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SUPERBIKE RACE in MOTEGI


全日本ロードレース選手権ST600
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ブリヂストンロゴ

文部科学大臣杯 2015年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 
SUGO SUPERBIKE 120miles ENDURANCE RACE
主催:スポーツランドSUGO(3,737.5m)

レースレポート
開催日:2015-6/28
●観客:土曜日:1,600人 日曜日:3,100人
ドライタイヤをチョイスした中本郡がうれしい全日本初優勝を達成!

 この日、最後に行われたST600クラスも天気に翻弄されるレースとなった。その勝利をつかんだのは、ただ一人、ドライタイヤを選んだライダーだった。
 コースイン直後にまとまった雨が降ってきたST600クラス。グリッドでは慌ただしくレインタイヤに変えるライダーが多かったが、そこで賭けに出たライダーがいた。

 ホールショットはポールポジションからスタートした岩戸亮介が奪い、榎戸育寛、ジャンプアップした近藤湧也、横江竜司、稲垣誠、デチャ・クライサー、北見剣、前田恵助、高橋颯と続く。オープニングラップは榎戸が制し、横戸、近藤、横江、デチャ、稲垣と2周目に入って行く。雨はほとんど止み路面は乾いていく一方。その中をレインタイヤを履いてのバトルとなった。今季、全日本にデビューし元気のいい走りを見せている榎戸は、3周までトップを快走するが、4周目に馬の背コーナーでフロントから痛恨のスリップダウン。再スタートするものの24位でゴールするのが精一杯だった。かわってトップに立ったのは横江だった。大崎誠之が出場していないだけに、チャンピオンシップを考えると今回はぜひ勝っておきたいレース。さらに地元SUGOだけに気合いも入るだろう。レインタイヤだけに、ペースは速くないが、ほぼ乾いている路面はタイヤには厳しく、タイヤマネジメントが重要となってくる。

 横江をチームメイトのデチャがマークし、タイヤマハの2台がレースをリード。岩戸も3番手につけ健闘していたがペースが上がらず徐々に後退して行く。トップを走る横江が1分40秒台のペースに対し、1分37秒台で追い上げてくるライダーがいた。予選21番手グリッドからスタートした中本郡だった。中本は、ドライタイヤをチョイス。序盤の濡れている路面を耐え、乾いてくるとペースを上げて追い上げて来た。異次元の速さを見せる中本は、10周目のシケインで岩戸をかわして3番手に上がると、11周目にデチャを馬の背コーナーで、12周目の1コーナーで横江をかわしてトップに浮上! そのまま2番手以下を引き離して行く。

 これでトップの座は安泰かと思われた中本だが、エンジンから異音がしたため、早めのシフトアップでエンジンをいたわりながらゴールを目指した。そして20周目の10%勾配を駆け上がりチェッカーを受け、悲願の全日本初優勝を達成した。2位に横江が入り暫定ランキングトップに浮上。3位にデチャ、4位に前田、5位に後半追い上げを見せた大久保光、6位に岩戸、7位にピットスタートながらドライタイヤをチョイスして追い上げた蒲谷朋大、8位にST600デビュー戦となった北見剣、9位に序盤のコースアウトから追い上げた稲垣、10位に矢田栄一朗と続いた。

 
中本郡
 
優勝/#24 中本 郡 リリカ AMENA with OutRun
『ウエット宣言が出ていたので、グリッドでタイヤ交換するか迷いました。コースインしたとき"これはドライタイヤだな"と思いましたがグリッドについて雨が強くなったのでウエットタイヤに交換しました。でも、その後に雨が弱くなったので、ドライタイヤに戻してもらい、それが功を奏しました。スタートまで時間のない中、タイヤ交換をしてくれたチームのおかげで勝つことができました。
予選のグリッドが下の方だったのでスタートは、うまく行きましたが序盤はレインタイヤを履いているライダーが積極的にペースを上げていました。終盤にペースを上げて行こうかと思ったのですが、エンジンから異音したので、早めのシフトでいたわって走りました。がむしゃらに走ったので実感がないですが、運も味方につけることができたと思います。次回の筑波はJ-GP2で2位、コースレコードを出したこともあるコース。ST600に加えて、J-GP2クラスにも出場する予定なので、両方で、いい成績を残せるように頑張ります』
 
2位/#6 横江 竜司 Yamaha Thailand Racing Team
『コースインするときはドライタイヤを履いていたのですが雨が降ってきました。グリップよかったけれど、チャンピオンシップを考えると、周りもレインタイヤが多かったので"ここで失敗はできない"と思いレインを選びました。スタート直後は、若いライダーたちの勢いがあったので、少し引いてタイヤの温存を考えながら走っていました。トップに立ってからも常にタイヤをいたわりながら走っていたのですが、1コーナーの電光掲示を見ていたら1分37秒台で走っているライダーがいたので、ドライタイヤを選んだことが分かりました。今日は最低限のことができたので、2位でよしとします』
 
3位/#46 デチャ・クライサー Yamaha Thailand Racing Team
『レース前は、タイヤを選ぶのが難しい状況でしたが、今日は結果的にタイヤチョイスを失敗しました。レインタイヤをほとんどのライダーが選んでいましたし、すべてのラップで全力を尽くし、タイヤをマネジメントしましたが今日は3位が精一杯でした。次回は、テストから、いいマシンに仕上げ優勝を狙って行きたいです』
 
レーススタート
レーススタート
 
レース
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中本郡
中本郡
 
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TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita(c)
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