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'16全日本スーパーモト選手権 第5戦 
                    ↑'16スケジュール
    2016年8月7日(日) TSタカタサーキット(広島)


今季全9戦で行われる全日本スーパーモト選手権の中間点となる第5戦は、広島県のTSタカタサーキットで行われた。このサーキットは全長1800mでコース幅も広くシリーズの中でもハイスピードコースに入る1戦。そのターマックセクションにフラットダートとテーブルトップジャンプを加えたダートセクションを組み合わせたコースが用意されレースは行われた。
天候は前日練習走行後の車検時に30分程の雷雨がまとまって降ったおかげで適度な湿り気のダートとなり、ベストコンディション。天候は時折雲が出る程度の晴れで35度を越える猛暑日となり、ライダーにとっては体力的にタフなレースとなった。広島市内からも近く、高速道路からのアクセスも良いことから多くのスーパーモトファンが会場に訪れ熱戦を見守った。






速さに安定感が加わり
自身初完全優勝の新井誠

髪の色と同じ金(優勝)
を獲得し喜ぶ新井誠

ヒート1で一時トップに立つも
新井の快走に完敗し2位。森田一輝

2戦連続表彰台獲得
若手の成長株、城取諒

8名が出場した国内最高峰S1PROクラス。決勝グリッドを決めるタイムアタック形式の予選では若手でキレのある走りを魅せる新井誠(#4)が1分13秒173をマークしポールポジションを獲得。0.553秒差の2番手グリッドには森田一輝(#8)、3番手には城取諒(#9)、4番手金児伸二(#5)でフロントロー、5番手には九州は熊本から参戦の川上よしふみ(#21)、6番手古川和由(#16)となった。


 決勝周回数は15周回で行われたヒート1。前戦で完全優勝をした森田がホールショットを奪い、それに新井がぴったりとマークする形でレースが始まった。森田、新井、城取、金児伸二、川上、古川の順で1周目のコントロールラインを通過すると。 序盤からトップを行く森田に新井が食らいつき、3位以下を置き去りにしてサイドバイサイドのマッチレースを繰り広げる。 3位争いは城取、金児伸二、川上ら3台が数珠つなぎとなった接近戦での展開に。前半は逃げる森田に新井がターマックで詰め寄るも、モトクロス出身のベテランらしい安定したダートの走りで逆に新井にダートでのミスを誘い引き離すといった一進一退の攻防が続いた。

そしてレースが動いたのは7周目過ぎ。新井がダート入口コーナーのブレーキング勝負で仕掛け、森田をついに逆転することに成功しトップに浮上。後半に入り、トップを行く新井はスパートをかけ森田との差を広げようとするが、森田もファステストラップを更新するペースで応戦しトップ新井と森田との差はなかなか広がらない。
トップ2と30秒近い差が開いた3位争いは3番手を行く城取が金児伸二、川上らとの差を広げ、単独3位での走行となる。終盤に入っても、安定した走りを続ける新井は2番手を行く森田との差を徐々に広げはじめる。 そして迎えたラストラップ。森田の追撃を振り切った新井がトップでチェッカーを受け今季2勝目をマーク。2位森田、3位城取、4位には金児伸二が入った。

 続くヒート2、ホールショットはヒート1優勝の新井。それに森田、城取が続く。新井、森田、城取、金児伸二、川上の順で1周目のコントロールラインを通過すると、序盤からハイペースで逃げる新井に森田が食らいつく形でのトップ争いとなり、ヒート1同様3位以下を大きく引き離してのマッチレースとなる。3位争いは若手成長株の城取に、同じチームで最年長S1PROライダー金児伸二がマークする展開に。そこから少し離れて九州熊本の川上が5番手で単独走行する形で前半のレースは進んだ。

後半に入っても新井と森田の一騎打ちが続き、9周目には森田が得意のダートで新井に一気に詰め寄るシーンもあったが 新井は必死でトップを死守した。3位争いは3番手を行く城取が4番手の金児伸二との差を大きく広げるも、前を行くトップグループからは半周近く差が開いていた。
終盤に入っても安定した走りを続けた新井が2番手森田との差を徐々に広げていき、スタートから終始安定した走りを魅せてトップを守り切り、ヒート1に続きトップでチェッカー。2位は森田、3位城取が表彰台を獲得した。

両ヒート1位で自身初の完全優勝を果たした新井は「レースウィークを通じて安定した結果を出せたのが良かった。ヒート1こそファステストラップを出せてないけど、それ以外の全てのセッションでトップタイムを出せてるし、転倒もほぼ無かったので調子が良かったのかなと思います。来月に海外でのレース参戦も控えているので、一歩づつステップアップできるように頑張っていこうと思います。」とコメントした。





スタートからトップを譲らず
優勝を手に入れた吾妻裕人

激しいバトルでの表彰台
健闘を称えあう吾妻裕人

16台が出走し行われた決勝グリッドを決めるタイムアタック形式の予選。トップタイムは1分21秒207をマークし3戦連続ポールポジションの吾妻裕人(#9)。0.404秒差の2番手には川留健一(#5)、3番手ベンバサット ミッキー(#6)、4番手大坪正之(#14)がフロントロー。5番手森田直樹(#8)、6番手栗本志能武(#11)、7番手増田浩志(#15)の順となった。


今大会は予選レースは行わず、タイムアタック予選でスターティンググリッドを決め、決勝レースを行なった。
決勝周回数は12周回。スタートでホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートした吾妻。 吾妻、ミッキー、川留、森田、増成、大坪の順で1周目のコントロールラインを通過。 トップ争いは吾妻、ミッキー、川留、森田の4台が数珠つなぎとなり、サイドバイサイドの死闘を繰り広げる。 3周目にはトップ集団が後続から抜け出す形に。その後続の5位争いは増成、大坪、増田ら3台によるレースが展開された。 しかし5周目、6番手の大坪がダートで転倒し後ろにいた増田が引っ掛かってしまう。増田はすぐに復帰できたものの、大坪は大きく後退してしまう。

後半に入り4番手の森田が一気にチャージをかけ、ダート進入のブレーキングで前を行く川留を差し3番手に浮上。 さらに前を行くミッキーにも食らいつく。トップを行く吾妻に対して2番手のミッキー、そして3番手の森田も執拗にプッシュするが、吾妻はペースを上げ必死にトップを死守する走りを魅せる。 終盤になっても、トップ4台が2秒以内にいる大接戦となり、誰がトップになってもおかしくない状況でラストラップへ。最後の最後まで4台がラインを入れ替え必死の追撃をするが、吾妻がトップを守り切り優勝。2位にはミッキー、3位には森田が入り表彰台を獲得した。


優勝した吾妻「ようやく一番高いところに立つことができました。チーム関係者、サポートしてくださる方々のおかげで優勝できようになるまで成長することができました。」とコメントした。





ベテランらしいレース運びで
トップを奪い2連勝の富田真司

チーム全体での好成績と
自身の2連勝に喜ぶ富田真司

17台が出走し行われた決勝グリッドを決めるタイムアタック形式の予選。トップタイムは1分23秒575をマークした菅野景介(#9)。 0.206秒差の2番手には三井正勝(#6)、3番手は前戦優勝の富田真司(#38)、4番手深見浩資(#44)がフロントロー。5番手近藤一磨、6番手平翔太(#48)、7番手堀田大人(#4)がセカンドローというオーダー。


 このS2クラスも予選レースは行わず、タイムアタック予選でスターティンググリッドを決め、決勝レースを行なった。
決勝周回数は12周回。ホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートの菅野。しかし直後の2コーナーで6台が絡むマルチクラッシュが発生し、深見がクラッシュの影響で負傷しリタイアとなった。1周目のコントロールラインを菅野、三井、富田、森本、千馬、納富の順で通過すると、菅野、三井、富田ら3台によるトップ争いのバトルが繰り広げられた。3周目には4位以下を引き離し、トップグループが形成される。そして4周目、三井が菅野をパスしトップに浮上。さらに富田も菅野をパスし2番手に浮上してきた。

後半7周目、2番手の富田が三井のスキを突いてパス。ついにトップに浮上した。すると次の周には富田は一気にスパートをかけ、三井を引き離しにかかった。すると3番手の菅野が2番手の三井に迫り、2位争いも熾烈になってきた。 その後ろの4番手争いは森本、千馬、松井、納富、山本らが集団となりバトルを繰り広げるが、11周目に森本がポジションダウンし、替わって松井が4番手、千馬が5番手に浮上。
レースは富田が終盤三井を徐々に引き離し、トップでチェッカーを受け、今季2連勝を飾った。ラストラップまでもつれ込んだ激しい2位争いは三井逃げ切った。3位は菅野、4位松井の順となった。


今季2連勝となった富田「CP sportsのチーム全体で好成績を出すことができ、自分もこうして優勝できたのでチームに感謝しています。」とコメントした。