り時々雨で、コンディションはほとんど改善しなかった。しかし日曜日は、朝の練習走行時までは断続的に雨が降ったが、その後は曇り時々晴れとなり、含んでいる水分が多かったことから回復は遅めだったが、路面はドライ方向に変化していった。日曜日の最高気温は28度。2日間で4,594名の来場者数となった。






ヒート1で山本鯨とのバトルに勝ち
第4戦以来の勝利を挙げた成田亮

ヒート2で成田の追撃を振り切り
3戦連続総合優勝を獲得した山本



ポイントランキングでは、ホンダファクトリーチームの山本鯨(#1)がトップに立ち、これを9点差でチームメイトの成田亮(#982)、18点差でカワサキトップチームの小方誠(#2)が追う状態で今大会を迎えた。決勝ヒート1では、このうち山本と成田が、オープニングラップから激しいバトルを展開。まずは成田がトップに立ち、山本が僅差で続いた。2台から遅れて、3番手集団はホンダに乗る田中雅己(#113)を先頭にKTMライダーの池谷優太(#793)やカワサキを駆る星野裕(#8)、カワサキトップチームの新井宏彰(#331)、スズキに乗る深谷広一(#7)とヤマハ勢の岡野聖(#30)が続いた。その3番手集団では、2周目に池谷、3周目には新井が先頭に立ったが、この段階で成田と山本のトップグループは約15秒も後続を引き離していて、レースは序盤からホンダファクトリーチームによるマッチレースとなった。

そして4周目、それまでもチャンスをうかがっていた山本が、成田を抜いてトップに浮上。ところがその翌周に山本が転倒を喫して、再び成田がトップに立った。山本はすぐに再スタート。その後、トップ争いは息の詰まる展開となり、レースが終盤を迎えるころまで約2秒差の状態が続いた。10周目、山本のミスにより両者の間隔は約6秒に拡大したが、11周目と12周目には成田のラップタイムが落ち、成田と山本は約1秒差。しかし終盤は成田がリズムを取り戻して、わずかに再びリードを拡大した。すると最後は山本がペースダウン。これにより17周のレースは成田が勝利を収め、山本が2位となった。新井が中盤から単独走行を続けて3位、深谷が4位、岡野が5位でフィニッシュ。小方は1周目10番手から追い上げるも6位にとどまった。


決勝ヒート2で好スタートを決めたのは田中。これにヤマハのマシンを駆る星野優位(#166)、新井、山本、成田、池谷、KTMに乗るハドリー・ナイト(#777)が続いた。しかし山本が新井に接触して、これで転倒した新井は大きく遅れ、1周目の順位は星野優位、田中、成田、ナイト、山本、池谷のトップ6となった。その後方には岡野がつけていたが、2周目に転倒してほぼ最後尾まで後退。同じ周、成田が田中を抜いて2番手に浮上し、田中とナイトと山本が僅差の3番手争いを開始した。そして翌周、山本が2台をパスして3番手に浮上。4周目以降、山本は後続を引き離し、トップ争いは星野優位と成田と山本に絞られていった。

4周目から5周目にかけて、成田はトップを守る星野優位との距離を少しずつ詰めると、6周目にペースアップして一気に接近。コーナーで逆転に成功すると、この周に約2秒のリードを奪った。2番手に後退した星野優位の約2.5秒後方には山本。7周目その距離を詰めた山本が、9周目に星野優位をパスして、2番手に順位を上げた。この段階で、トップの成田は2番手の山本に対して約5秒のリードを確保していたが、9周目から10周目にかけてペースを上げた山本が成田に迫り、ヒート1に続いてホンダ勢による接近戦のトップ争いが開始された。そして12周目、成田の転倒により山本がトップに浮上。2番手でレースに復帰した成田は山本を追ったが、バトルに発展する距離まで近づけさせることなく山本が逃げ切り、18周のレースは山本の優勝、成田の2位で幕を閉じた。星野優位が3位でフィニッシュして、総合成績でも3位に。ナイトが4位、池谷が5位、1周目14番手から追い上げた深谷が6位となった。


「昨年から活動の拠点を関西に移して、この名阪スポーツランドではかなり練習を重ねてきました。攻略できていたつもりでしたが、ヒート1はリズムに乗れず、成田選手にうまく勝利を持っていかれてしまいました。それでもヒート2は、強い気持ちで挑んだ結果、優勝を手にすることができました」と、ランキングトップを守った山本。トップと同点ながら総合成績では2位となった成田は、「今日は山本選手が速かったです。次が最終戦ですが、地震や台風や豪雨で被災された方々に少しでも勇気や希望を感じてもらえるよう、最終戦も一生懸命走ります」と宣言した。




両ヒートをまとめた浅井亮太が
ヒート優勝未経験も初の総合優勝

序盤からトップを守った横澤拓夢が
ヒート2で全日本IA初優勝を獲得



ポイントリーダーの古賀太基(#922)は、転倒により予選23位と不利な状況で決勝に臨んだ。決勝ヒート1、その古賀はスタートで大きく出遅れたが、7点差のランキング2番手で古賀を追うホンダファクトリーチームの能塚智寛(#828)も、スタート直後に転倒。古賀が1周目12番手、能塚が同20番手からのレースとなった。オープニングラップをトップでクリアしたのは、IAルーキーの手操将志(#07)。4秒ほどの間隔を開けて、石浦諒(#952)や大城魁之輔(#42)、古賀と22点差のランキング3番手で今大会に臨んだ小川孝平(#912)、鳥谷部晃太(#37)らが続いた。2周目、小川は大城を抜いて3番手に順位を上げると、石浦の背後に接近。翌周には小川が先行して2番手となり、石浦と大城と鳥谷部が僅差の3番手争いを開始した。勢いに乗る小川は、トップを走る手操との距離を一気に詰め、4周目には接近戦。5周目に小川が手操を抜いてトップに立つと、その後はリードを拡大していった。

3番手集団では5周目に大城が先頭に立ち、石浦には鳥谷部が肉迫。レース前半が終わる8周目に、鳥谷部が石浦を抜いた。この段階で、トップの小川は約6秒のリード。2番手の手操を約4秒差で大城が追い、大城と鳥谷部の間隔は約8秒に拡大していた。能塚は、追い上げ途中の4周目にも転倒を喫して12番手。古賀はペースが上がらず9番手キープとなっていた。レース後半、トップの小川は危なげない走りで順位をキープ。そのままトップチェッカーを受けた。大城は手操を追い続けたが、手操も粘り強い走りを続け、その距離はほとんど詰まることなく手操が2位で大城が3位。鳥谷部は順位を守って4位となった。レース中盤に道脇右京(#33)や大木汰一(#39)と接近戦を繰り広げた浅井亮太(#40)が5位。レース終盤に順位を大きく上げた能塚が6位となった。ラスト3周となった14周目に能塚の先行を許した古賀は、最終ラップのフィニッシュジャンプで7番手の石浦を抜こうと試みたが、このアタックで接触されて転倒しながらも石浦が7位を守り、古賀は8位でゴールした。


ヒート1終了時点のランキングは、古賀が267点、能塚が262点、小川が257点となり、トップの3人がかなり接近した状態だった。ところがヒート2のスタート直後、バランスを崩した前走車と接触して古賀が転倒。エンジン再始動にかなりの時間を要し、早くも上位争いから脱落した。さらに小川も1周目21番手と出遅れた。一方の能塚はホールショットを奪い、1周目は慎重に4番手でクリアした。オープニングラップを制したのは横澤拓夢(#32)。これに内田篤基(#38)、高橋虎太郎(#72)、能塚が続いて2周目に入ったところで、ストップしたままだった古賀が再スタート。ラップ遅れ寸前ながら、古賀はトップグループとペースが変わらず、後方確認を続けながら先頭集団の直前で走行を続けた。

この古賀に引っ張られるようにトップを快走する横澤に、高橋を2周目、内田を3周目にパスした能塚が迫り、4周目からは横澤と能塚による僅差のトップ争いがスタート。しかし横澤がトップの座を守り続けた。6周目、14番手まで順位を回復していた小川が転倒を喫して25番手まで後退。最終的に小川はリタイアとなった。7周目、2番手を走っていた能塚も転倒して3番手に後退。さらに翌周、能塚のマシンがストップして10番手まで下がった。能塚の後退で6秒近いアドバンテージを得ることになった横澤は、この段階で少し逃げられはじめていたラップ遅れ寸前の古賀を追って激走。そのまま逃げ切って全日本IA初優勝を挙げた。内田が2位、1周目9番手から追い上げた浅井が3位でフィニッシュして、総合優勝は両ヒートをまとめた浅井が獲得。大倉由揮(#46)が4位、大城が5位、高橋が6位で、大城が総合2位となった。能塚は、7位まで順位を回復してチェッカー。古賀は18位ながら、貴重な3ポイントを獲得した。


初の全日本IA総合優勝を獲得した浅井は、「ヒート2で3番手を走っているときに、運がよければ表彰台に上がれるくらいの順位になると思っていましたが、自分が総合優勝と聞いて驚きました。第4戦で表彰台に立って以降、あまり成績を残せずにいたのですが、今後もまた表彰台に立てるようにがんばります」と笑顔で語った。なお今大会の結果、シリーズランキングでは能塚がトップに立ち、古賀が6点差の2番手に。小川は、トップの能塚と19点差の3番手となった。




両ヒートを3位以内でまとめて
西元気が総合優勝に輝いた

マディ路面に苦戦しながらも
岸桐我がチャンピオンを決定



ランキング2番手の川上龍司(#45)と同3番手の瀬川開生(#98)がケガで欠場したことから、ポイントリーダーの岸桐我(#84)は、優勝1回分となる25ポイントを獲得すればシリーズチャンピオン決定という状況で今大会を迎えた。

土曜日の最終に実施された決勝ヒート1は、西元気(#7)がホールショット。これを池田凌(#8)と西條悠人(#69)、岸、真野凌輔(#1)らが追った。1周目は、西と池田が僅差のトップ争い。西條は転倒でほぼ最後尾まで後退し、これで3番手に浮上した岸を真野と住友篤生(#50)が追った。2周目、池田が西をパスしてトップに浮上。池田は約3秒のリードを奪い、西の背後には岸が近づいた。3周目、岸が転倒して5番手に後退。池田のアドバンテージは約6秒に拡大し、2番手の西には真野が迫った。4番手の住友は真野から大きく遅れて、この段階で一度は単独走行となった。

4周目、岸は再び転倒を喫して9番手。池田はトップを単独走行し、2番手の西を1〜2秒差で真野がマークし、単独走行の住友から8秒ほど後方では、上岡聖志朗(#12)を先頭に近藤雄紀(#79)や佐野雄太(#102)ら7台ほどが縦に長く連なった。6周目、佐野が上岡を抜いてこの集団の先頭に立つと、約10秒前を走っていた住友との距離を縮めていった。住友のペースが急激に落ちたこともあり、8周目には佐野が逆転。同じ周、真野が西を先行して2番手に浮上した。レース終盤、住友はさらに順位を落とし、岸と1周目15番手から追い上げてきた内藤龍星(#2)は上岡や住友をパス。レースは12周でチェッカーとなり、池田が全日本初優勝、真野が2位、西が3位、佐野が4位、岸が5位、内藤が6位となった。


日曜日最初の決勝として実施されたヒート2では、岸がホールショット。これに続いた関根凄太(#11)がトップに立ち、西條、内藤、岸、西、矢野大介(#13)のオーダーとなったが、内藤と岸は転倒して大きく後退。関根と西條が僅差でトップを争い、約6秒の間隔を開けて矢野、西、稲葉翔(#85)、鈴木涼太(#6)、斎藤健太(#4)が続いて、1周目をクリアした。12位以内でゴールすればチャンピオン決定となる岸は、1周目26番手と苦しい展開。ヒート1勝者の池田も、スタート直後に転倒して1周目22番手と出遅れた。2周目、トップ争いで西條が先行すると、この周だけで5秒近いリードを奪い、関根は2番手。さらに約6秒の間隔を開けて、矢野と西が接近戦を展開し、さらにその後方で稲葉と鈴木と斎藤による5番手争いとなった。

3周目、関根が転倒して4番手争いの最後尾となる7番手まで後退。これにより西條のリードは約17秒にまで拡大して、独走態勢となった。レース中盤、2番手争いでは矢野を1〜2秒差で西がマーク。少し間隔を開け、稲葉と鈴木と斎藤が4番手を競い、関根は少し遅れながらも6番手キープとなった。レースが終盤に入った8周目、矢野のペースが落ちて西が逆転。西から7番手の関根までが、縦に長い集団となったが、翌周に矢野は転倒により後退。これで鈴木が3番手に浮上した。そしてレースは、11周でチェッカー。西條が最後まで独走して勝利を収め、西が2位、鈴木が3位、稲葉が4位、斎藤が5位、関根が6位となった。


総合優勝を獲得したのは、ヒート1を3位、ヒート2を2位とまとめた西。「ヒート優勝はできませんでしたが、それでも総合優勝を獲得できたのでうれしいです」と表彰台の頂点で笑顔を見せた。そしてヒート2の岸は、最終的に9位まで追い上げてゴール。これにより、シリーズタイトル獲得を決めた。その岸は、「マディはこれまでもかなり苦戦してきたので、改善しようと練習してきましたが、決勝レースではその成果を発揮できませんでした。とはいえチャンピオンが決まって、まずは安心しました。最終戦は、少しでもIA2のタイムに近づくことも目標に走り、両ヒート優勝で締めたいと思います」と抱負を語った。




新型マシンのデビューレースで
プレッシャーに打ち勝った安原さや



ホールショットを奪ったのは、ディフェンディングチャンピオンの竹内優菜(#1)。しかし竹内は、エンストによりストップして順位を落とした。オープニングラップをトップでクリアしたのは久保まな(#2)。5秒近く遅れて安原さや(#5)が2番手の位置を確保し、約2.5秒の間隔を開けて田端紗名(#20)と竹内とランキング2番手の川井麻央(#8)が3番手争いの集団となった。ポイントリーダーとして今大会を迎えた畑尾樹璃(#4)は1周目8番手。予選トップの本田七海(#3)は、転倒により1周目19番手と大きく出遅れた。2周目、田端が転倒により15番手まで後退。2番手の安原はトップの久保に約1.5秒差まで近づき、これで久保と安原によるトップ争い、約9秒離れて竹内と川井による第二グループという構図となった。

3周目以降、久保と安原は僅差のトップ争いを継続し、3番手の竹内は徐々に川井を引き離しながら、先頭グループとの距離を少し詰めた。また5番手争いでは、畑尾が先頭に立った。安原は、久保のすぐ背後でプレッシャーを与え続けたが、久保はトップを死守。2台による僅差のバトルは、レース終盤まで継続された。しかし残り2周となった8周目、トップの久保がバックマーカーと接触。これにより久保は転倒し、安原がトップに立った。安原まで約6秒差の位置にいた竹内も先行し、久保は3番手でレースに復帰。そして安原がトップ、竹内が2位、久保が3位でチェッカーを受けた。レース後半は単独走行となった川井が4位。畑尾と追い上げてきた本田がレース終盤に接近戦を繰り広げ、本田が5位、畑尾が6位となった。


「新型ヤマハ車のデビューレースだったのですが、事前の練習ではあまりうまく乗りこなすことができず、レース前はリタイアしてしまいたいくらい緊張していました。でも無事にデビューウィンを飾れて、本当にうれしいです。だいぶ長くレースしていますが、じつは全日本で連勝するのはこれが初めてで、それも本当にうれしいです」と、安原はゴール直後から涙を流し続けた。なお今大会の結果、ポイントランキングではトップの畑尾が2番手の川井を14点リードして、最終戦に臨むことになった




スタートからトップを快走して
総合優勝を獲得した外間匠


1周1分ほどに設定されたショートカットコースで、5分+1周により競われた併催レースのチャイルドクラスには、国内メーカー製となる4ストローク50ccマシンが走るAクラスに6名、海外ブランドの2ストロークマシンで参加できるBクラスに7名と、計13名が参戦。レースは、Bクラスにエントリーした外間匠(#8)のホールショットで幕を開けた。1周目は、この外間を同じくBクラスとなる青木一馬(#12)が僅差でマークしていたが、2周目からは外間が独走。そのままトップチェッカーを受けて、総合優勝を獲得した。

2番手争いは、2周目から青木と田村承太郎(#17)と内藤鳳季(#70)による接近戦。さらに津田琢磨(#18)もこの集団に続いた。そして、最後まで順位を守った青木が総合2位。最終ラップに田村と内藤を抜いた津田が、青木に僅差で迫る総合3位となった。総合6位まではBクラス勢が独占し、Aクラス勢のトップは1周目11番手と出遅れながらも中盤に7番手まで追い上げた総合7位の川上真花(#42)。この川上と唯一の同一周回フィニッシュとなった木村優希(#41)が、総合8位でAクラス2位となった。Aクラス3位には、3周目にミスして7番手から9番手まで順位を落とした山根拓士(#64)が入っている。