レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

写真&レポート
 


'17全日本モトクロス選手権第2戦 関東大会 
             
↑'16スケジュール




全日本モトクロス選手権シリーズの17年第2戦となる春の関東大会は、埼玉トヨペットカップとして例年どおり埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジを舞台に開催された。荒川と入間川の間に位置する河川敷のコースは、昨年秋の大会から大まかなレイアウトは踏襲。高低差がほとんどない土地に、バリエーション豊かなジャンプやリズムセクションと、タイトターンを中心としたコーナーを配した構成となっている。

開幕戦が大量の降雨によるヘビーマディコンディションでのレースとなったのに対して、この第2戦はドライコンディション。土曜日の昼すぎから舞う程度、夕方から夜にかけては強めに雨が降ったが、決勝日は朝から晴れて、すぐに路面状況は回復。最高気温19度のすごしやすい陽気のもと、首都圏とあって、今大会には2日間で8,000名のモトクロスファンが来場した。






チームメイトの成田亮をマークし
終盤に逆転優勝した山本鯨

序盤からトップを独走して
ヒート2で今季初優勝の新井宏彰



20台が出場した決勝ヒート1で、好スタートを決めたのは成田亮(#1)。山本鯨(#400)がこれに続き、ホンダファクトリーチームのワン・ツーでレースが幕を開けた。3番手以下はカワサキファクトリーマシンを駆る新井宏彰(#331)、ヤマハファクトリーチームの平田優(#99)、新井のチームメイトとなる小方誠(#10)、スズキファクトリーチームの小島庸平(#44)というオーダー。2周目に平田は6番手へ順位を下げ、上位勢は縦に長い集団となった。4周目、ここからまず平田が後退。さらに5周目には、5番手の小島も遅れはじめ、これでトップ集団は成田、山本、新井、小方が僅差で続く4台のバトルとなった。

レースが中盤に入っても、トップグループは接近戦を続けながら、5番手以下を引き離していく展開。集団の中で順位変動がない膠着状態のまま、レースは終盤を迎えた。すると、ラスト3周となった18周目にいよいよ動きがあり、まず成田にプレッシャーを与え続けた山本が、成田の小さなミスを逃さずトップに浮上。これで山本、成田、新井、小方の順となった。すると19周目、山本はペースを上げてリード。小方が新井を抜き、成田に迫った。迎えた最終ラップ、山本はトップの座をしっかり確保。3台による2番手争いでは、新井が小方を再逆転。そしてレースは、山本が優勝、成田が2位、新井が3位、小方が4位でゴール。5位には小島、6位には平田が入った。


決勝ヒート2では、スタート直後の1コーナーでマルチクラッシュが発生。ヒート1で勝利を収めた山本が、激しく転倒して1分以上もロスしてレースをはじめることになった。好スタートを決めたのは新井。これに成田、小島、ホンダのマシンに乗る大塚豪太(#45)、ヤマハを駆る伊藤正憲(#448)、小方、平田が続いた。レース序盤、トップの新井は先行逃げ切りを図り、3周目には早くもリードが5秒以上に。さらに翌周、このヒートのファステストラップタイムを刻んで新井のリードは約8秒にまで広がった。2番手集団は、成田を先頭に小島、小方、伊藤、大塚、地元出身でKTMを駆る星野優位(#166)、平田、スズキファクトリーチームの深谷広一(#7)が縦に長く続いた。

トップの新井は、5周目以降も快走を続けてトップを独走。6周目、2番手争いは成田と小島と小方の接近戦になった。成田は、順位を守るべく2周にわたって粘ったが、8周目に小島がこれを攻略。ここで成田にミスが出て、小方も成田を抜いた。すると今度は、小方が小島に肉迫。10周目には小方が2番手に浮上した。レース後半、小方は小島を振り切って単独2番手走行に。終盤になって小島のペースが落ち、一度は大きく開いた4番手を走る成田との差が縮まっていった。さらに、前半はリズムをつかめずにいた平田がペースを上げ、成田へと接近。しかし、バトルになる前にレースはチェッカーとなった。そして新井が優勝、小方が2位でカワサキがワン・ツー・フィニッシュ。小島が3位、成田が4位、平田が5位でゴールした。


ヒート1で勝利した山本は、「成田選手が速く、後ろにいて心が折れそうになる瞬間がありました。簡単に勝てたレースではありませんでした」とコメント。ヒート2で今季初優勝を挙げた新井は、「開幕戦はふがいない走りをしてしまい、ヒート1でなんとか表彰台。地元の関東大会で応援をたくさんしてもらい、ヒート2は勝てました。チームメイトが2位に入ったこともうれしいです」と、ファンの声援に笑顔で手を振った。




渡辺祐介とのバトルを制して
ヒート1で優勝した小川孝平

最終ラップの大逆転により
ヒート2で勝利した岡野聖



決勝ヒート1、好スタートから1周目をトップでクリアしたのは小川孝平(#912)。これに安原志(#17)や古賀太基(#922)、岡野聖(#30)らが続くと、混戦のなかで順位を入れ替え、1周目は小川、古賀、岡野、渡辺祐介(#31)、安原、池本凌汰(#38)の順でクリアした。2周目、渡辺が岡野をパスして3番手に。小川は、早くも後続との差を広げだした。3周目には、古賀と渡辺が2番手争い、少し間隔を開けて岡野と安原が4番手争いを展開。5周目には、渡辺が古賀をパスして2番手に浮上したが、その間に小川は約6秒のアドバンテージを築いた。6周目以降、トップの小川と2番手の渡辺は、5〜6秒の間隔を保って走行。古賀はふたりについていけず、徐々に単独走行となっていった。また4番手の岡野は、9周目あたりから安原を振り切って、こちらも単独走行となっていった。

レースが後半に入ると、シビアな膠着状態のなかで小川に細かいミスが連発して、これで渡辺が距離を詰め、14周目あたりから接近戦。そしてラスト5周となった16周目には、ついに渡辺が先行した。しかし、抜かれた小川も諦めることなく渡辺をマーク。そして最終ラップに入った瞬間、小川が再逆転に成功した。最後は、小川がしっかり順位を守り、20周のレースは小川の優勝。渡辺は2位となった。古賀は3位、岡野は4位でフィニッシュ。5位には一時8番手まで順位を下げた池本が追い上げて入賞し、安原が6位となった。


決勝ヒート2では、岡野がトップで1周目をクリア。古賀、小川、植田翔太(#37)、森優介(#39)、安原が続いた。ヒート1で2位となった渡辺は、スタート直後に3番手を確保していたが、ここでミスして19番手まで後退。4周目のフープスで転倒して、負傷リタイアとなった。レース序盤、上位勢では岡野と古賀と小川が接近戦を演じながら、後続を引き離していく展開。植田は前後に少し間隔がある4番手を守り、森と安原が5番手争いを続けた。最初の5周で、トップ3と植田との間隔は7秒以上に拡大。植田と5番手を走る森との差は、4秒近くになった。レースが中盤に入る7周目、トップ争いでは古賀が岡野をパス。しかし3台が接近した状態は変わらなかった。

レース後半、一度は古賀と岡野と小川の間隔が2秒ほどずつに広がったが、終盤にかけて再び3台は接近。ラスト5分で再び緊張状態となった。迎えたラスト2周の19周目、小川が、ぬかるみの残るワダチに入ってしまい、エンジンをストール。これで小川は、2番手の岡野から5秒ほど遅れた。そして最終ラップの後半、ヘアピンターンで岡野が古賀に仕掛けて、両者が接触する激しいバトル。これで古賀が転倒し、岡野は切り抜けてトップに立った。古賀が再スタートするまでの間に、小川が先行。レースは岡野が優勝し、小川が2位、古賀が3位となった。4位には植田が入賞。5位争いは最終的に森が制し、安原が6位となった。


今季初優勝と自身初の両ヒート総合優勝を果たした小川は、「ちょっとうれしくない総合優勝です。ヒート2も勝てるレースでしたから。ヒート1はよかったのですが、ヒート2はうまく乗れませんでした」とやや悔しそう。一方、ヒート2で今季初優勝を決めた岡野は、「開幕戦は表彰台にすら乗れず、応援してくれている方々に申し訳なく思っていました。この優勝で、ようやく自分の走りを少し取り戻せたと思います」と笑顔をみせた。




終盤までラップタイムをを落とさず
ヒート1で初優勝した高橋虎支郎

ヒート2でも安定した走りで
両ヒート制覇を達成した高橋



決勝ヒート1は、高橋虎支郎(#14)がホールショット。手操将志(#6)や倉持陵生(#4)、児玉伯斗(#1)、鴨田翔(#7)らが続いた。一方、1コーナーでは10台近いマシンによるマルチクラッシュが発生して、開幕戦両ヒート制覇の神田橋瞭(#67)らが大きく遅れた。2周目、4番手を走行していた児玉が転倒して15番手まで後退。児玉は翌周にも転倒して、22番手まで退いた。その3周目、トップ争いでは高橋と手操が接近戦を展開しながら、3番手以下との差を4秒ほどに拡大。鴨田は倉持を抜いて3番手に浮上し、その後方は4秒ほど遅れて鈴木涼太(#22)、さらに4秒近く間隔を開けて佐々木麗(#18)と奥村海(#41)が接近戦を繰り広げた。

4周目から5周目にかけ、高橋と手操と鴨田が近づき、4番手の倉持は単独走行化。佐々木は倉持から約8秒差まで遅れ、背後には奥村が迫った。6周目、鴨田が手操を抜いて2番手に浮上。この間に高橋はリードを5秒近くに広げた。抜かれた手操は、翌周以降にペースが落ち、これに倉持が接近。そして9周目に、倉持が先行した。2番手に浮上した鴨田は、高橋との差を詰め、9周目あたりには2秒以内のところまで詰め寄ったが、10周目と11周目に鴨田がラップタイムを落とし、逆に高橋はハイペースを維持。これで高橋が逃げ切って、13周のレースでトップチェッカーを受けた。鴨田が2位、倉持が3位でゴール。手操は順位を守って4位、終盤に奥村を振り切った佐々木が5位、奥村が6位となった。


決勝ヒート2では、奥村がホールショット。高橋、児玉、手操らが続いた。1周目は奥村、高橋、佐々木、児玉、鴨田、手操の順でクリア。しかし2周目、手操と鴨田は転倒により上位勢から姿を消した。同じ周、高橋は奥村を抜いてトップに浮上。さらに佐々木も、奥村をパスした。これで3周目には、高橋、佐々木、奥村、児玉までの4台が縦に長いトップグループを形成するカタチに。ところが4周目、佐々木はミスで6番手に後退した。これで高橋のリードは、4秒以上に拡大。しかしその後、児玉を2秒以内の差で引き連れたまま、奥村は高橋との距離をほぼ保ち続けた。

レースが後半に入った7周目以降、高橋は少しだけリードを拡大。3番手の児玉も、奥村から少し離れた。児玉から8秒以上離れた4番手には、5周目に2台を抜いた佐々木。その後ろには、1周目18番手から追い上げてきた神田橋が徐々に迫ってきた。レース終盤、トップの高橋は5〜6秒のアドバンテージを守って走行。そのまま逃げ切って、両ヒート制覇を達成した。奥村は2位、4〜5秒ほどの遅れにとどめた児玉が3位。ラストラップまで続いた接近戦を耐えた佐々木が4位、神田橋が5位、終盤の激しい順位争いでポジションアップした内藤龍星(#74)が6位となった。


両ヒート制覇の高橋は、「最高のレースだったと思います。次戦も勝ちにいきます」と笑顔。また、ヒート1で2位だった鴨田は、「途中でトップになれるかと思いましたが、高橋選手は最後まで体力が落ちずに速かったです」と称え、「昨年はケガで低迷したのですが、シーズンオフにアメリカでトレーニングした成果が出たと思います」と喜びを語ったヒート2で2位の奥村は、表彰台登壇前に高橋と喜びを分かち合っていた。




自身とチームの地元大会で
全日本初優勝の川井麻央



決勝レースでホールショットを奪ったのは安原さや(#4)。これに、今大会が自身とチームの地元大会となる予選トップの川井麻央(#14)が続くと、オープニングラップで逆転。川井、安原、開幕戦勝者の久保まな(#5)、川井と同じチームに今季移籍した畑尾樹璃(#3)、竹内優菜(#2)が僅差で続いて、1周目をクリアした。2周目、畑尾は他車とのバトルで転倒して11番手まで後退。川井が3秒近いリードを奪い、安原と久保と竹内が2番手争い。少し間隔を開けて本田七海(#6)が集団を追った。3周目、竹内が久保をパスして安原に肉迫。川井のリードは4秒以上に拡大した。また、上位から遅れた6番手争いでは、勝股七海(#9)が先頭に立った。4周目には、本田も久保の攻略に成功。2番手の安原は川井とほぼ同じペースを維持し、竹内はこれをマークし続けた。

レースが後半に入った6周目、2番手の安原がペースを上げてトップを走る川井との差を約3.5秒に。竹内もこれを追走すると、翌周には竹内が安原を抜いて2番手に浮上した。2番手がバトルする間に、川井のリードは6秒以上に。すると次の周、川井はさらにペースを上げ、このレースのファステストラップタイムを叩き出してリードをさらに拡大した。そして川井が、独走で全日本初優勝。竹内が2位、数秒差で竹内を最後まで追った安原が3位となった。4位には久保、5位には本田、6位には勝股が入賞した。


優勝した川井は、「予選トップで、決勝は緊張して臨みましたが、スタートが決まって1周目からトップに立ったら気持ちが楽になりました。地元コース以外でも勝利を狙っていきたいです」と頼もしいコメント。一方、開幕から2戦連続2位の竹内は、「ラインが限定されている状況だったので、安原選手を抜くためにリスクのある勝負をするのを避けて、ポイントを稼ぐことを選びました」と、レースを振り返った。




1周目からトップを走って
総合優勝を決めた高師来駆


キッズライダーが参加するチャイルドクロスの決勝は、大幅にショートカットして1周1分ほどの設定したコースを、5分+1周する方式で行われた。国内メーカー製となる4ストローク50ccマシンが走るAクラスに14名、海外ブランドが力を入れる2ストロークマシンで参加できるBクラスに5名と、合計19名が参戦。Bクラスから参戦した勝又聖太(#31)のホールショットで幕を開けた。

この勝又を、高師来駆(#34)がすぐにパス。高師、勝又、3番手のペレーラ瞳美セウミニ(#915)のBクラス勢が、1周目から総合上位を占めた。その後方では、水野零埜(#80)と森蒼汰郎(#19)がAクラスのトップ争い。少し間隔を開け、松村拓弥(#39)と田村承太郎(#17)の同じくAクラス勢が続いた。2周目以降、高師と勝又は後続を引き離しながらトップ争い。レースが後半に入った4周目に勝又が少し遅れ、高師が逃げ切って総合優勝、勝又が総合とBクラスの2位となった。レース中盤以降は単独走行になったペレーラが総合とBクラスの3位。Aクラスは、4周目に水野を抜いた森が制し、ラスト2周となった5周目に水野を抜いた松村が総合5位でAクラス2位、水野が総合6位でAクラス3位となった。