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'16全日本モトクロス選手権第9戦 第54回MFJ-GPモトクロス大会 
    
                                                     ↑'16スケジュール



全日本モトクロス選手権シリーズは、いよいよ今季最終戦。第54回MFJグランプリモトクロス大会が、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。今季第4戦でも使用されたインターナショナルモトクロスコースは、アップダウンの豊富なハイスピードコース。近年は、最終戦の舞台として定着している。天候は、土曜日が曇りで、日曜日は雲がやや多めながら晴天。路面はドライコンディションで、入念な整備によってベストな状態が最後まで保たれた。
この最終戦は国際格式による開催のため、MFJ以外の海外競技ライセンスでも出場できる。今年も、IAクラスに強豪選手がスポット参戦して、会場に訪れた2日間で6,700名のファンを楽しませた。






ヒート1の序盤に見せ場をつくり
年間タイトル獲得も決めた成田亮

圧倒的な力の差を見せつけて
両ヒート優勝のコール・シーリー



米国のホンダファクトリーチームに在籍してAMAで活躍するコール・シーリー(#114)と、2014年から3年間は世界選手権を戦いの舞台としてきた山本鯨(#400)がスポット参戦。ヒート1の決勝出走台数は21台となった。ポイントランキングでは、ホンダファクトリーチームの成田亮(#982)が、カワサキファクトリーチームの新井宏彰(#331)を前戦終了時点で35点リード。スズキファクトリーチームの熱田孝高(#2)、カワサキファクトリーチームの田中教世(#8)、KTMを駆る北居良樹(#100)の3名が、今大会限りでの現役引退を表明してレースに臨んだ。


決勝ヒート1では、山本と成田が序盤の主導権争い。地元での引退レースで有終の美を飾りたい熱田も好スタートを決め、シーリーは慎重なスタート。オープニングラップは成田、山本、熱田、シーリー、新井、ヤマハファクトリーチームの平田優(#99)、スズキファクトリーチームの小島庸平(#1)というオーダーとなった。2周目、シーリーが3番手に浮上すると、成田と山本とシーリーが接近戦。成田が3番手に下がり、山本が先頭に立った。4番手に後退した熱田には、新井と平田と小島が迫った。3周目、成田がシーリーをパス。しかしコース後半でシーリーが抜き返した。第2グループでは、混戦の中で小島が平田と新井をパス。4番手の熱田に迫った。4周目、シーリーが山本を抜いてトップに浮上。これを追いかけようとした成田は転倒を喫し、8番手まで順位を下げた。また、4番手争いでは熱田がふたつ順位を落とし、平田は新井をパス。小島、平田、熱田、新井の順となった。

トップに立ったシーリーは、その後の数周に実力の片鱗を披露して、一気にリードを拡大。独走状態を築いた。山本は単独走行の2番手を守っていたが、レース中盤になって小島が差を詰めると、9周目に逆転。翌周には、小島が少し引き離した。抜かれた山本の後方には平田、熱田、新井、スズキのマシンを駆る深谷広一(#13)、成田までが縦に長く続く状態。翌周以降、平田はさらに山本との距離を縮めた。そして13周目、平田が山本をパスした。レース終盤、平田も少しリードを拡大。4番手を走る山本の後方にはなおも4台が僅差で続くと、ラスト2周となった16周目に深谷が新井と熱田をパスした。そしてレースは、シーリーが実力どおりに独走して優勝。小島が2位、平田が3位となり、4位以下は山本、深谷、熱田、新井、成田がわずか3秒ほどの間に収まってゴールした。この結果、成田は通算11回目のシリーズタイトル獲得を決めた。


ヒート1の転倒時に足を負傷した成田は、ヒート2への出場をキャンセル。スタートでは、シーリーと山本のスポット参戦組が先頭を争った。このオープニングラップで、ヒート1の成田に続いて全日本組としての意地を見せたのは熱田。山本とシーリーを抜き、トップで1周目をクリアした。2周目、シーリーが熱田を抜いてトップに浮上。山本も熱田をパスしたが、すぐに熱田が抜き返すと、これに小島も続き、2番手以下は熱田、小島、山本、田中、新井、平田、カワサキファクトリーマシンを駆る小方誠(#4)の順となった。ヒート1に続いて、シーリーは圧倒的な速さで序盤から一気にリードを拡大。3周目以降、熱田はポジションを守っていたが、5周目になると小島と山本の追撃が激しくなり、翌周には平田を含む3台が熱田を抜いた。

これにより、2番手集団は山本、小島、平田、熱田、田中、新井、小方、深谷の順。すると翌周から、今度は山本と小島と平田が激しい2番手争いをスタートした。8周目、この中で小島が順位を下げ、平田は山本を逆転。さらに翌周、小島も山本のパッシングに成功して、平田が2番手、小島が3番手となった。レース後半、平田と小島は数秒ずつのリードを奪い、ペースが上がらない山本は熱田以下の接近を許しながらも順位を守った。しかし残り4周となった14周目、山本はミスにより9番手まで後退した。これで熱田が再び4番手となったが、ラスト2周で深谷が逆転。レースはシーリーが再び独走で勝利し、平田が2位、小島が3位、深谷が4位、熱田が5位、ラストラップに新井を抜いた小方が6位となった。


「海外でレースするのはこれが初めて。SUGOのコースは、タフな要素もあるけど楽しかったです」と、両ヒートで勝利したシーリー。また、1年で年間タイトル奪還を果たした成田は、「ヒート1で、シーリー選手が逃げはじめたので、なんとかもう一度くらい見せ場をつくろうと思ったら、転んでしまいました。それでも無事にチャンピオンを決められたので、その点ではほっとしましたが悔しいです。このレースで引退する熱田選手は、同じ東北地方出身で、幼いころからのライバルでした。強いライバルがいたことで、自分も速くなれたと思います」と、自身のタイトル獲得ではなく、熱田の引退に対して涙を流した。




シリーズタイトル獲得を
ヒート1の勝利で決めた能塚智寛

ヒート2では最後の最後で逆転。
最終戦で両ヒート制覇の能塚



ランキングトップの能塚智寛(#28)が岡野聖(#31)を22点リードして、この最終戦を迎えた。決勝ヒート1でホールショットを奪ったのは能塚。渡辺祐介(#32)、岡野、古賀太基(#122)、横澤拓夢(#36)、竹中純矢(#29)、植田翔太(#52)、田中雅己(#113)が続いた。1周目からから、能塚と渡辺は接近戦。2周目、3番手には古賀が浮上した。3周目、渡辺が能塚を抜いてトップ。しかし翌周以降、能塚は遅れることなく渡辺をマークした。3番手の古賀、4番手の岡野は、前後に約3秒ずつ間隔を開けた状態。5番手争いは横澤、竹中、植田が接近戦となり、8番手の田中も2〜3秒差でこの集団を追った。レース中盤、渡辺と能塚はなおも接近戦。岡野はペースが上がらず、横澤を先頭とした5番手集団に飲みこまれると、徐々に順位を落としていった。これで4番手には横澤が浮上したが、その背後には竹中と植田がなおも僅差で続く状態。8周目、トップ争いでは再び能塚が渡辺を抜いた。この段階で、3番手の古賀は2番手の渡辺と約6秒差。4番手の横澤は、古賀に8秒ほど離されていた。

再び2番手に下がった渡辺は、それでも能塚を僅差で追撃。接近戦のまま、レースは終盤に入った。するとここで、能塚がペースアップ。ラスト3周となった15周目にはファステストラップタイムを記録して、逃げ切りを図った。一方の渡辺は、同じ周に2秒近くペースダウン。これで両者の差は一気に開き、能塚が優勝、渡辺が2位となった。古賀が最後まで順位を守り、3位表彰台に登壇。混戦の4番手争いでは、レース後半に竹中が先行して、ラスト3周まで5番手を走っていた横澤はミスで大きく後退。後半になって植田を攻略した田中が5位、植田が6位となった。岡野は9位に終わり、この結果により能塚のシリーズタイトル獲得が決まった。


決勝ヒート2では、渡辺がホールショット。横澤と古賀の地元チーム勢と田中がこれに続くと、1周目を渡辺、古賀、横澤、森優介(#05)、田中、小川孝平(#912)、能塚の順でクリアした。序盤、トップグループは縦に長くなる展開。この中で、能塚は2周目に小川と田中、4周目に森を攻略して、4番手に順位を上げた。同じ周、田中と竹中は激しい6番手争い。竹中がコーナーのアウト側に弾かれて転倒。大きく遅れた。トップの渡辺は、徐々にリードを拡大して、5周目の段階で2番手の古賀とは5秒ほどの差。古賀の背後には横澤が迫り、翌周には両者が順位を入れ替えた。この間に、能塚は古賀と約1秒差まで接近。翌周には攻略に成功した。

レースが後半に入った9周目、2番手の横澤と3番手の能塚は完全な接戦に。そして翌周、能塚が横澤をパスした。この段階で、トップの渡辺は約7.5秒のリード。その後しばらく、両者の差は大きく変化することはなかった。しかしレース終盤になって、ヒート1に続き能塚がペースアップ。これで差が縮まりだすと、ラスト2周となった16周目には、能塚がさらに2秒以上もラップタイムを削る驚異的な速さをみせ、渡辺と能塚は一気に約1秒差まで接近した。そして最終ラップ、両者は激しいトップ争い。コース後半まで渡辺がポジションを守ったが、最後に能塚が先行して、能塚が優勝、渡辺が2位となった。さらに3位争いも、最後までペースを守った4番手の古賀が、終盤にタイムを落とした3番手の横澤に接近。しかしこちらは順位が変わらず、横澤が3位、古賀が4位となった。レース中盤に6番手を走行していた田中は、マシントラブルで後退。残り2周で森を抜いた小川が5位、森が6位となった。


両ヒート制覇でシリーズタイトル獲得を決めた能塚は、「これ以上ないもっとも理想的な決め方ができて、とてもうれしく思っています。シーズン中盤に調子を落とした時期もありましたが、終わりよければすべてよしということで、あのときの話はしないでください」と、チャンピオンを祝福しようと表彰台の周辺に集まったファンや関係者を和ませた。




前戦から乗り替えた450マシンで
ヒート1を勝利した大倉由揮

レース終盤の大逆転劇で
全日本初優勝の松本直人



決勝ヒート1で好スタートを切ったのは、児玉伯斗(#74)。これに下村里駆(#62)や真野凌輔(#11)らが続いたが、1周目から積極的なパッシングで先頭に立ったのは、今季チャンピオンの大倉由揮(#1)だった。大倉、児玉、下村、真野、大石一斗(#79)、小野千成(#40)、石浦優(#4)、松本直人(#5)の順で2周目に入ると、トップの大倉はリードを拡大。3周目には、大倉が5秒近いアドバンテージを築き、2番手の児玉も後続を少し引き離した。3番手争いは混戦で、真野を先頭に下村、大石、石浦が接近戦。4周目には、ここから真野が少し抜け出した。

レース中盤になっても、大倉は速さを保ってトップをキープ。一方で2番手の児玉は、6周目あたりからタイムが落ち、大倉はさらにリードを拡大した。レースが後半に入った7周目、3番手争いは縦に長い集団となり、一時は少しリードを奪った真野の後方に石浦、大石、1周目16番手から追い上げた大城魁之輔(#65)が続く展開。8周目には石浦が前に出たが、翌周には真野と石浦を抜いて大城が3番手に浮上した。勢いに乗る大城は、2番手の児玉に接近。10周目に逆転した。同じ周、後方では大石が真野をパス。翌周には、大石が4番手を守る石浦との距離を詰めた。そして12周のレースは、大倉が独走でチェッカー。大城が2位、児玉が3位でゴールした。大石は、最終ラップに石浦を抜いて4位。石浦が5位、真野が6位となった。


決勝ヒート2では、大倉がホールショット。手操将志(#53)、上岡聖志朗(#81)、林憂人(#69)が続いた。ヒート1で3位となった児玉は、スタート直後に転倒。最後尾からのレースとなった。2周目、大倉はライバルたちより1.5秒以上も速いラップタイムで、早くもリードを約6秒に。2番手の手操には上岡と林が迫り、3秒ほど離れて阿部公亮(#13)、石浦、真野、大石が5番手争いを展開した。3周目には、2番手集団と5番手集団がつながり、この中で林が上岡、石浦が阿部をパス。4周目の段階で、トップの大倉は約12秒のリードを奪い、2番手以下は手操、林、石浦、上岡、阿部、松本の順となった。6周目、林が手操を抜いて2番手に浮上。しかし翌周には、石浦が手操と林をパスして2番手集団の先頭に立った。手操は林にも抜かれて5番手。その背後に松本が迫り、少し間を開けて阿部と大石も続いた。

8周目、2番手の石浦は後続をわずかに離し、3ポジションアップで3番手には松本。9周目には、2番手に石浦、3番手に松本、4番手に林、5番手に大石となり、6番手の手操には3台が僅差で迫った。ラスト2周となった10周目、24秒ほどのリードを奪っていたトップの大倉が単独転倒して、リタイアとなった。これでトップに立ったのは石浦。その背後には、後続を引き離して松本が迫った。3番手以下は林、大石、上岡が接近戦。6番手には、阿部を抜いて町田旺郷(#57)が上がった。迎えた最終ラップ、松本は石浦をパス。しかし石浦も諦めず、最後はふたりが並んでフィニッシュジャンプを跳んだ。そして、松本がわずかに前でゴールして全日本初優勝。石浦が2位となった。3位は、こちらも最終ラップで順位を上げた大石。上岡が4位、林が5位、町田が6位だった。


ヒート1で勝利した大倉は、「ヒート1では勝てたけど課題も多かったので、ヒート2はさらによい走りを!」と話していたが、そのヒート2はまさかの結果に。代わりに勝利を挙げた松本は、「2位争いに競り勝ったと思ってゴールしたら、優勝だと言われて驚きました」と、うれしそうに表彰台の頂点に立った。




このレースで3位の中野洋子が
2013年以来のチャンピオンに



ランキングトップの中野洋子(#3)が、竹内優菜(#2)を13点リードして決勝に臨んだ。ホールショットを奪ったのは竹内。中野は5番手につけると、オープニングラップから積極的に順位を上げ、1周目を竹内、中野、勝股七海(#7)、久保まな(#5)、畑尾樹璃(#14)の順でクリアした。トップの竹内は、1周目に早くも約4秒のアドバンテージを確保。2周目、勝股が5番手に順位を下げ、トップの竹内から5秒ほど遅れて中野と久保が2番手争いを繰り広げ、このふたりから4秒ほど遅れて畑尾以下6台の集団が続いた。3周目、竹内のリードは約7秒に。中野は2番手、久保は3番手、畑尾は4番手をキープし、その後方には安原さや(#1)が上がってきた。

4周目、6番手の勝股が転倒で後退。竹内は独走状態となり、2番手争いは中野から安原までの4台が接近戦となった。レースが後半に入った5周目以降、中野と久保は僅差のバトルを展開。さらに畑尾と安原も、遅れることなく喰らいついた。6周目、集団の中で畑尾が久保をパス。7周目に入った最初のコーナーで中野がペースを乱し、この間に畑尾、久保、安原が先行した。迎えたラストラップの8周目、畑尾は竹内との距離を詰めていったが、それでも竹内が圧倒的に有利な状況は変わらず。一度は5番手まで後退した中野は、ペースを取り戻して安原と久保を抜いた。そして安原は、最終セクションで久保をパス。これにより竹内が優勝、畑尾が2位、中野が3位、安原が4位、久保が5位となった。


これにより、シリーズタイトルは中野の手に。今季最終レースで勝利した竹内は、中野のチャンピオンを祝福し、「昨年に続いて今年も奪還できなかったけど、優勝して楽しくシーズンを終わることができてよかったです」と納得の表情。そして2013年以来3度目のチャンピオンに輝いた中野は、「今日は緊張してうまく走れませんでしたが、来年はもっとカッコいい走りをします」と宣言した。




2周目以降にクラストップを守って
Aクラスで優勝を飾った山崎琴乃


5〜9歳のキッズライダーが参加したチャイルドクロスは、1周1分30秒ほどにショートカットしたコースを、5分+1周する方式で競われた。決勝には、国内メーカー製となる4ストローク50ccマシンが走るAクラスに20名、海外ブランドが力を入れる2ストロークマシンで参加できるBクラスに5名と、総勢25名が出場した。

ホールショットを奪ったのは、パワーに勝るBクラスの生嶋竜樹(#19)。そのまま後続を引き離して、1周目から大量のリードを奪った。2番手は、同じくBクラスの高師来駆(#6)。スタート直後は3番手で続いたBクラスの守大夢(#9)はミスで遅れ、Aクラスの水野零埜(#80)が3番手、瀬尾柚姫(#70)が4番手で1周目をクリアした。しかし、2周目に入ったところで水野が転倒。水野のマシンに乗り上げた瀬尾も大きく遅れ、Aクラスの山崎琴乃(#28)が3番手、酒井優次(#14)が4番手に浮上した。レースは、独走した生嶋が総合優勝。高師が総合2位でゴール。総合3位には、1周目24番手から追い上げた守が、最終ラップにも2台を抜いて入賞した。総合4位には最終ラップで後続を引き離した山崎が入り、Aクラスの勝者に。総合5位の酒井が、Aクラス2位となった。