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写真&レポート
 
ニューモデルをデビューさせ
優勝を飾った黒山健一

第11セクションの失敗が
大きく響いた小川友幸

1ラップ目好調だった
野崎史高は3位

国際A級スーパークラス

2016全日本トライアル選手権シリーズ第6戦中部大会

2016年全日本選手権第6戦、今年は中国大会が6月の開催だったため、第5戦北海道大会からやや長いインターバルの末の第6戦となった。会場はいつものキョウセイドライバーランド。岡崎市にあって、名古屋からも近く、観客サービスにも努めている大会のこと、多くのファンでにぎわった。

天気予報はわずかにはずれ、昼近くまで雨が残った。この影響で、土が重たい、厳しいコンディションの中の戦いとなる。今回は150名を越える参加者でにぎわい、国際B級のスタートを2グループに分けておこなったが、それでもセクション待ちの渋滞はそこここで発生してしまった。。

■国際A級スーパークラス

武井誠也(ホンダ)が復活して16名全員参加のIAS。セクションは12。これを2ラップして、そののちにSSが2セクション。いつものとおり、ひたすら登るヒルクライムのSS第1セクションと、タイヤや巨大コンクリートブロックで構成されたSS第2。SS第2の最後のコンクリートブロックは、高さ173cmの真直角だ。

晴れた土曜日に下見をした時点では、セクションはそれほど難度が高くないと目されていた。ところが当日は、昼近くまで雨が残る悪コンディション。激しく降るわけではないので、土は絶妙に水を吸い、流れるほどではなく、重たくマシンやタイヤにまとわりついてくる。

第1セクションは、結局全員が5点となった。第2セクションも、5点が連発。野本佳章(ベータ)、小川毅士(ベータ)が3点で抜け出ると、野崎史高(スコルパ)は2点で通過。ところが今シーズン絶好調の小川友幸(ホンダ)は、わずかな下りターンでフロントタイヤが切れ込んでテープを切って5点となった。黒山健一(ヤマハ)はクリーン。

今回黒山は、後方排気、後傾シリンダー、フューエルインジェクション搭載のTYS250Fiをデビューさせている。このところ、マシン的にハンディが否めなくなっていた黒山にとって、このニューマシン投入は大きなチャンスだ。

第3セクションは、泥々の岩登りにまして、最後の斜面が難関だった。ここで黒山が5点、小川は1点で、第2セクションの失敗をほぼ振り出しに戻している。野崎、野本が3点で抜けた。7月にパパになったばかりの野本は、気合いが入っている。

第4も、最後の斜面が難関だった。結局1ラップ目は誰も走破できず。渋滞が解消されないため、持ち時間はどんどん少なくなっていく。

第5、第6、第7は上の段の大岩とヒルクライム。このあたりから、抜けられるセクションが多くなっているということだったが、しかし第5では黒山が5点。大岩に上ったところでリヤタイヤを滑らせてゲートマーカーを蹴ってしまった。小川は第5、第6を1点ずつで抜けたが、野崎は3連続クリーン。今日の野崎は安定して調子がいい。ところが野崎には残り少ない残り時間が懸案となっていた。持ち時間が足りなくなるのは目に見えているが、勝負を捨てたくないと野崎はすべてのセクションをきちんとトライしている。

トップグループは第8はみなクリーン、第9以降もミスをすれば5点となる設定で、クリーン連発というわけにはいかない。結局1ラップ目、12セクションの勝負だけを見ると、黒山、小川、野崎の3人はそろって30点をマークしていた。勝負はタイムオーバー減点の大小で付けられた。黒山が4点、小川が1点、野崎が5点。1ラップ目のトップは、小川友幸、ということになった。

2ラップ目、わだちができてコンディションが悪化しているところもあったものの、全体的には2ラップ目となってスコアはよくなっていったようだ。

黒山は1ラップ目に難関だった第1セクションをただ一人クリーン。これで試合の主導権を握ったかにもみえる。野崎は1ラップ目に申告5点となった上にタイムオーバー減点があり、2ラップ目は1ラップ目の元気を失ってしまった。

ドラマは、2ラップ目11セクションで起こった。トライ中に黒山のエンジンが不整脈をおこし、万事休す。黒山は冷製にエンジンをなだめすかせてアウトまでマシンを運んだ。これはほんのささいな補機類のトラブルで、TYS250Fiの本質的トラブルではなかったということだったが、あわやと思わせた一瞬だった。

直後にトライした小川友幸は、なんと入口の岩盤登りで失敗。あっさり5点となった。ここまで2点差でリードしていた小川だったが、これで一気に5点のビハインドとなった。残りはSSを含めて3セクション。逆転は厳しい。

黒山は最終12セクションで2点、SS第2で1点と、確実に足をついてゴールに向かった。

黒山の勝利は第4戦中国大会以来だが、この2年ほどずっと勝ちに苦しんできた黒山にとって、この勝利は大きな再出発の1勝となることだろう。

勝利を決められて、最後のトライとなった小川は、SS第2をフロントをつったまま、ダニエルでタイヤを越えて走りきった。勝利は逃したものの、地元ファンに向けて、チャンピオンらしいアピールで試合を締めくくったのだった。

【黒山健一のコメント】

新しくなったマシンで、ぎりぎりの逆転でしたが、勝利ができてよかったです。ほんとうに、ヤマハのみなさん、チームの皆さんに感謝です。インジェクションは素晴らしい性能でわくわくしていますが、ライダーの方がまだまだその性能を発揮できていない状態です。これから乗り慣れます。正直、今年のチャンピオン奪還は限りなく厳しいですが、次のシーズンに向けて、今からがんばります。

【小川友幸のコメント】

調子は悪くなかったと思います。ただいくつか情けないミスがあって、それで勝利も逃してしまいました。特に2ラップ目の11セクションは、いったいどうしたのかもわからない5点です。いつもなら、練習にも取り入れないような、なんでもないポイントでの失敗でした。今年は全勝優勝を目指していたのが1敗して、それなら残りは全部勝とうと決めたところでの2敗目。くやしいですが、最終戦は思いきり走ってチャンピオンを獲得します。

【野崎史高のコメント】

1ラップ目終盤まではトップだったんですが、どこのセクションでも渋滞がひどくて、終盤はクリーンできるセクションでエスケープすることになってしまいました。2ラップ目はそれを挽回しなければいけなかったのですが、崩れてしまって勝負ができませんでした。次は今年最後の、相性のいいSUGOなので、がんばります。

【トライアル・デ・ナシオンについて】

表彰式の最後に、今年のトライアル・デ・ナシオンについての報告会が催された。2位となった日本チームのうち、海外在住の藤波貴久(モンテッサ)をのぞく小川友幸と黒山家一の2名と、マネージャー役で随行した小谷徹選手会代表、そしてチーム代表としての西英樹トライアル委員長、さらに日本チームのアシスタントとしての黒山二郎が壇上に上り、ぎりぎりで2位を獲得した戦いぶりを振り返った。

つい先ほどまでは優勝を争った二人のライダーが、同じチームとして仲良く走り、そして仲良く戦いぶりを報告するという、トライアルならではの光景だった。


IAクラス優勝は
永久保恭平
IA優勝永久保(右)
2位本多(中央)、3位平田(左)

国際A級

泥々の悪コンディションの中、永久保恭平(ベータ)が今シーズン初勝利を飾った。1位から3位までが1点差ずつの激戦だった。同点でチャンピオン争いを展開中の久岡孝二(ガスガス)、村田慎示(ホンダ)、小野貴史(ホンダ)の3人はそろって表彰台には乗れず。久岡が4位、村田6位、小野8位で、ランキングもこの順位で最終戦を迎えることになった。

永久保は今年寺澤慎也のショップにメカニック修業にでかけていて、環境の変化でこれまでと同じような戦いができずにいたが、今回の勝利でそこも乗り越えたようだ。その寺澤は16位とあと一歩でポイント圏外に脱落している。

【永久保恭平のコメント】

今回は調子もよくなくて、入賞ができればいいなぁくらいに考えていました。今年、環境が変わってそこになかなか慣れなくて。練習自体はよい環境でできています。次もがんばりたいと思います。

 


小林直樹
IBクラス初勝利

優勝の小林(右)
2位塩月(中央)、3位氏川(左)

 

国際B級

チャンピオン最有力候補氏川政哉(ガスガス)。タイトル獲得はほぼ確実になっているが、開幕戦で勝利して以来、勝利から遠ざかっている。

今回の氏川は、むずかしい厳しいコンディションの中、よい走りを見せた。1ラップ目は2位の小林直樹(TRS)に6点差。2ラップ目も小林に勝る好スコアで最終セクションまでやってきた。しかし氏川は最終で5点となり、しかも時間がぎりぎりなこともあり、そのまま最終セクションのパンチを受けずにタイムコントロールに飛び込み、最終セクションを見過ごし10点ということになってしまった。

これで順位も変わって、優勝は小林、氏川は3位となった。氏川は最終セクションがクリーンでなく5点だとしても優勝していた計算だったから、惜しいパンチミスとなった。氏川は3位でランキング2位の武田呼人(ガスガス)に26点差としてチャンピオンを決定した。

小林はこれで3勝目。完走した全戦でポイントを獲得した。2位には小林と同じマシンに乗る塩月匠(TRS)が入った。

【小林直樹のコメント】

今日は勝利といっても気持ちは複雑です。途中で氏川選手と会って、10点差くらいつけられているを知らされていたので、負けたと思っていました。最終戦は出られないのですが、ほぼIA昇格を決められたので、IAでも体制を整えてがんばりたいと思います。全日本に復帰して、うまくっないるという実感もあります。体力面でも自信がついたし、いいシーズンだったと思います。

 

西村亜弥の勝利
前日の負傷をおしての大会

優勝した西村(右)
2位小谷(中央)、3位小玉(左)

 



前戦北海道大会でタイトルを決めた西村亜弥(ベータ)が今回も勝利。全勝優勝に向けて、あと1戦というところまでこぎつけた。

しかし楽な戦いではなかった。西村は土曜日の練習中に左手を負傷、痛みをおしての大会となった。今回は今年一番の厳しい戦いとなったから、手負いの西村にとってはさらに厳しいものとなった。

1ラップ目第2セクションで5点となり、追い上げの展開となった西村だったが、全セクションにわたってライバルに勝っていて、トータル16点差で連勝記録を伸ばした。

2位は小谷芙佐子(スコルパ)。開幕戦以来の2位獲得だった。3位は小玉絵里香(ホンダ)、4位寺田智恵子(シェルコ)、5位稲垣和恵(シェルコ)。今回は5名の参加だった。

【西村亜弥のコメント】

痛くて、厳しい戦いでした。今日は負けちゃうかも、と思いましたが、最後まで走って、勝ててよかったです。チャンピオンは決まっていますが、チャンピオンTシャツは今回できました。目標は全勝なので、最終戦もがんばります。