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'16全日本モトクロス選手権第5戦 神戸大会 
    
                                                     ↑'16スケジュール



年間9戦で競われる全日本モトクロス選手権の今季第5戦神戸大会は、兵庫県の神戸空港特設コースで開催された。空港がある人工島の北西エリアに特設されたコースで、「スーパーモトクロス in 神戸エアポート」という愛称を掲げて全日本選手権が開催されるのは、昨年に続いて2回目。海を挟んだすぐ向こうには神戸の市街地が見え、神戸空港からは徒歩圏内という、絶好のロケーションを誇ることから、2日間で6,896名の来場者となった。また今大会は、まだ梅雨が明けない状態ながら天候に恵まれ、土日とも晴天。路面はドライコンディションで、決勝日の最高気温が31度に達する暑さのなか、コアなファンから手軽な観戦環境に惹かれた初観戦者までさまざまな方々が、迫力あるバトルを楽しんだ。





昨年も勝利しているコースで
今季初優勝を挙げた小島庸平

他車のペナルティによる繰り上げで
最高峰での初優勝となった深谷広一



前戦の練習走行で、ヤマハファクトリーチームの三原拓也(#6)が転倒。ケガにより今大会を欠場した。さらに、今大会土曜日の予選ヒートレースで、KTMを駆る星野優位(#166)が膝をケガして、決勝出場をキャンセル。これにより、決勝出走は21台となった。

決勝ヒート1で好スタートを切ったのは、ポイントリーダーを守るホンダファクトリーチームの成田亮(#982)と、成田以外では唯一の今季ウィナーとなっているヤマハファクトリーチームの平田優(#99)。しかし激しい主導権争いの結果、平田がコースアウトを喫して後退。これで成田、今年からスズキを駆る深谷広一(#13)、地元大会に燃えるカワサキファクトリーチームの新井宏彰(#331)、さらに熱田孝高(#2)と小島庸平(#1)のスズキファクトリーチーム勢が追った。2周目、新井が深谷、小島が熱田をパス。その後、熱田は上位集団からやや遅れ、成田から小島までの4台がトップグループを形成していった。6周目、新井は成田のすぐ後ろに迫り、小島は深谷の攻略に成功して3番手に順位を上げた。

ここからしばらく、上位勢はこう着状態が続いたが、10周目あたりから小島が前との距離を詰め、これでトップ4はより密度が濃い集団に。しかしそこから、深谷はやや遅れていった。レースが後半に入った13周目、小島は新井をパスして2番手にポジションアップ。勢いを保って、成田の背後に迫った。迎えた18周目、小島は成田をパス。すると徐々に、リードを拡大していった。抜かれた成田の背後に、今度は新井が迫り、レース終盤は2台による2番手争い。しかし成田は、新井にチャンスを与えることなくブロックを続けた。深谷は、単独走行の4番手をキープ。熱田の背後には、1周目9番手からレース中盤には星野裕(#9)とバトルを演じていた小方が迫り、21周目に逆転した。そしてレースは、25周でチェッカー。小島が今季初優勝を挙げ、成田が2位、新井が3位、深谷が4位、小方が5位、熱田が6位となった。


また決勝ヒート2は、パッシングポイントが少なく1周のタイム差がつきにくいコースレイアウトも手伝って、レース後半にかけて近年まれに見る大混戦のトップ争いとなった。オープニングラップでトップに立ったのは小島。これを田中教世(#8)、熱田、小方誠(#4)、成田が追った。レース序盤、田中は小島に迫り、成田は小方と熱田をパス。出遅れていた深谷と平田は追い上げた。4周目、田中が小島をパスしてトップに浮上。5周目、激しいバトルで深谷と接触した熱田が転倒して後退した。6周目、今度は成田が小島をパス。この段階で、上位勢は田中、成田、小島、小方、深谷、平田、新井のオーダーとなった。7周目、平田が深谷をパス。8周目には、トップの田中から5番手の平田までが超接近戦となり、翌周には成田が田中の攻略に成功してトップ浮上を果たした。

しかし10周目以降も、再び集団に加わった深谷と新井までの7台が、史上まれに見る接戦を展開。このなか、13周目にトップ浮上を果たした平田は、翌周からスパートをかけ、一気に後続を引き離していった。レース後半、集団の中では成田がペースを落として順位を下げ、2番手以下の主導権は小島が握る展開。平田に続いて小島も、徐々に後続を離していった。すると今度は、深谷が集団を抜けて3番手の位置をキープ。新井、田中、小方も順に成田をパスして、順位を上げていった。レース終盤、小島は2番手をキープしていたが、残り3周でエンストのミスを喫し、これで深谷と新井が先行。レースは25周で終了となり、平田がトップチェッカー、深谷が2番手、新井が3番手、小島が4番手、小方が5番手、田中が6番手、成田が7番手でゴールした。しかしレース後、平田にコースショートカットによる1周減算のペナルティが科され、平田の順位が11位に。これにより、深谷が全日本最高峰クラスの自身初優勝となり、新井以下はひとつずつ順位を上げた。


ヒート1で優勝した小島は、「三重在住で近畿圏にはよく来るので、ここは地元大会のようなもの。昨年に続いて優勝できてうれしいです」と声援に応えた。また、仮表彰式終了後に繰り上げ優勝がわかった深谷は、「ちょっと複雑な心境です。平田選手が速かったことにはかわりないし、優勝は手にしましたが、僕は2位だったと思うことにします」と、心境を語っていた。




前戦からのよい流れを維持して
ヒート1で勝利を挙げた岡野聖

転倒による一時後退にもめげず、
ヒート2でも再び優勝した岡野



決勝ヒート1のスタートで好スタートを切ったのは古賀太基(#122)。これに植田翔太(#52)、前戦で両ヒートを制覇した岡野聖(#31)、田中雅己(#113)、池本凌汰(#38)、竹中純矢(#29)、小川孝平(#912)が続いた。ポイントリーダーの能塚智寛(#28)は、予選ヒートレースで転倒した際に再スタートまで時間を要したことから予選落ちとなり、シード権を行使して2列目スタートになったことから、1周目17番手からのレースとなった。レース序盤、植田は4番手に順位を落とし、トップの古賀に岡野と田中が迫る展開。しかし植田以下も、10番手あたりまでが接近戦となった。4周目にはこの大集団後方に、能塚も接近。5周目には、8番手を走っていた道脇右京(#39)がミスしたところに渡辺祐介(#32)が追突して両者とも順位を落としたことなどから、上位勢は8番手の能塚までが縦に長いグループを形成することになった。

レース中盤、それまでトップの古賀に肉迫していた2番手の岡野が若干ながら遅れ、これを田中が猛追。10周目には、田中が岡野を抜き、再び両者が古賀に近づいていった。11周目、6番手の植田が転倒により8番手へ。これで能塚が順位を上げ、4番手の竹中や5番手の小川と第2グループをつくった。この集団では、12周目に小川が竹中をパス。さらに能塚も先行した。翌周、トップ集団では岡野が古賀の攻略に成功。その後、古賀は徐々に遅れ、岡野は田中に迫っていった。そして小川と能塚は、古賀を吸収して3番手争いを展開。岡野は田中に迫ったが、パッシングのチャンスを得られずにいた。終盤、3番手争いでは小川と能塚が古賀をパス。トップ争いでは、田中が残り5分までトップを守りながら転倒リタイアとなった。そしてレースは、岡野が優勝。小川が2位、能塚が3位、古賀が4位となった。5位には、終盤にペースが落ちた竹中を抜いた渡辺が入賞。竹中が5位となった。


決勝ヒート2は、再び古賀の好スタートで幕を開けた。これに竹中、小川、田中、植田、岡野が続いて1周目をクリア。能塚は1周目14番手と、2列目スタートとしては好位置を確保した。レース序盤、再び上位勢は接近戦を展開。古賀がこれをけん引していたが、5周目にミスして5番手に後退。代わって竹中がトップに立ち、これを小川、岡野、田中、古賀、植田が追った。さらに、近藤祐介(#51)を挟んで能塚がトップグループに。7周目、竹中と小川に迫った岡野は転倒により6番手に順位を落とし、能塚は近藤の攻略に成功して7番手にポジションを上げた。

岡野の後退で直接的なバトルとしては2台に絞られたトップ争いは、竹中が順位をキープ。中盤、小川の背後に田中が迫り、再びトップ争いは3台になった。さらに、転倒から追い上げた岡野がこれに接近。レースが終盤を迎えるころ、岡野は田中と小川をパスして、竹中に迫った。そして20周目、岡野がトップに浮上。勢いを保ったまま、ややリードを広げていった。すると竹中は、急激にペースを落としてポジションダウンした。21周目、田中がミスで順位を落とし、その後にリタイア。これでラスト2周は岡野、小川、古賀、渡辺、能塚、竹中の順となった。しかしここから、能塚は渡辺を抜き、最終ラップでは古賀が転倒して能塚と渡辺が先行。これによりレースは、岡野が優勝、小川が2位、能塚が3位、渡辺が4位、古賀が5位、竹中が6位となった。


前戦に続いて両ヒート制覇を達成した岡野は、「いい流れで今大会を迎えられたのは、シーズンオフにアメリカへ行かせてくれたチームや、面倒をみてくれている人たちのおかげ。ヒート2は、転倒して諦めかけましたが、最新のマシンがよく走ってくれました」と、表彰台の中央で笑顔を見せた。




スタート直後のクラッシュから
追い上げて優勝した大城魁之輔

ヒート2で序盤から逃げ切って
今季7勝目を獲得した大倉由揮



決勝ヒート1、スタート直後の1コーナーで優勝候補の大倉由揮(#1)や大城魁之輔(#65)、和泉夏輝(#3)らが絡むマルチクラッシュが発生した。好スタートを決めたのは林憂人(#69)。これに児玉伯斗(#74)、下村里駆(#62)、松本直人(#5)、柳橋翼(#19)、大石一斗(#79)らが続いて1周目をクリア。序盤、トップの林は数秒のリードを奪い、松本と児玉と下村は激しい2番手争い。しかし3周目、児玉は転倒で順位を下げた。5周目には、松本がトップの林に迫り、3秒ほど離れて下村と大澤雅史(#16)が3番手争い。さらに2秒ほど遅れて大石が続いた。この段階で、1周目に転倒した大倉は7番手、大城は11番手まで順位を回復。翌周、トップ争いでは松本が先行した。

7周目、大石とともに3番手の下村を攻めていた大澤がミス。上位集団に加わった大城は、追い上げの勢いをさらに強め、この周には一気に3台をパスすると、翌周もふたつ順位アップ。さらに、9周目には大石と下村を抜いて、2番手を走る林の背後に迫った。10周目、大城は林の攻略に成功。一気に松本との差を縮めると、11周目にトップ浮上を果たした。8周目に大城の先行を許した大倉もこれに続き、11周目には林をパスして3番手。翌周には、2番手を守る松本の背後に迫った。同じ周、トップの3台とは間隔を開けた4番手以下は、7台が激しいバトルを演じる大混戦。この中で、大石が先頭に立った。終盤、トップの大城は後続を振り切って独走。松本と大倉は2番手争いを繰り広げ、14周目に大倉が先行した。激しい4番手争いからは大石が完全に抜け出し、5番手は下村が守った。そしてレースは17周でチェッカー。大城が今季2勝目を挙げ、大倉が2位となった。3位には、最終ラップで逆転に成功した大石が入賞。4位に松本、5位に下村、6位には鴨田翔(#128)が入った。


決勝ヒート2は、3番手あたりでスタート直後の1コーナーをクリアした大倉が、積極的なパッシングでトップに立ち、これを林、大澤、飯塚翼(#29)、松本、大城らが追う展開。大混戦のヒート1とは打って変わり、大倉が序盤からリードを広げて逃げ切りを図る展開となった。序盤、2番手争いは林と松本と大城の3台。ここからまず林が遅れた。5周目には、5番手を守っていた大澤が転倒し、大城は松本を攻略して2番手。翌周から、大城も後続を引き離して独走態勢となっていった。

3番手は松本が確保したが、8周目に転倒。すぐに再スタートして、同じ周に林を抜いて順位を上げた和泉の直前で復帰したが、これを和泉が抜いた。このふたりを西垣魁星(#28)、林、町田旺郷(#57)飯塚、鴨田らが追い、独走するトップ2とは対照的に3番手争いは激しいバトル。レース後半、ここから西垣と町田が抜け出した。終盤になっても、トップの大倉と2番手の大城は独走を続け、西垣と町田は接近戦。5番手以下は、9番手の手操将志(#53)まで5台が、し烈なバトルを展開した。そしてレースは、16周で終了。大倉が勝利を収め、大城が2位、ラスト2周で逆転した町田が3位、西垣が4位、終盤で一気に順位を上げた手繰が5位、鴨田が6位となった。


「第3戦ヒート1で勝利して以降、とても情けないレースが続いていたので、そろそろ勝たないと応援してくれている皆さんに申し訳ないと思っていました」と、ヒート1で優勝した大城。また、ヒート2では優勝を手にした大倉は、「シーズン初めてと言ってもよい会心のスタートでしたが、レース後にタイムを聞いてがっかり。もっと速さを磨きます」と、優勝にも笑顔は少なめだった。




シーズン序盤の不調を乗り越え
連勝をマークした竹内優菜



地元大会で活躍が期待された昨年度女王の安原さや(#1)は、日曜日朝の練習走行で肩を脱臼。しかし、治療を施して午後最初のレースとなった決勝のスターティンググリッドに並ぶと、高橋絵莉子(#25)に次ぐ2番手で1コーナーをクリア。高橋が跳べなかった2連ジャンプをクリアしてトップに立った。1周目の順位は安原、高橋、ここまで全戦表彰台登壇中の畑尾樹璃(#14)、ポイントリーダーの中野洋子(#3)、竹内優菜(#2)、本田七海(#4)の順。2周目からこの6台がし烈なトップ争いを繰り広げ、まず高橋は6番手まで順位を落とし、先頭には安原を抜いた畑尾が上がった。3周目、今度は畑尾が3番手に後退し、先頭は中野に。5番手の本田、6番手の高橋は前走車から2〜3秒ほど遅れ、4番手の竹内までは接近戦となった。

4周目、畑尾がリズムセクションでコースアウトして、接近戦のトップグループから遅れた5番手に。5周目にかけ、トップの中野はややリードを拡大し、安原と竹内は2番手争いを繰り広げ、2秒ほど遅れて本田が懸命に前の3台を追った。6周目、竹内が安原を抜くと、翌周から中野に接近。8周目からは、中野と竹内の優勝争いとなった。この2台と間隔を開け、安原と本田も僅差の3番手争いを展開した。ラスト3周の10周目、5番手を守っていた畑尾がミスにより後退。この間に、1周目19番手と出遅れていた久保まな(#5)が5番手に浮上した。残り2周となった11周目、竹内が中野の攻略に成功。安原は本田を引き離した。そしてレースは竹内が優勝。中野が2位、安原が3位で表彰台に登壇。本田が4位、久保が5位、畑尾が6位となった。

連勝を決めた竹内は、「昨年も優勝したコースで、自信はありました。チームの地元大会で勝てたので、とてもうれしいです」と声援に応えた。




瀬尾柚姫とのバトルに勝って
Aクラス優勝を決めた羽賀駿登


キッズライダーが参加するチャイルドクロスは、他のクラスと同様のフルコースを、5分+1周する方式で行われた。決勝は、国内メーカー製となる4ストローク50ccマシンが走るAクラスに33名、海外ブランドが力を入れる2ストロークマシンで参加できるBクラスにも3名がエントリーしたことから、36名によるレースとなった。

決勝は、Bクラスの守大夢(#9)がホールショット。これにAクラスの瀬尾柚姫(#78)と羽賀駿登(#1)、大西凛音(#40)、赤松樹愛(#28)、山崎琴乃(#20)らが続いた。連勝中で優勝候補の筆頭に挙げられながら出遅れていた、Bクラスの生嶋竜樹(#19)は、着実な追い上げを披露。オープニングラップは、守に次ぐ2番手でクリアした。生嶋とは間隔を開け、羽賀が3番手、瀬尾が4番手で第2グループ。以下は大西、赤松、山崎、榊原匠眞(#71)が第3集団となった。2周目、生嶋はトップの守に近づき、羽賀と瀬尾は3番手争いを繰り広げて瀬尾が先行。3周目、守と生嶋は接近戦となり、3番手争いでは再び羽賀が先行した。そして最終ラップとなった4周目、生嶋が守を抜いてトップに。そのまま僅差で逃げ切り、生嶋が総合優勝、守が総合2位となった。羽賀は総合3位でゴールして、Aクラス優勝を獲得。総合4位でAクラス2位に瀬尾、総合5位でAクラス3位には混戦を制した大西が入賞した。