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写真&レポート
 
小川友幸の優勝
今回は圧倒的な強さ

黒山と接戦で2位を獲得
野崎史高

前戦で優勝した黒山
3位でゴール

国際A級スーパークラス

2016全日本トライアル選手権シリーズ第5戦北海道大会

2016年全日本選手権第5戦、毎年海の日の前後のこの時期に開催の北海道大会。今年は第3戦九州大会の直後の第5戦となった。会場はおなじみ、わっさむサーキット。モトクロスコースとして使用されなくなったこの会場は、植樹などがおこなわれて、散歩道などの手入れも始まっている。天気予報は曇りということだったが、どうして当日は日差しの強い、なかなか体力的に厳しい戦いとなった。

■国際A級スーパークラス

負傷中の武井誠也(ホンダ)をのぞく15名の参加のIAS。セクションは10。全体的に昨年同様の構成で、難易度はやや増している。それでもトップライダーによれば、オールクリーン勝負の神経戦と目されていた。SS第1は10セクションの他に設けられていて、SS第2は最終10セクションを手直しして設定される。

わだちのない斜面を登る第1、巨大なコンクリートブロックに深く掘られた直角の急斜面、助走のない複雑な地形の岩登りの第3、苦しい助走からヒューム管に飛びつく第4と、前半から難セクションが続く。これのどこがオールクリーン勝負なのか。第3では黒山健一(ヤマハ)が失敗、3つを走ったところでオールクリーンをしているのは野崎史高(スコルパ)と小川友幸(ホンダ)のふたりだけとなった。

次の第4ではついにクリーンがひとつも出ず。野崎は5点、小川毅士(ベータ)が3点。小川友幸が転倒寸前を逃れて2点、黒山が1点のみで通過した。小川が2点でトップ、2位は野崎で5点、黒山が6点、以下、10点の柴田暁(ヴェルティゴ)、野本佳章(ベータ)と続いていく。

第6セクションが、また勝負どころとなった。ここは水がしみ出ていて、滑るコンディションからの発進がキーとなる。小川毅士が1点、柴田が2点と気を吐くも、野崎、黒山はそろって5点。そこを小川が華麗にクリーンして、ここでさらに点差は広がった。まだまだ先は長いが、小川友幸のこの日の強さは、誰の目にも明らかになっていた。

第7以降は、トップ3にとってはクリーンセクションだった。1ラップ目、トップの小川の失点は2点。オールクリーンにはならなかったが、それに近い点数でまとめあげたところはさすがだった。2位は野崎で10点。3位黒山11点、4位小川毅士14点と、2位争いはまだ結末は見えていない。しかし小川友幸の独走は確定的となっていた。

2ラップ目。小川の好調はますます際立った。2ラップ目、黒山は鬼門の第3で再び5点、対して野崎はここはクリーンしたものの、野崎の鬼門の第6ではやはり再び5点。小川友幸は1ラップ目で唯一足を出した第4セクションもクリーンして、ついに2ラップ目オールクリーンを達成してしまった。

2ラップを終えて、残るはSSの2セクション。2位は野崎と黒山が17点で同点。クリーン数の差で、野崎が上位にいるというのはわかっていたのだが、いずれにしてもSSでひっくり返る点差だ。

しかし優勝争いはといえば、2位の17点に対して小川友幸は2点。15点差はSSの2セクションではひっくり返らない。小川友幸の勝利はSSの前に事実上、決まっていた。もちろん小川は、残る2セクションを完璧に走って、今回の勝利に華を添えたい思いだ。

SS第2は、大岩を登ってタイトにターンして、最後の岩を上がる設定で、タイトなターンをどう処理するかがライダーの悩みのタネだった。加賀国光(シェルコ)、吉良祐哉(ベータ)が3点で抜けて拍手喝采を受け、いよいよトップライダーのトライ。

しかし柴田、小川毅士と、最後の岩にはじき返されて5点が続く。そして野崎。野崎は精度の高いライディングで、この難所を見事クリーン。2位争いのライバル、黒山にプレッシャーを与えることに成功した。

はたして直後の黒山は、ここをクリーンしてなお同点という苦境。最後の岩を前にラインを変えたりと苦心があったが、しかし最後の岩は手ごわかった。5点。これで、仮に最終SSが5点とクリーンでも、クリーン数に差があるので黒山の再逆転はならず、野崎の2位が確定した。

そして最後の小川のトライ。すでにクリーンも出てしまい、優勝も決まっている。走りにくかった、と小川は振り返るが、その状況下で、見事なクリーン。今日一番の実力者であることを証明した。

最後のSS第2は、コンクリートブロックを下りながら次のコンクリートブロックに飛びつく設定で、これもまたむずかしい。SS第1を走破した加賀も吉良も、ここでは5点になっている。

しかしSS男の柴田が最初にここを走破した。しかもクリーンだ。すると次の小川毅士もクリーン。最後のトップ3は、3人とも美しくクリーンして、夏の北海道大会は幕を下ろした。

つい先月の中国大会では黒山が勝利し、チャンピオン争いでは3点差と勝負が振り出しに戻った印象だったが、その後小川友幸が2連勝、黒山が2戦連続で3位となったことで、タイトル争いは13点差まで小川友幸有利に点差が広がっている。逆に、ランキング2位争いが、黒山と野崎の間で、3点差まで縮まっている。

【小川友幸のコメント】

第2セクションで勢いに乗っていきすぎてしまい、あやうく足が出そうになったのですが、なんとかこらえることができました。あれががまんできたということで、今日は大丈夫かなという自信になりました。しかし第4で2点となり、オールクリーンができなかったのはくやしい北海道大会となりました。

【野崎史高のコメント】

2位という結果は悪くはないのですが、小川選手に離されすぎてしまったので、そこが問題です。ベストなら、小川選手のスコアはマークができると思いますが、実戦であのスコアを出せたということで、今日の小川選手は完璧だったと思います。そんな中、今日は第3セクションで、ぼくだけがひとつめの岩を止まらずに飛び抜けてクリーンができた、というところはよかったかなと思います。ランキング2位も見えかけてきたので、ちょっと欲を出してみようかと思います。

【黒山健一のコメント】

結果は残念でしたが、精いっぱいやりました。ライディング的に悔いが残るとすれば、1ラップ目の第6セクションの5点ですか。あれはいきたかったなと思いますが、他はベストを尽くせていたと思います。これから次まではあと2ヶ月あるので、じっくり調整して、今年はランキング2位を死守したいと思います。

【トライアル・デ・ナシオンについて】

表彰式の最後に、今年のトライアル・デ・ナシオンに参加する日本チームの発表があった。今年の日本チームは、世界選手権を戦う藤波貴久に加え、小川友幸と黒山健一が選ばれている。今年からデ・ナシオンは男子も3名1組のチームとなっている。

西英樹トライアル委員長、小谷徹選手会代表とともに、小川友幸と黒山健一が壇上から、デ・ナシオンに向けての抱負を語って、応援を呼びかけたトライアル・デ・ナシオンは今年はフランスで開催される。イタリアとの国境に近いイゾラ2000というスキー場での開催だ


IAクラス優勝は
寺澤慎也
IA優勝寺澤(中央)
2位久岡(右)、3位磯谷(左)

国際A級

中部のベテラン、寺澤慎也(ホンダ)が、今シーズン初勝利。国際A級のトップライダーにとっては、今回のセクションは難易度の低い神経戦。しかしそれだけに、集中してミスのない戦いをする必要があった。

1ラップ目からトップに出たのが寺澤だった。寺澤は第4戦中国大会で腰痛を悪化させ、中国大会ではリタイヤ同然の20位で試合を終えている。第3戦九州大会でやや状況は回復したものの、まだ本領発揮には至らず。今回が事実上の復帰戦だった。

2ラップ目の寺澤は第6セクションで5点となって減点を増やしてしまったが、それでも1ラップ目のアドバンテージが効いて、2位以下の追い上げを許さず、勝利を飾った。

2位の久岡孝二(ガスガス)は、1ラップ目の二つの5点から、2ラップ目トップの3点でよく追い上げた。国際A級2年目の久岡は、表彰台の常連となりつつあるが、まだ未勝利。今回の2位で、チームメイトの村田慎示(ホンダ)、2勝をあげている小野貴史(ホンダ)とともに同点でランキングトップを争うチャンピオン候補となった。

この大会、1位から7位までが中部のライダーで、中部地方の層の厚さが印象的な大会となった。

【寺澤慎也のコメント】

鳥取では、ほんとにパンチをもらうだけの試合になって、九州でもまだ本調子ではなく、今回ようやく腰の痛みから開放されて、それといっしょに結果もついてきて、うれしいです。今日は5点になるリスクの大きいセクションが多かったのですが、たまたまぼくは、5点にならずに走れたのかなと思っています。

 


武田呼人
IBクラス初勝利

優勝の磯谷(中央)
2位氏川(右)、3位池田(左)

 

国際B級

中学生、高校生が大活躍の北海道大会となった。表彰台は中学生が独占した。この若い戦いを制したのは武田呼人(ガスガス)。ランキングトップを行く氏川政哉(ガスガス)のひとつ年上で、中部選手権にデビューしたのは1年先輩となるが、チームメイトにして最大のライバルの二人。この二人が、1点を争う勝負を展開した末に、武田の初優勝が実現した。

勝負の肝となったのは第8セクション。武田も氏川も、ここ以外では失点をしていない。1ラップ目、武田はここで2点、氏川は1点減点した。3位の山中悟史(ホンダ)は1ラップ目4点。これも立派なスコアだが、氏川との3点差は大差にも思える。

2ラップ目、武田は8セクションのクリーンに全精力を傾けた。ここでの2点で、氏川に1点負けていることも知っていたからだ。そしてクリーン。続いてトライした氏川は、1ラップ目と同じく、ここで1点減点した。

結果、両者2点で同点。しかしクリーン数の差で、武田の勝利が決まったのだった。

ランキングでは断然トップを走る氏川だが、開幕戦移行、未勝利が続いている。武田はこの勝利でランキング3位に浮上した。

【武田呼人のコメント】

初優勝できて、うれしいです。今日は氏川くんと1点差で勝負しているのがわかっていて、1ラップ目に負けていたのもわかっていたので、2ラップ目に逆転できてよかったです。2ラップ目はオールクリーンすることもできて、それもとってもうれしいです。

 

西村亜弥の圧勝
チャンピオンが決定する

優勝した西村(左)
2位小玉(右)、3位小谷(左)

 



今回は4名が参加。レディースは全7戦のうち、5戦の成績のいい試合のポイントを集計してランキングを決するので、全勝を続けている西村亜弥(ベータ)がこの大会でも勝利すれば、仮に残りの2戦を欠場したとしても全戦優勝ということになる。

西村はオールクリーンに迫る勢いで1ラップ目のトライを続けるが、第8セクションで5点。優勝戦線には影響がないが、完璧な勝利を目指す西村にとって、ときどき出てしまうミスは手痛い失点だった。

結果、西村は2位にトリプルスコア以上の差をつけて勝利。2位争いは1点差の接戦で、小玉絵里加(ホンダ)が小谷芙佐子(スコルパ)を振り切った。

【西村亜弥のコメント】

優勝できて、チャンピオンも決まったんですけど、もともと今年の目標は全戦優勝してチャンピオン獲得だったので、まだ目標達成ではありません。あと2戦、優勝を目指してがんばります。ミスが出て、気持ちの落ち込むこともあるし、みんなもうまくなってきているので、けっして油断はできません。