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SUPERBIKE RACE in MOTEGI

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全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 2016 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦スーパーバイクレース in OKAYAMA
主催:岡山国際サーキット(3,703m)

決勝レポート
開催日:2016-9/25
天候:曇/雨 コース:ドライ/ウェット
●観客:土曜日:3,000人 日曜日:5,500人
 

波乱のウエットレースとなったレース2
山口辰也が圧倒的な速さで制す!
中須賀克行の連勝は、11でストップ!!

 スタート直前に降ってきた雨のためディレイとなり、路面はウエットコンディションとなって行く。周回数は2周減算され22周でレースは行われた。

 急きょウエットとなったためか、ウォーミングアップ走行で加賀山就臣と酒井大作という経験豊富なライダーが転倒。両者とも、すぐに再スタートしグリッドに並ぶことができた。

 そしてシグナルがブラックアウトしレースは始まった。まずは、ポールポジションの中須賀克行がホールショットを奪い、野左根航汰、高橋巧、山口辰也、秋吉耕佑、津田拓也、中冨伸一と続いて行く。アトウッドカーブの進入で、秋吉が山口のインに入り前に出るが、そのまま転倒を喫してしまう。続くバックストレートからヘアピンでは、野左根が突っ込み過ぎてしまい、インから高橋巧が前に出て行く。さらにリボルバーコーナーでは、中須賀がややはらんだところ、高橋巧と野左根が前に出るが、ダブルヘアピン進入で、またも野左根が突っ込み過ぎてしまい、中須賀が2番手に上がる。オープニングラップは、高橋巧が制し、中須賀、野左根、山口、藤田と続いて行く。この中で藤田が遅れ、トップグループは高橋巧、中須賀、野左根、山口の4台が形成する。

 3周目には、山口がヘアピンの進入で野左根をかわすが、ダブルヘアピンの進入で野左根が抜き返す。高橋巧は久しぶりにトップを快走し、2番手以下を引き離しにかかる。藤田の後方には、高橋裕紀が上がり、それぞれ単独走行となる。野左根は、5周目の1コーナーで中須賀をかわし2番手に浮上。山口もアトウッドカーブで中須賀の前に出て3番手に上がると6周目の1コーナー立ち上がりで野左根をもかわし2番手に浮上。すかさず野左根もウイリアムズコーナーで抜き返し、ポジションを譲らない。しかし続くバックストレートで山口が前に出て行き2番手を奪う。ここまで健闘していた野左根だったが、最終コーナー手前のマイクナイトコーナーで痛恨の転倒。再スタートはできず、そのままリタイアとなってしまう。野左根が脱落すると、山口はファステストラップを更新しながらラップを重ね、一気に中須賀を引き離して行く。

 そのころトップを走る高橋巧は、雨の量が多くなってくると、フィーリングが今ひとつとなり、ペースを思うように上げられないでいた。その背後には、山口が迫り9周目には完全にテールtoノーズとなる。トップの2台はバックマーカーを縫うように走るが、そして狙いすましたように、11周目の最終コーナーで高橋巧がふくらむと、インから山口が前に出て行く。トップに立った山口は、一気に高橋巧を引き離し独走体制を築いて行く。高橋巧、中須賀も単独走行を続ける。レース終盤になると4番手を走っていた藤田に高橋裕紀が迫ってくる。そして17周目のバックストレートからヘアピンのブレーキングで前に出て行く。さらにペースの上がらない藤田の背後には、BMWを駆る武石伸也が差を詰めてくると、19周目に武石が藤田をパスし、5番手に浮上する。

 トップを走る山口は、2位の高橋巧に35秒920もの大差をつけてゴール。山口にとっては、2009年第3戦オートポリス以来、約7年振り、TOHO Racingにとっては、最高峰クラスは初めてとなる優勝を飾った。2位に高橋巧が入り、今シーズン初表彰台。中須賀は、3位となり、連勝は11でストップした。第5戦SUGOで負傷したケガがまだ完治していない高橋裕紀が健闘の4位。5位に大ベテランの武石伸也が入り、全日本では、BMWでの最高位記録を更新した。6位に藤田拓哉、7位に中冨伸一、8位に近藤湧也、9位に酒井大作、10位に今野由寛と続くトップ10だった。

 
JSB表彰台
 
優勝/#104 山口辰也(TOHORacing)
『岡山国際サーキットは、TOHO Racingのホームコースですが、雨は、ほとんど走っておらず、実際に走ってみないと分からない状況でした。スタートすると周りに比べて、自分たちのパッケージにアドバンテージがあるのが分かりました。ブリヂストンタイヤはグリップしていましたし、KYBサスペンションもよく、バイクは暴れることなく走れていました。途中、川になっているところでフロントがすべりましたが、その後は、ラインを選んで走りました。僕たちのバイクは、HRCで市販されているキットパーツを組み込んだものを、TOHOのメカニックがみんなで少しでもタイムを削れるようにバイクに愛情を注いで、いい状態に仕上げてくれています。ようやく結果で恩返しできたので、すごくうれしいです。東広島の皆さんを始め、多くの方が応援に駆けつけてくれましたし、勝つことができてよかったです』
 
2位/#634 高橋巧(MuSASHi RTハルクプロ)
『スタートがディレイになったので、金曜日の午前中にフィーリングがよかったセットに変更して臨みました。レース序盤は、水膜もなくて、金曜日みたいなフィーリングだったのですが、雨が強くなってくると、徐々にかわってきてしまい、山口選手にかわされてからは、ペースを上げられず、転倒を回避して走るだけで精一杯でした。久々の表彰台ですし、ここまでトップ争いも、できていなかったので、まずは、表彰台に戻ってこられてよかったです。ここまで散々な結だったので、最終戦では、また前進できるように頑張ります。チーム、メーカー、スポンサーに感謝いたします』
 
3位/#1 中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
『連勝記録が11でストップしましたが、久々に負けたとい気持ちが強く、自然と涙が出てきて悔しかったです。連勝記録は、大きなプレッシャーでしたし、重荷が降りたので、最終戦鈴鹿は、また新たな中須賀克行を見せられればと思っています。山口選手の優勝は、すごく、うれしく思いますし、心からおめでとうと言いたいです。また正々堂々と一緒に戦いたいと思います』
 
レーススタート
レーススタート
 
トップ争い
トップ争い
 
トップを快走する山口辰也
トップを快走する山口辰也
 
表彰台で喜びを爆発させる山口辰也
表彰台で喜びを爆発させる山口辰也
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita&Y.Harada(c)
 
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