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写真&レポート
 
ニューモデル投入し
二連勝した黒山健一

最終戦を2位でまとめた
野崎史高

シリーズチャンピオン獲得
小川友幸は3位

国際A級スーパークラス

2016全日本トライアル選手権シリーズ第7戦東北大会

2016年全日本選手権最終戦。第7戦はいつものとおり、宮城県スポーツランドSUGOでの開催となった。セクションは10セクション。IASとIAは8セクションを3ラップし、IASはさらにスペシャルセクションが2セクション用意されている。IBとLTRは10セクションを2ラップする。

土曜日は冷たい風が吹いていたが、日曜日は風も止み、日当たりのいい一日となった。それでも、表彰式が終わるとすぐに日が暮れて、東北の冬の訪れを感じさせた。

■国際A級スーパークラス

16名参加によるIAS。使われる8セクションはいずれも中杉トライアル場に配置されていて、観客の移動は全日本シリーズの中でももっとも容易。テーブル席に座って食事をしながら数セクションが観戦できるロケーション、トライアルらしからぬ利便性を持っている。

昨年はトップ3がオールクリーン勝負をしたこの大会、今年もほとんどのライダーが第1セクションをクリーンして、昨年の再来かと思われたが、これはある意味で正しく、ある意味ではまちがっていた。

第2セクションまでの二つをクリーンしたのは、黒山健一(ヤマハ)、野崎史高(スコルパ)、小川友幸(ホンダ)、柴田暁(ヴェルティゴ)、吉良祐哉(ベータ)、武井誠也(ホンダ)の6人、第3セクションでは穴の開いたブロックに斜めから飛びつくポイントが難関で、ついにここまでオールクリーンしたのは黒山、野崎、小川の3人だけになった。

そしてついに第4セクションでオールクリーンがついえた。そそりたつ岩盤、そしてざくざくの斜面を登る設定で、ほぼ全員が5点。小川毅士はクリーンをしたが、野崎と小川が1点、黒山は最初の登りでつまずき、3点となった。

今回、昨年同様、自然豊かだが順路が遠い第5セクションと第6セクションはIBとLTRのみの設定となったため、第4の次は第7セクション。ここはさらにラインがなく、真っ先にトライをした小川が5点となった。黒山と野崎はラインがない(というより地面がない)難所を確実に運んで3点。黒山と小川が6点で同点、野崎が4点でトップに立った。

8セクションは、比較的クリーンの多いセクションだった。そして第9セクション。小川毅士、小川、黒山がクリーンする中、野崎が最後の登りで失速、5点。これで野崎がトップから滑り落ちた。さらに野崎は、1ラップ目の持ち時間を3分超過して2ラップ目に入った。これで3点の減点を追加して、1ラップ目の小径を見ると、黒山と小川が6点で同点、野崎は12点と倍の減点をとって3位。さらに4点差で4位に16点の小川毅士と柴田が続いている。6位は17点の田中善弘と、3位以降も接戦だ。

セクションは、すべてクリーンが可能。しかしその難易度は昨年よりはるかに高い、というのがトップライダーの共通意見だった。2ラップ目は、1ラップ目よりさらに減点が減っていく可能性が大だ。

ところが2ラップ目、4セクションまでをクリーンした野崎に対し、小川が第3で、黒山が第4で5点となった。野崎との6点差が、一気に1点差に縮まった。この後小川が第7で1点、黒山は第9で1点。黒山が第7でクリーンしたのは見事だったが、同じくクリーンを狙った野崎が5点。これでまた、黒山と小川は同点、野崎は5点差でこれに続く、ということになった。

2ラップ目は他のライダーの減点を大幅に減らし、小川毅士が5点で帰ってきた。3位野崎との4点差は変わらない。

そして最後の3ラップ目。もはや減点をするセクションは第7セクションのみになった。2ラップ目にクリーンした黒山が、3ラップ目はまさかの5点。対して野崎と小川はここを1点で抜けた。この3人は、ここ以外に減点がない。ということで、3ラップを終えてトップは13点の小川、2位に17点の黒山、18点の野崎が3位でSSを待つことになった。小川毅士は3ラップ目が6点で、トータル27点。ぎりぎり3位表彰台の可能性はあるが、優勝には届かない。優勝のチャンスがあるのは上位3名ということになった。

SSの第1は、去年も使われた巨大タイヤの組み合わせ。去年はことごとく挑戦者を跳ね返したそそり立った巨大タイヤだが、今年は野本佳章(ベータ)、田中、柴田が3点で抜けた。しかしこの後、小川毅士、野崎と5点。黒山がなんとかマシンを押し出して2点で抜け、最後のトライとなった小川は、5点となった。

チャンピオン達成はほぼ決まっている。タイトルの決まる大会を美しく終えたい小川の野望に、黄信号がともった。小川18点、黒山19点、野崎23点。まだこの3人にそれぞれ勝利のチャンスがある。そして小川と黒山の1点差は、簡単に逆転が可能な点差だ。

SS第2は、第4セクションを手直ししたもの。入口と出口、2本のヒルクライムが用意されていたが、2本ともラインが変わっていて、難度が増していた。

しかし藤原慎也(ガスガス)が3点で抜けると野本佳章が2点、吉良祐哉、斎藤晶夫とクリーンをたたき出し、トップライダーの華麗なクリーンに期待が集まった。

田中善弘は1点、しかし柴田は5点、小川が2点。どうやらヒルクライムの加速ポイントが掘れてきて、難度が増しているようだ。しかしそこを野崎はうまく加速して、見事クリーン。23点で試合を終えた。

次なる黒山は、野崎がクリーンした以上、最小減点でここを抜ける必要がある。しかし加速ポイントが荒れていて、ラインが乱れた。これを黒山は超人的リカバリーで立て直し、見事クリーン。このクリーンは素晴らしかった。

そして最後のトライの小川。小川はなんと、加速で乱れた姿勢のまま岩盤に飛びつき、頂上まで登れず。5点だ。黒山健一、2016年シーズン終盤、ニューマシン投入以降2連勝。そして小川友幸は、6度目のタイトル、そして4連覇のチャンピオン獲得の試合で、SSふたつを5点で締めくくった。

小川の5点で、小川は野崎と同点に。SSでクリーンをひとつ増やした野崎に対し、小川はクリーン数19のまま。野崎と小川は同点となり、クリーン数が20の野崎が2位表彰台を獲得した。

【黒山健一のコメント】

2連勝できて、うれしいです。でも内容的には、ライバルの失敗で勝てたようなもので、まだ新しいマシンを自分のものに仕切れておらず、課題は大きいと思います。それでもこれまでは、なにをしても勝てなかったのが、2戦続けて運を味方につけられているということで、その点は大きな変化です。

【野崎史高のコメント】

今日は、実質は勝てていた試合でした。いくつか納得がいかないことがあって、勝利は逃がしてしまいましたが、それでも最終戦で2位となれて、今シーズンは目標達成には遠いながら、まずまずのシーズンだったと思います。

【小川友幸のコメント】

体調にちょっと不安があって、その中ではよい走りができたと思うのですが、なんでそうなったのかわからない5点があって、勝利を逃しました。つい先日40歳となりましたが、まだまだ成長している実感があるので、今シーズンの4連覇に満足することなく、来シーズンの5連覇を目指して今日から再発進します。



初優勝の久岡孝二
チャンピオン
を獲得

IA優勝久岡(中央)
2位磯谷(左)、3位小野(右)

国際A級

久岡孝二(ガスガス)、村田慎示(ホンダ)、小野貴史(ホンダ)の3人がタイトルを争うこのクラス。今年はここまでの6戦で5人の勝者が誕生している。この3人の中では小野が2勝、村田が1勝。そしてランキングポイントで村田を3点リードしている久岡は、まだ国際A級での勝利がない。

タイトルを獲得すること、そのためには勝利はおそらく必須になるはずだ。そしてまたそれは、IA初勝利への悲願でもあった。

前日に下見をした久岡は、セクション難度が高い、第7などは誰も出られないのではないか、そこを抜けてリードをとりたいと語っていた。

大会が始まると、神経戦というほどでもないが、しかし久岡が思ったほどに難度が高いものではなく、久岡の1ラップ目は9点。小野は13点、村田は21点と、まずはライバルを突き放した。

久岡の真骨頂は3ラップ目だった。難攻不落と認めていた第7セクションをついに1点で攻略。このラップを2点でまとめ、2位磯谷玲(ベータ)にちょうど10点差で初勝利を獲得した。

もちろん2016年のタイトルは、この久岡のものとなった。

【久岡孝二のコメント】

第7セクションは、ぼくだけのラインを見つけて、1ラップ目は2点でいけましたが、2ラップ目は5点。3ラップ目は1点で抜けられました。今日は乗れていたと思います。最後に勝てて、よかったです。来年はスーパークラス。まだどんなふうになるのかわからないことばかりですが、がんばりたいと思います。

 


精神戦を勝ち取った
IBクラス優勝の池田

優勝の池田(中央)
2位氏川(左)、3位武田(右)

 

国際B級

全大会でチャンピオンを決めた氏川政哉(ガスガス)。国際A級への昇格権利はランキング5位までで、すでにランキング3位の池田蓮までは昇格が確定している。ランキング4位の小沼侑暉もほぼ確定的(ただし小沼は関東選手権チャンピオンなので、こちらで昇格は決まっている)。

このクラスは、たいへんな神経戦となった。全体にはむずかし目の設定だったが、若者たちのトップグループには、オールクリーンが目指せるものだった。

トップ争いは、期せずしてランキング1位から3位までのライダーによるものとなった。残念ながらオールクリーンは出なかったが、2ラップ目に二人のライダーがラップオールクリーン。池田と氏川だ。

1ラップ目、池田は1点、氏川は2点で、この点差で、最終戦の勝利が決まった。

池田は今シーズン2勝目。池田はこの勝利で、武田とのランキング争いに勝利してランキング2位を獲得した。

IA昇格の権利は、前回までのランキングのまま、氏川、池田、武田、小沼、そして大ベテランの小林直樹(TRS)が得ることになった。

【池田蓮のコメント】

今日は調子がよかったので、優勝できてよかったです。シーズンオフにしっかり練習して、来年の国際A級の戦いに備えたいと思います。

 

オールクリーン勝利
西村亜弥全戦優勝

優勝した西村(中央)
2位小谷(左)、3位小玉(右)

 



すでにタイトルを決めている西村亜弥(ベータ)は、いよいよ今回が全勝優勝のかかる最終戦。

西村は前回大会で手首を痛めていて、今回も痛みと戦いながらのトライとなった。しかしそんな逆境をはねのけ、今シーズン2度目のオールクリーンを達成。チャンピオン獲得と同じくシーズンの目標だった全勝優勝を達成した。

2位には2戦続けて小谷芙佐子(スコルパ)。小玉絵里加(ホンダ)が3位となったが、ランキングでは2位4回の小玉が2位を獲得している。

【西村亜弥のコメント】

いろんな人に助けられて、いろんな人のおかげでチャンピオンがとれて、全勝優勝ができました。みなさんに助けてもらったお礼は成績を出すことでしかないと思っていたので、結果が出せてよかったです。ありがとうございました。