古傷のヒザの状態もよくなってきた徳留真紀が事前テストからいい流れをつかみ、レースウイークでも速さを見せた。予選では、ポールポジションを獲得。アベレージでも好タイムを刻んでおり、独走となる可能性が高かった。
20周で争われた決勝。徳留は好スタートを見せホールショットを奪うとレースをリード。伊達悠太、栗原佳祐、古市右京、太田虎之進、関野海斗、佐藤励、安村武志、船田俊希、菊池寛幸、岡崎静夏、中山愛理と続いて行く。トップを走る徳留を開幕戦で初優勝を達成した栗原、伊達、古市、菊池などが追うが、徳留はペースを上げ5周目には、このレースのファステストラップをマーク。2番手以下を引き離して行く。これに続きたい栗原だったが、ペースを上げられず後方の集団に飲み込まれてしまう。栗原を先頭に菊池、関野、古市、伊達と続いていたが、10周目の5コーナーでは4番手を走っていた関野が転倒し戦列を離れてしまう。その後も2位争いはヒートアップ。栗原、菊池、伊達が集団の先頭に繰り返し立つなど、駆け引きが展開される。
トップを独走する徳留は、2位に17秒以上の大差をつけゴール。チーム体制の変化、ケガなどを乗り越え4年振りの優勝を飾った。最終ラップまで激しいバトルが繰り広げられた2位争いは、栗原が制し、菊池、伊達、太田、古市、安村、船田と続いた。この集団で健闘していた中山愛理は、最終ラップに痛恨の転倒。19位完走扱いとなっている。 |