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 '14全日本スーパーモタード選手権 第7戦 
                    ↑'14スケジュール
    2014年10月19日(日) 名阪スポーツランド(奈良県)


年間8戦が設定されている全日本スーパーモタード選手権。その第7戦が、10月19日(日)に奈良県の名阪スポーツランドで開催された。

複数のカートコースやジムカーナコース、全日本選手権が開催されるモトクロスコースなどもある名阪スポーツランド。今大会のコースは、昨年度とは異なるABコースと呼ばれるカートコースをベースにレイアウトされた。1コーナーの先から、1段高い場所にあるモトクロスコースへと導いてその一部区間を使うことで、今季最長クラスのダートセクションがプラスされた

天候は、これぞ秋晴れという青空。朝方は冷え込んだが、日中の最高気温は20度まで上昇し、絶好の観戦日和となった。






ダートで圧倒的な速さを見せて
両ヒートを制覇した森田一輝

両ヒートで森田一輝に迫るも
2位となった増田智義

ヒート1で三苫進を抑え切り
最高峰クラス初初表彰台の新井誠

今季初の両ヒート制覇を達成して
表彰台の上で笑顔を見せた森田

最高峰クラスは、14台が出走。前戦で今季のシリーズタイトル獲得を決めた佐合潔(#1)は、所用により欠場した。タイムアタック方式の予選をトップでクリアしたのは、ランキング3番手の森田一輝(#6)。2番グリッドに新井誠(#17)、3番グリッドに前戦は欠場した増田智義(#2)、4番グリッドに三苫進(#4)というフロントローとなった。


決勝の周回数は12周。安全のため、1周目のみダートセクションがカットされた。ホールショットを奪ったのは森田。これに増田と三苫が続き、2番グリッドの新井はやや遅れて4番手。その後方では、金児伸二(#9)と河野崇史(#10)が転倒して、大きく順位を落とした。1周目の通過順位は森田、増田、三苫、新井、野左根航汰(#31)、坂牧隆夫(#8)、高山直人(#300)。2周目、ダートセクションで高山と坂牧が遅れ、森田から野左根までの5台が縦に長いトップグループを形成した。3周目、ダートセクションで森田と増田が後続を一気に離し、トップグループを形成。3番手には野左根が浮上し、新井は4番手をキープ。三苫は5番手に後退した。しかし翌周、今度は野左根がダートで転倒して6番手へと後退。森田と増田は接近戦を続け、3番手に浮上した新井との差を約15秒にまで拡大した。

レース中盤、森田と増田は周回ごとに少し離れたり距離を縮めたりしながら、トップ争いを継続。新井は3番手をキープし、やや間隔を開けて三苫がこれを追った。高山は単独5番手をキープ。6番手には、相次ぐライバルの転倒などもあり、6周目に金児が浮上した。レースが終盤になると、一度は森田に肉迫した増田が3秒ほど後退。一方で3番手の新井には、三苫が接近し、最終ラップには接近戦となった。しかし逆転には至らず。レースは森田が勝利し、2位に増田、3位に新井、4位に三苫、5位に高山、6位に金児の順となった。


決勝ヒート2では、再び森田が好スタート。積極的に順位を上げた野左根がこれに続き、さらに三苫、増田、新井、高山の順で1周目をクリアした。2周目、早くも森田は約4秒もリード。野左根は2番手をキープし、3番手には増田が三苫を抜いて浮上した。勢いに乗る増田は、翌周には野左根を抜いて2番手。この段階でリードを約6秒に拡大していた森田を追った。ところが続く4周目、増田はダートで転倒して6番手までポジションダウン。再び順位を上げた野左根を先頭に、三苫と新井が僅差の2番手争いを展開することになった。

レース中盤、7秒ほどのリードを守る森田に対し、野左根、三苫、新井、高山、増田までの5台が、縦に長い2番手グループを形成。この中で、野左根と三苫はドッグファイトを繰り広げ、増田は徐々に順位アップ。すると10周目には野左根、増田、三苫、新井までが完全な集団となり、さらに高山も3秒ほど遅れてこれを追った。迎えた11周目、増田は野左根を抜いて2番手に。するとハイペースを保ったまま、一気に森田との差を削っていった。そしてラストラップで、増田は森田の背中が大きく見える位置に。しかし勝負に持ち込めるほどまでには近づけず、森田が再び勝利し、増田が2位となった。3位争いは、最終ラップのダートセクション入り口で野左根を抜いた三苫に軍配。抜かれた野左根は、その後にリズムを崩して転倒し、新井が4位、高山が5位、野左根が6位となった。


今季初となる両ヒート制覇を達成した森田は、「今回はダートセクションがかなり激しく、さすがに疲れました。ヒート1は、増田選手のプレッシャーを感じながら、とにかくミスのないよう心がけて走りました。ヒート2は、ピンピン(両ヒート優勝)を意識して走りが硬くなったこともあるのでしょうが、増田選手が思った以上に迫ってきて、さすがだと思いました」と満面の笑み。一方で両ヒート2位の増田は、「今日は森田選手が速すぎて、勝てませんでした。でも楽しいレースでした」と、こちらも笑顔でレースを振り返った。





序盤のミスをリカバリーして
今季5勝目を挙げた金子和之

シリーズタイトル獲得を
レースに勝利して決めた金子

22台が出走したタイムアタック予選をトップで通過したのは、今季4勝を挙げているランキングトップの金子和之(#47)。2番手には木下裕規(#1)、3番手にはランキング2番手の中村竜規(#39)、4番手に大坪正之(#34)が入った。5周の予選レースでは、金子が順当にトップチェッカーを受けて、決勝のポールポジションを獲得した。木下と中村は序盤から2番手争いを繰り広げたが、最終ラップにダートで木下が転倒。中村が2番グリッド、渋井健(#17)が3番グリッド、1周目に出遅れた大坪が後半にリカバリーしてフロントロー最後の枠となる4番グリッドに並んだ。


決勝は10周で競われた。その1周目をトップでクリアしたのは金子。これに中村、5番グリッドスタートの谷中一夫(#15)、渋井、木下、6番手スタートの小倉浩靖(#42)が続いた。2周目、金子がダートで転倒し、5番手まで後退。これで中村がトップに立ち、僅差で谷中が追い、そこから3秒ほど遅れて渋井と木下が3番手争いを繰り広げることになった。3周目、今度は中村がダートでミスして、金子に次ぐ5番手に順位ダウン。谷中、渋井、木下、金子、中村、小倉の順となった。さらに翌周、3番手の渋井がジャンプで転倒。これに木下が突っ込み、ふたりとも大きくダメージを受けてその後にリタイアとなった。

波乱続きのレースは、これで谷中がトップ、5秒遅れて金子と中村が2番手争い、4番手には単独走行で小倉、大きく遅れて広瀬彰信(#41)を先頭とした混戦の5番手集団となった。するとここから、金子が谷中との差を一気に詰め、レースが後半に入った6周目にトップへ返り咲き。さらに谷中の背後には金子が迫った。レース終盤、金子は後続との差を拡大して独走。中村は谷中を激しく追ったが、最後まで逆転には至らず。金子が勝利してシリーズタイトル獲得を決め、2位に谷中、3位に中村が入賞した。4位は最後まで単独走行を貫いた小倉。5位には8周目に広瀬を抜いた中島俊介(#36)、6位には最終ラップに広瀬を抜いた大坪が入った。


チャンピオンとなった金子は、「ちょっとドタバタの展開でしたが、チャンピオンになれて、しかもレースに勝利して決めることができて、本当にうれしいです。今日は、ロードレースの全日本選手権に参戦している山口辰也選手をはじめ、応援してくれている人たちが多くいたので、感謝しています」と、ゴール直後から喜びを爆発させていた。





前戦に続く今季3勝目を挙げた
チャンピオンの城取諒

ケガからの復帰レースで
2位入賞を果たした大西健太郎

出走台数は13台。S1オープンクラスにフル参戦中の中村竜規(#55)がダブルエントリーして、タイムアタック予選のトップに立った。2番手は、前戦でシリーズタイトル獲得を決めている城取諒(#7)。3番手にロードレース出身の岸田尊陽(#4)、4番手にオフロード出身の大西健太郎(#2)が入った。5周の予選レースでは、スタートで中村が出遅れると、3つめのコーナーで岸田と中村が絡んで転倒。両者は最後尾からの追い上げとなった。そして城取が独走し、決勝のポールポジションへ。2番グリッドに大西、3番グリッドに森本圭(#17)、4番グリッドに三井正勝(#10)が並ぶことになった。岸田は2列目最後尾となる7番手、中村は8番手から決勝に臨んだ。


10周の決勝レースは、城取のホールショットでスタート。大西がこれに続き、1周目を城取、大西、森本、三井、堀田大人(#11)、中村、岸田の順でクリアした。2周目、城取と大西は僅差のトップ争いを展開。森本と三井はダートで順位を落とし、代わって堀田が3番手。これをターマックに戻ったところで中村がパスして、3番手以下は中村、堀田、岸田、森本、桐明征一郎(#29)、西尾聡(#24)の順となった。3周目、城取は大西をやや離し、この大西から約6秒遅れて中村が単独3番手。堀田と岸田と森本が僅差の4番手争いを繰り広げた。翌周、ここから森本が少し遅れ、堀田と岸田はターマック部で接触して岸田が大転倒。これで岸田はリタイアとなった。

レースが後半に入ると、城取は大西との差を拡大しはじめ、中村はトップ2台についていけず完全な単独走行に。4番手の森本は中村から約10秒遅れ、さらにその約5秒後方では桐明と西尾が僅差の5番手争いを展開した。終盤になると、森本と桐明、桐明と西尾もそれぞれやや間隔を開け、そしてレースは10周でチェッカー。結局、最初から最後まで危なげなくトップを快走した城取が、今季3勝目をゲット。2位に大西、3位に中村、4位に森本、5位に桐明、6位に西尾の順となった。


勝利した城取は、「最終戦もテッペンを狙っていきます!」と宣言。また2位の大西は、「第4戦の前にケガして、3ヵ月ぶりにバイクを走らせましたが、やはり勝てませんでした」と振り返った。





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