全日本ロードレース選手権開幕戦が茨城県・筑波サーキットで開催された。J-GP2は初めて2レース制で行われ4月10日(日)には、レース2が20周で争われた。
ポールポジションからスタートした浦本修充がホールショットを奪い、岩崎哲朗、生形秀之、水野涼、関口太郎、國峰啄磨、井筒仁康、渥美心、三原壮紫と続いて行く。第1レースの内容に納得しなかったという浦本は、オープニングラップから積極的な走りでレースをリード。2番手以下を引き離しにかかる。2番手には生形が上がっていたが、その後方からは國峰がポジションを上げ4周目の1コーナーで生形をかわして2番手に上がると、5周目にコースレコードを更新する57秒088をマークして浦本の背後に迫って行く。その後方では、生形、岩崎、やや感覚を開けて水野、井筒、関口、石塚が続いていた。
レース2は、レース1よりもハイペースで繰り広げられた。その要因は、第1レースでのデータを踏まえマシンセットが進んだこととライダー自身の経験値が上がったことだろう。1周、1分を切る筑波サーキットは、集中力が要求され、勝負どころも限られてくる。そんな中、トップを行く浦本は、背後にいるライバルを抑え続ける。2番手の國峰も、なかなか仕掛けられずにいたが、最終ラップの1コーナーでインを狙って行く。しかしインに入りきれずに接触しそうになったためマシンを起こして失速。そのすきに生形と岩崎に抜かれてしまう。続く第1ヘアピンでは、生形と岩崎が接触。岩崎は転倒し、無念のリタイアとなってしまう。これでトップ独走状態となった浦本は、トップでチェッカを受けダブルウインを達成した。2位に満身創痍の生形が入り、3位に第1レースに続き國峰が入った。以下、水野、石塚、井筒、関口、三原、渥美、大木崇行と続いた。
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