ブリヂストンのワンメイクタイヤ制の導入が注目されるST600クラスの予選。予選〜決勝までに使用できるタイヤは1セットだけに、どのタイミングでどのライダーがアタックするのか、興味深いセッションとなった。セッション序盤は地元のTeam RSC田尻克行が1分55秒114でトップをキープ。しかし、中盤にYamaha Thailand Racing Teamの3人、横江竜司、チャランポン・ポラマイ、デチャ・クライサーが2〜4位へと揃って浮上。横江はさらに1分55秒038まで上げてトップに立つ。
しかし、金曜日のART走行でも54秒台のトップタイムをマークしていた大崎誠之が、セッションの終盤近くにそれを上回る54秒248で一気にトップを奪って、そのままポールポジションを獲得した。しかも、コースインした次のワンラップでマークし、その次の周回を終えてピットに戻るというものだ。2番手は横江、3番手に田尻と続き、4番手には残り数分でタイムアップした近藤湧也が55秒295、チャランポン、そして16才の榎戸育寛が55秒439をマークして6番手となった。 |