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'17全日本スーパーモト選手権 第4戦 
                ↑'17スケジュール
    2017年07月02日(日) TSタカタサーキット(広島)



2017年全日本スーパーモト選手権シリーズの第4戦が広島県のTSタカタサーキットで行なわれた。全長1500mあるターマックにフラットダートとテーブルトップを組み合わせたコース。 前戦のエビスに続くハイスピードターマックと、短いけれども 選択肢の多いダートセクションをいかに攻略できるかが勝負どころとなったコースレイアウト。 天候は心配された雨も無く、時折真夏の日差しが照りつけ気温も30℃前後まで上昇。広島市内から1時間以内のアクセスしやすい場所ということもあり、多くの観客が会場に訪れ、熱戦を見守った。





ヒート1トラブルを抱えながらも
今季3勝目獲得 新井誠

ヒート2はチャンピオンの意地
を魅せ独走で優勝 森田一輝

今季初戦を2/2位でまとめ
総合優勝獲得 城取諒

次はレースで勝ちたい
将来に期待 城取諒

全11台のエントリーがあった国内最高峰S1PROクラス。しかし金子和之(#15)が前戦エビスでの負傷による棄権をしたことから、10名でレースを戦うこととなった。
決勝グリッドを決めるタイムアタックは1分2秒600ををマークした新井誠(#2)がポールポジションを獲得。0.230秒差の2番手に森田一輝(#1)、3番手タイムには 今大会が今季初参戦となる城取諒(#3)、4番手にロードレース出身の原島剛(#13)の順で決勝フロントローが決まった。


 15周回で行われた決勝ヒート1、ホールショットを奪ったのは3番手グリッドからスタートした城取。城取、新井、森田、原島、古川の 順で1周目のコントロールラインを通過。トップを行く城取に対し序盤から新井、森田の2台が激しいプッシュをし、城取にプレッシャーを与えていた。 しかし3周目、3番手の森田がトップに迫ろうと2番手の新井に1コーナーで勝負に出たが、逆に転倒を喫してしまい最後尾まで後退してしまう。 続く4周目、トップを行く城取へ新井がプッシュを続けた結果、4コーナー付近で城取をパスしトップに浮上した。 トップに立った新井は2番手の城取より1秒以上速いラップタイムを刻みながら独走態勢を築いていった。

後半になりトップ新井から離れた2番手争いは城取と原島の激しいバトルが続いた。ロードレース出身の原島は得意の高速ターマックで城取に何度も並びかけるが、 城取はなんとか抑え込みながらダートで逃げるといった展開が終盤まで続いた。この2台がバトルをしている後ろで、4番手の古川が徐々に追いつき、原島に迫った。 5番手争いは川留と金児敏之の2台によるバトルが繰り広げられていた。レースは終盤マシントラブルを抱えながらもトップを死守した新井が逃げ切り優勝。 ラストラップまで続いた2位争いは城取が2位を守り切りチェッカー、3位に原島が入りS1PRO初表彰台を獲得した。

 決勝ヒート2、ホールショットはヒート1に続き城取。しかし直後の4コーナーで森田が城取をパスしトップを奪うと、 さらに新井がダート手前で城取を捕らえ、2番手に浮上した。森田一輝、新井、城取、川上、川留、森田直樹の順で1周目のコントロールラインを通過すると 序盤から森田と新井の2台が3番手以降を引き離しながら激しいトップ争いを繰り広げる。3番手争いは城取、川上、川留ら3台によるテールツーノーズのバトルが展開。 4周目、トップを行く森田へダート出口で勝負をしかけた新井だったが、逆に転倒を喫してしまう。新井はすぐに復帰したためポジションは落とさなかったものの、トップ森田との差が 開いてしまう。そして次の周、新井は4コーナーでまさかの転倒。最下位転落となってしまう。

新井の転倒でトップの森田は後続との差が大きく開き、独走態勢が築かれた。 2位争いは城取と川上の2台に絞られ、最終コーナーで何度も3番手の川上が城取に並びかけるが、城取はテクニカルセクションでビハインドを作りながら2番手ポジションを キープしていた。4位争いは川留、森田直樹、金子敏之ら3台によるバトルが繰り広げられ、終盤森田直樹が川留をパスし4番手に浮上した。 レースは最後まで安定したペースでトップを守り切った森田一輝が、2位と10秒以上の差をつけて優勝。今季2勝目を飾った。激しい2位争いは、川上の猛追を振り切った 城取が2位でフィニッシュ、3位川上、4位森田直樹の順でのチェッカーとなった。


■総合優勝コメント:#3 城取 諒
今シーズンはスポット参戦ですので、シーズンを通して戦っているチームメイトの新井誠に勝ってもらい 自分がそれに続いて、ワン、ツーフィニッシュを取ろうという作戦だったのですが、上手くはいかないものですね。 タイムアタックではリズムが掴めずタイムを出せなかったけれども、決勝はスタートに集中していたので ホールショットを取れてよかったです。久々にレースに出た割には結果を残せてよかったけれでも、 内容的には森田選手や新井選手に全然ついていけないし、レースの組み立て方が掴めなかったのがいけなかったですね。 今回参戦するにあたって、昨年の参戦マシンをベースにCPSportsで煮詰めてくださったり、タイヤを用意してくださった おかげで、スポット参戦でも良い結果を残せたと思います。次戦はまだどの大会に出れるかわからないですけど その時は優勝できるよう頑張ります。





松浦とのバトルを制し
強さが際立った富田真司

「前だけ向いて走った」
今季2勝目の富田真司

全18台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックではベンバサットミッキー(#5)が1分5秒023でトップ。0.302秒差の2番手には富田真司(#40)、3番手松浦聡(#38)、4番手増田浩志(#6)の順で予選フロントローが決まった。

決勝グリッドをかけた予選ヒートレース、ベンバサットミッキーがホールショットを奪いトップを快走する中、松浦、富田、佐藤らによる激しい2番手争いが繰り広げられ、5周目に富田が松浦をパスし2番手に。ラストラップ、富田はミッキーに猛追するが、一歩届かずミッキーがトップでチェッカーを受け、決勝ポールポジションを獲得。2番手富田、3番手松浦、4番手佐藤の順で決勝フロントローが決まった。

 12周回で行なわれた決勝レース、ポールポジションのミッキーがホールショットを奪いレースが始まった。 1周目、3番手の富田が前を行く佐藤をダートセクションでパスし2番手に浮上、トップを行くミッキーに迫った。 1周目のコントロールラインをミッキー、富田、佐藤、松浦、増田、瀧川の順で通過すると、ミッキー、富田、佐藤、松浦ら4台による トップグループが形成される。レースが動いたのは3周目、最初のダート出口で富田がミッキーをパスしトップに浮上すると、佐藤、松浦も続けてミッキーをパス、 トップを行く富田を追った。その後ミッキーは遅れはじめ、トップグループは3台に絞られた。

後半、3番手だった松浦が佐藤を捕え2番手に浮上すると、トップを行く富田への猛チャージが始まった。 松浦は終盤、富田の背後まで迫り得意のダートセクションで何度も勝負をかけた。しかし富田も必死にこらえ ハイスピードターマックで逃げる展開が続く。そして迎えたラストラップ、最初のダートで松浦が富田をついに捕らえ トップに立ったが、直後の後半ダートで富田が再度抜き返しトップを奪還した。 後半ターマックセクションでも松浦はラインを変え前に出ようとするが、富田がトップを死守しチェッカー、 エビスラウンドに続く2連勝を飾った。2位は松浦、3位佐藤の順となった。


■優勝コメント:#40 富田 真司
スタートで悪くないポジションで出れて、ミッキーを上手くパスでき、早い段階で トップに立つことができたのが良かったです。トップに立ってからは、誰かが後ろにいたのは わかっていたけれども、後ろを見たら気持ちで負けてしまう、と思ったので、ひたすら前だけを見て自分が タイムアタックで出したタイムを上回るタイムで走ろう、さらにチームメイトでS1PROの 新井誠選手のタイムに少しでも近づくことだけを考えて走っていました。 結果、タイムアタックでのベストタイムよりも0.5秒更新することができたのが優勝につながったと思います。





スタートからトップを死守し
今季2勝目を獲得 平翔太

チームのおかげで強くなれた
笑顔あふれる 平翔太

 全19台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは、第2戦で優勝し今シーズン勢いに乗っている平翔太(#11)が1分6秒064でトップ。0.982秒差の2番手には納富桂(#18)、3番手深見浩資(#37)、4番手土橋亮一(#34)の順で予選フロントローが決まった。

決勝グリッドをかけた予選ヒートレース、平がホールショットを奪いレースの主導権を握る。 前半は2番手の納富がトップの平に食い下がるが、後半になると平は2番手以降を引き離す。2番手争いは納富と松井が接近戦を展開。結果、平がトップでチェッカーを受け決勝ポールポジションを獲得した。2番手には納富、3番手松井、4番手井深の順で決勝フロントローが決まった。

 12周回で行われた決勝レース。ホールショットを奪ったのは、予選レースに続きポールポジションの平だった。 1周目のコントロールラインを平、納富、松井、森本、土橋、井深の順で通過すると、トップの平は2番手以降を引き離しながら 独走体制を築いていく。2番手納富が単独走行、3番手争いは松井、森本、土橋らが接近戦でのバトルを展開、 土橋が2周目に森本をパス、続く4周目に松井をパスし3番手まで浮上したが、5周目にダートで転倒を喫してしまい大きく順位を下げてしまう。

後半に入り、平は2番手の納富を徐々に引き離し快調にトップを走行。2番手の納富から少し離れた3番手争いは 松井、井深、津村、森本らがテールツーノーズの激しいポジション争いが展開され、終盤に井深が松井をパスし 3番手争いの先頭となるも、ラストラップまで3番手争いはし烈なバトルが繰り広げられた。 レースはトップを行く平になんとか追いつこうと納富が攻めるも、捕らえることができず 平がトップでチェッカーを受け、HSR九州ラウンド以来の今季2勝目を挙げた。2位は納富、激しい3番手争いは 井深が制し3位表彰台を獲得した。

■優勝コメント:#11 平 翔太
開幕戦の時にターマックが弱かったところがあったので、ターマックで置いてかれないように頑張って、ダートで勝負しようと 考えてレースをしていました。それが結果につながったのかな、と思います。自分はモトクロスもロードレースも経験なく スーパーモトからレースを始めたのですが、チームのDune★motoさんがマシンからレースサポートまで面倒見てくださっているおかげで レースを始めて5年でこうして結果を残せるようになったと思います。本当に感謝しています。