レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

写真&レポート
 
開幕戦を制したのは小川友幸
接戦の末の勝利だ

2ラップ終了まではトップ
しかしSSの失点で2位へ

1ラップ目から好調だった
しかし野崎史高は3位

国際A級スーパークラス

2016全日本トライアル選手権シリーズ第1戦関東大会

2016年全日本選手権。今年も開幕戦は肌寒い真壁での開催となった。それでも午後から天気が崩れるという予報ははずれて、最後まで曇り空のまま全スケジュールを終えられた。

■国際A級スーパークラス

昨年から、さらに参加者が増えたIASクラス。今年のニューフェイスは、岡村将敏(スコルパ・2015国際A級チャンピオン)、氏川湧雅(ヴェルティゴ・同2位)、武井誠也(ホンダ・同5位)。昨年ポイントを獲得した13名が引き続きこのクラスを走るので、16名が参加する。久々ににぎやかだ。しかしポイントを獲得できるのは上位10名だから、ポイントの獲得はこれまでに増してむずかしい。

用意されたのは12セクションとSSがふたつ。今回はレディースクラスが新設されて、全部で4つのラインが混在する。レディースクラスは危険度の少ない7つのセクションを使っての開催となった。今回は参加台数が非常に多く、渋滞対策にも主催の苦労があった。

多くのトライアル愛好者にとってなじみの深い真壁トライアルランドだが、これまでにない設定のセクションが多く、観客にもライダーにも新鮮な印象を与える大会となった。

第1セクションから第3セクションまでは、IASのトップライダーにとってはクリーンセクションだった。岩場、滑る土の斜面、崖と、変化のある設定で、ライダーの得手不得手が結果に直結していた。

難度が上がったのは第4セクションから。ここで黒山健一(ヤマハ)が斜めの岩の処理に失敗して5点。小川友幸(ホンダ)も1点を失い、トップはここまでオールクリーンの野崎史高(スコルパ)となった。

次の第5セクションでは小川が5点。ここはそそり立った斜面をかあがらる必要があり、かつラインが狭い何セクションだった。黒山は2点、野崎は3点で、トップは変わらず野崎。野崎は第7セクションまでは減点も最小限でトップを守ったものの、第8で2点、第9で5点と、後半に失点を重ねてしまった。1ラップ目は、小川と黒山が11点で同点。2点差で野崎が続く展開となった。

2ラップ目、1ラップ目の失敗をふまえて、トップライダーはオールクリーンをする勢いでセクションを回っていく。今回、全選手を通じて唯一クリーンが出なかったのが第5セクションだが、2ラップ目の黒山は難所をクリーンで抜け、その先でちょん足が出てしまった。そしてこの日、黒山は細かい減点が多く、黒山らしいキレのいい独走体制を築けずにいた。

それはまた、小川友幸も同様だった。2ラップ目の小川は、第5セクションで2点を取った以外はクリーンを連発して勝利をつかみにかかるも、終盤の11セクション、12セクションで続けて失点。減点数自体は1ラップ目の半分以下に抑えたものの、黒山に1点差の2位となってしまっていた。

黒山15点、小川が16点、野崎は22点、小川毅士35点。計算上は野崎にもSSでの逆転勝利の可能性があるが、実質的には小川と黒山の一騎打ちの優勝争いとなっていた。ふたつのSSは従来から名物セクションとなっているヒルクライムだが、今回はさらに難度が高められたり、これまで上ったことがないラインが開拓されるなどして、はたして本当に走破ができるのか、興味深いものとなった。

SS第1は、最後の登りにかかる段差をどう処理するかがむずかしい。ここで停止してしまえば、まず頂上までの走破は難しいが、止まらずにそのまま加速していくのももちろん難しい。

初めて頂上を極めたのは小川毅士で3点。そして野崎が1点でここを抜けると、残る二人にクリーンの期待が高まった。そして黒山。わずかにタイミングを崩した黒山は、最後の絶壁を前にマシンを止め、そこから力いっぱいのスタートをした。しかしわずかに足りず、足をついてマシンを引き上げることになった。3点。

最後のトライは小川。小川は黒山がマシンを止めてしまった段差もそのまま走り抜け、見事なクリーン。これで2ラップ目終盤のミスを取り戻し、黒山に2点差でトップに返り咲いた。残るはSS第2のみだ。

SS第2もむずかしい。ここを2点で抜ければ、クリーン数の多い小川の勝利は決まるが、小川はここをクリーンか5点か、と考えていた。だからここをクリーンしなければ、勝利もない。

斜度がきつい上に、セクションアウトが直角に曲がっている。しかしこの難セクションを、まず砂田真彦(ホンダ)が3点で走破。吉良祐哉(ベータ)、加賀国光(シェルコ)、岡村将敏と、次々に3点で走破していく。

さらに野本佳章(ベータ)、柴田暁(ヴェルティゴ)、田中善弘(ベータ)、小川毅士が左足を軸に最後のターンを曲がりきって1点で抜け出ていく。

こうなると、野崎、黒山、小川友幸の3人には、やはりクリーンの期待がかかってくる。

そして、3人は期待にたがわず、見事なクリーンを見せてくれた。しかも難セクションを確実に読み切って、完璧な走りでのクリーンだった。これで勝負は決まった。小川友幸が開幕戦を勝利、2点差で黒山、野崎は2位黒山と5点差で3位となった。

今年も、小川と黒山の壮絶な一騎打ちが続くのか、今回の序盤のような好調を維持して、野崎がこの二人に割って入るのか、あるいは小川毅士、柴田といった次なる勢力がさらに力をつけてくるのか。

【小川友幸のコメント】

非常に緊張感あふれる戦いでした。1点を争う戦いで、中盤、少しリードしたにもかかわらず、なさけないミスで逆転を許してしまってのスペシャルセクションでしたから、プレッシャーも大きなものでした。SSは自信はありましたが、紙一重で失敗する設定なので、なにがあるかわからない。なのでSS第1をクリーンしてもなお、SS第2を終わるまで、少しの油断もできませんでした。今年もこういう厳しい戦いが続くと思います。気をゆるめずに、がんばります。

【黒山健一のコメント】

よい戦いができていたのに、負けてしまって、残念な結果となりました。ただ、結果は2位でしたが、ライディングの内容は悪くはなく、ライダー心理としては今までとはちがうよい感触を持っているので、この調子を保って、よい結果を出すべくがんばりたいと思います。今日は1ラップ目の第4セクションでの5点が勝利を奪う結果となりました。

【野崎史高のコメント】

前半は調子よく、優勝争いもできていました。内容は悪くはなかったのですが、結果はいつもと同じ3位ですので、その点は非常に残念です。ただマシンとの相性もばっちりですし、今年は昨年にましてよい感触を持っているので、今後は期待ができると思います。まずは次の1勝を目指します。


IAクラス優勝は小野
7年ぶりの勝利
IA優勝は小野貴史(中央)
2位本多(右)、3位久岡(左)

国際A級

ケガなどでブランクの長かった小野貴史(ホンダ)が、本多元治(ホンダ)との勝負に打ち勝って開幕戦勝利を得た。小野の勝利は2009年の北海道以来の3回目。

1ラップ目のトップは、2014年IBランキング2位でIA昇格を果たした久岡孝二(ガスガス)。去年は1年目のIA参戦で苦労をしたが、今年は開幕戦からその雪辱を晴らすべく好走を見せた。

小野は、戦況をまったく把握しないでセクショントライを続けていた。ある程度調子がいいのは自分でも認めるところだったが、勝利はまったく予想外だったという。

ベテラン勢が強いこのクラスだが、上位4人が二桁ゼッケン。本多はデモなどの仕事で忙しく欠場も多い。そして4位の西元良太(ベータ)は、警察官という職業柄、年に1度だけの出場となっている。

【小野貴史のコメント】

渋滞が心配だったので、アシスタントの竹屋選手に時間を管理してもらって、早めにトライをするようにしていきました。それで自分のペースもできて、悪くない走りができたと思います。でもライバルの動向はまったくわからず、1ラップ目の結果も知らず、終わって最後の最後に自分の勝利を知りました。長くやっていると、いいことがあるものです。

 


全日本初出場で初優勝
圧勝した氏川政哉

優勝の氏川(中央)
2位沖(右)、3位武田(左)

 

国際B級

このところの国際B級は、若い戦力の台頭が著しい。今回勝利したのは、昨年のGC(グランドチャンピオン大会)でIBに昇格してきた氏川政哉(ガスガス)、IASのルーキー氏川湧雅の弟だ。2位は、昨年惜しくもIA昇格を逃したゼッケン1番沖勇也(ホンダ)。そして3位には、中部のIAチャンピオン武田呼人(ガスガス)が入った。

氏川は2位の沖に10点以上の点差をつける堂々たる勝利。1ラップ目の2位には、往年のトップライダー小林直樹(TRS)が入っていたが、残念ながら小林は1ラップを終えたところでトラブルのためリタイヤとなっている。

【氏川政哉のコメント】

神経戦だと思っていたので不安だったのですが、1ラップ目に点数と順位を教えてもらって、みんながわりと点数をとっているので安心できました。いつもの練習のような気持ちで走れたのもよかったと思います。今年はこの調子でいきたいと思います。

 

新設レディースクラス
初戦を制した西村亜弥

優勝した西村(中央)
2位小谷(右)、3位佐々木(左)

 



今回初めて開催となった全日本選手権レディースクラス。昨年、何回か実験的に承認大会として開催して、今年は満を持して全日本選手権となった。

今回の参加は6名。国内A級ライセンスを持つ5名と、かつて国際B級ライダーとして活躍した西村亜弥の6名になる。実績から見れば西村が圧倒的に強いが、試合となるとまた別物で、緊張感あふれる戦いを強いられたようだ。

2016年に生まれた新しい選手権、今年はレディースたちの戦いに注目だ。

【西村亜弥のコメント】

勝利を目指して参戦しましたが、予定通りの勝利というわけにはいかなかったです。5点をとってしまって、これはたいへんなことになったと思いました。なんとか勝ててよかったです。次も勝ちたいですけど、勝ち続けるのはきっと簡単なことではないと思います 。