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2012MFJ 全日本ロードレース選手権第1戦もてぎ

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全日本ロードレース選手権JSB1000

文部科学大臣杯 2014MFJ 全日本ロードレース選手権最終戦 第46回MFJ GP SUPERBIKE RACE in SUZUKA
主催:鈴鹿サーキット(5,821m)
決勝レポート
●開催:11月1日(土)公式予選/11月2日(日)決勝レース
●天候:(土曜日)天候:曇 気温:17.0℃ コース:ウェット
    (日曜日)天候:雨 気温:18.5℃ コース:ウェット
●会場:三重県 鈴鹿サーキット(5.821Km)
●観客:11月1日(土)6,500人/11月2日(日)14,000人
中須賀克行が3年連続5度目のJSB1000王者を獲得!
レース2は加賀山就臣が優勝し今季2勝目をマーク!!

【レース1】

 ウエットパッチが残るものの、ほぼドライと言えるコンディション。当然、各ライダーはスリックタイヤをチョイスしてグリッドに着いていたがウエット宣言が出ていたためレース1の周回数は2周減算され13周で争われた。

 フロントロウ2番手グリッドから得意のスタートダッシュを見せた加賀山就臣がホールショットを奪い、高橋巧が2番手、ポールポジションの中須賀克行は、やや出遅れたものの2コーナーで3番手につける。以下、柳川明、山口辰也、津田拓也、藤田拓哉、ジョシュ・フック、中冨伸一、渡辺一樹と続いていく。オープニングラップのMCシケイン進入では、中須賀が高橋をかわして2番手に、シケインでは山口が柳川をかわして4番手と、それぞれポジションを入れ換える。2周目にも山口と柳川はダンロップコーナー、ヘアピンと順位を入れ換えた後、柳川は津田にもかわされ6番手に後退する。その後は、タイトル争いを繰り広げる2人のバトルにゴングが鳴る。3周目の逆バンクで高橋が中須賀をかわすと、続くダンロップコーナーで加賀山もかわしトップに浮上する。すかさず中須賀も加賀山をかわすと高橋のテールをマークし130Rで前に出ていく。高橋も負けずと2コーナーで抜き返すが、バックストレートで中須賀が前に出る。

 トップ2がバトルを繰り広げている間にペースを上げた山口が加わってくる。山口は、その勢いのまま5周目のスプーンカーブで高橋をかわし2番手に浮上。後方から津田と柳川も追い付き、トップグループは5台にふくれ上がる。7周目には1コーナーで高橋が津田と柳川の2台にかわされ5番手に降順してしまうが、逆バンクで柳川を、ヘアピンで津田を抜き返し3番手に戻ると、8周目のシケインで山口をかわし2番手に上がり中須賀を追う。後方からは、渡辺もトップグループに加わり6台の集団となるが、10周目になるとバックマーカーが出始める。この辺りから中須賀がスパートをかけ始める。11周目には、このレースのファステストラップとなる2分08秒365をマークし、後続を引き離しにかかる。高橋も2分08秒台に入れ、中須賀を必死に追うが、その差はジリジリと開いて行き、中須賀がレース1を制した。高橋は悔しい2位。

 3位争いは山口、津田、柳川、渡辺のバトルとなっていたが、10周目のシケインで津田がオーバーランし6番手に後退。山口が、このバトルを制し、2戦連続で3位表彰台を獲得した。以下、柳川、渡辺のカワサキコンビが続き、6位に津田が入っている。序盤、トップを走った加賀山は7位でゴールし、スポット参戦のジョシュ・フックが8位、中冨伸一が9位、野左根航汰が10位でゴールした。以下、酒井大作、今野由寛、藤田拓哉、寺本幸司、須貝義行と続いた。


【レース2】

 レース2の前に行われたJ-GP2クラスの決勝から雨が降り出し、ウエットコンディションとなり、周回数もさらに10周に短縮されてスタートが切られた。

 ホールショットは、2番手グリッドからスタートした山口が奪い、高橋、中須賀、加賀山、柳川、藤田と続いて行く。東コースで高橋と中須賀は山口をかわし、それぞれポジションを上げる。2周目のシケインでは、中須賀が高橋をかわしてトップに浮上。レース1と同じく、タイトルを争う2人がバトルを繰り広げるかと思われた。しかし4周目のヘアピンを立ち上がった高橋のマシンにトラブルが発生してしまい、MCシケインでストップ。そのまま悔しいリタイアとなってしまう。これで単独トップとなった中須賀の後方からは、2分17秒台までペースを上げた加賀山が迫ってくる。

 完全に勢いに勝る加賀山だったが、中須賀も易々とトップの座は譲らない。130Rかシケインに勝負ポイントを絞った加賀山は、8周目の130Rで豪快に中須賀をパス。これがウイニングパッシングとなったが、加賀山はアクセルを緩めず9周目にファステストラップをマーク。一気に中須賀を突き放し、2014年シーズン最後のレースをトップで締めくくった。加賀山は、第4戦SUGO以来、今シーズン2勝目を挙げた。中須賀は2位でゴールし、3年連続5度目のJSB1000クラスチャンピオンを決めた。3位争いは津田が制し、ランキングも3位となった。以下、山口、中冨、渡辺、柳川、藤田、ジョシュ、今野と続くトップ10となった。

 
表彰台
 
Race1 優勝/中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム
『勝てて素直にうれしいです。スタートする前は、口から心臓が飛び出すぐらい緊張もしていたし特別な思いがありました。スタートを失敗してしまい1コーナーで4、5台に抜かれてしまったのですが、2コーナーで巻き返して3番手になれたので幸運でしたね。その後もウエットパッチのある路面状況を見ながら冷静に走ることができていました。すぐに高橋選手が勢いよくきて加賀山選手も抜いていったので"これはいけない"と思い、ボクも加賀山選手を抜い後ろについていたのですが、ボクの方が速いところと遅いところが違いリズムつかみにくかったので早めに前に出ました。ラインも1本しかありませんでしたし。レース2も頑張るだけですね』
 
Race1 2位/高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ
『両レースとも勝つことが目標なので悔しいだけしかないです。木曜日、金曜日とドライコンディションは調子がよかったので、序盤に行けるだけいって引き離したかった。中須賀選手が言うように速いパートが違ったので、その部分をうまくまとめられなかったことが敗因です。レース2は今年最後のレースですし、当然、優勝目指して頑張るだけです』
 
Race1 3位/山口 辰也 TOHORacingwithMORIWAKI
『トップ2台は、チャンピオン争いをしているのでウエットパッチもありましたし、無理な追い越しはしないようにしていました。2人が様子を見ているのは分かっていましたし、それが9秒台だった。ペースは落としていると思っていましたし、自分も余力がありました。10周目以降の方が、ペースが上がるはずだったのですが逆に下がってしまいました。ただ、Hondaの市販キット車両のバイクでも速いところを見せられたと思います』
 
レースシウタート
 
トップ争い
トップ争い
 
トップ争い
トップ争い
 
中須賀克行
中須賀克行
 
Race2 優勝/加賀山 就臣 Team KAGAYAMA
『面子がそろっている中で勝てたのでもうれしいですね。これも多くの協力者のおかげでなので感謝しています。レース1で、ウエットパッチはあるけれど、ドライで今年一番のレースができると思っていたのですがアジャストしきれなくて、ずるずる遅れてしまった。ドライはまだまだ反省することが多いですね。ウエットでは第4戦SUGOのときと同じく、今持っている僕たちの武器で勝負できるコンディションなので、ここ一番の集中力で100%勝つためには、どうすればいいのかを考えていました。周回毎にペース作れて、立派なチャンピオンに勝てたことは、うれしいですね』
 
Race2 2位/中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム
『これでレジェンドになれたかな。最高峰クラスで5回、ヤマハの先輩である平忠彦さん、藤原儀彦さんに続く3年連続チャンピオンに並ぶことができ、自分自身の価値も上がったと思います。V3にチャレンジした2010年から4年間が経ち、この日を待ちわびていました。レース1で勝てて、レース2も序盤でペース作れて、レースを引っ張ることができました。条件的には、高橋選手の後ろにいればよかったのですが、それではかっこ悪いですからね。路面の状況を見ながら走っていましたが130Rでかわされてしまい、2位でゴールしました。ベストを尽くせたので満足しています』
 
Race2 3位/津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス
『雨となった予選では、リズムが取れず苦戦していたので上に行くのが難しい状況でしたが、チームがいろいろ考えてくれたおかげで表彰台に上がることができました。レース1はドライコンディションでしたがやっとトップを狙える状態になっていたものの、うまくいかずコースアウトしてしまいました。レース2は雨になりましたが、周回数も短いので、最後まで全開で行こうと思っていました。今年は、去年よりパワーアップしようと思って試行錯誤してきましたが、浮き沈みが激しかったですね。ライダーとしてレベルを上げられたと思うけれど、来年は、もっと力をつけられるようにしたいですね』
 
レース2スタート
レース2スタート
 
レース
レース
 
レース
レース
 
加賀山就臣
加賀山就臣
 
レース2表彰台
レース2表彰台
 
文部科学大臣杯
文部科学大臣杯も3年連続で中須賀の手に
 
2014年全日本ロードレース選手権各クラスチャンピオン
2014年全日本ロードレース選手権各クラスチャンピオン
左から 小林龍太(ST600)、山田誓己(J-GP3)、高橋裕紀(J-GP2)、中須賀克行(JSB1000)
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
Text : Toshihiro Sato / Photo : Hiroyuki Wakita & Yuji Harada (c)
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