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 '14全日本スーパーモタード選手権 第2戦 
                    ↑'14スケジュール
    2014年5月18日(日) 琵琶湖スポーツランド(滋賀県)


スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の今季第2戦は、滋賀県にある琵琶湖スポーツランドを舞台に行われた。

今大会では、四輪カート用のコースをベースに、タイトターンやバンクが付いた90度コーナーと複数のジャンプで構成された、長めのダート区間をプラス。コースは、全体的に幅が狭くパッシングポイントは少なめだが、そのぶんテール・トゥ・ノーズの白熱したバトルも期待できる設定だ。

日曜日のみの1DAY開催となるこのシリーズ。今大会も開幕戦に続いて天候に恵まれ、日中は晴れで、路面はドライコンディション。気温は最高25度まで上昇した。






タイムアタック予選は3番手も
ヒート1は首位独走の佐合潔

ヒート2では金児隆太と佐合潔が
終盤までドッグファイトを継続

両ヒートを3位でまとめて
総合でも3位となった三苫進

ヒート2では佐合潔を抑えて
今季2勝目を挙げた金児隆太

エントリー台数は15台。タイムアタック方式の予選をトップでクリアしたのは、開幕戦ヒート1勝者の金児隆太(#3)。2番手に増田智義(#2)、3番手に昨年度王者の佐合潔(#1)が入って、フロントローを獲得。2列目には、4番グリッドに三苫進(#4)、5番グリッドにはロードレースの最高峰クラスで活躍する野左根航汰(#31)が並んだ。


決勝の周回数は15周。そのヒート1、好スタートを決めたのは2番グリッドの増田だった。これに金児(隆)、佐合、三苫、野左根、五十住洋佑(#7)が続いてオープニングラップをクリア。7番手以下には池田孝宏(#14)、金児伸二(#9)、坂牧隆夫(#8)が続いた。レース序盤、増田、金児(隆)、佐合の3台がトップグループを形成。3周目にはこの中で、金児(隆)がトップに立ち、増田が2番手に後退した。4周目、1コーナーで増田が転倒してリタイア。これにより、トップ争いは金児(隆)と佐合の2台となり、少し間隔を開けて三苫が3番手に。さらに少し遅れて野左根が4番手を走行し、五十住と池田が5番手争い、金児(伸)と坂牧が7番手争いを繰り広げた。

レースが中盤に入った6周目、佐合が金児(隆)の攻略に成功してトップに浮上。すると翌周以降、佐合は金児からじわじわとリードを奪っていった。3番手の三苫、4番手の野左根はいずれも単独走行に。5番手争いでは池田、7番手争いでは金児(伸)が前を走り、いずれも僅差のバトルを演じた。しかしレースが残り3周となった12周目、池田に迫った五十住が転倒して8番手まで後退。これにより池田が単独5番手となった。そしてレースは、佐合が危なげなく逃げ切ってトップチェッカー。2位に金児(隆)、3位に三苫、4位に野左根、5位に池田、6位に金児(伸)が入賞した。


この日の最終レースとして行われた決勝ヒート2では、ヒート1の転倒によりフロントタイヤを交換した2番グリッドスタートの増田が、レギュレーションによりピットスタート。今度はポールポジションの金児(隆)が好スタートを切ってホールショットを奪い、1周目を金児(隆)、佐合、三苫、五十住、野左根、金児(伸)の順でクリアした。レース序盤、トップの3台は後続をやや引き離しながら、ドッグファイトを展開。中でも佐合は、トップの金児(隆)へと肉迫してプレッシャーを与えたが、金児(隆)も先頭の座を死守した。4番手以下は五十住、野左根、金児(伸)がそれぞれやや単独走行となり、その後方では坂牧、新井誠(#17)、池田が接近戦を展開。この中で池田は、5周目に新井を抜いて8番手にポジションを上げた。

中盤、金児(隆)、佐合、三苫はなおも激しい接近戦を継続。その後方では、5番手だった野左根がミスを喫して、金児(伸)と順位を入れ替えた。さらに12周目、野左根は転倒により新井に次ぐ8番手に。これで池田と新井のバトルは入賞争いとなった。レース終盤、トップ争いから三苫がやや遅れ、金児(隆)と佐合はなおもテール・トゥ・ノーズを継続。しかし最後まで順位は変わらず、金児(隆)が逃げ切って今季2勝目を挙げた。佐合は約1秒差の2位でゴール。3位で三苫、4位で五十住、5位で金児(伸)がフィニッシュ。6位争いは、最終ラップで逆転した新井が制し、池田は野左根にも抜かれて8位となった。


この結果、両ヒート総合成績では同ポイントながら金児(隆)がトップ、佐合が2位に。金児(隆)は、「ヒート1は佐合選手にあっさりとやられてしまったので、ヒート2は息ができないくらい最後は苦しかったけど、絶対に逃げ切ってやろうと思っていました」と、今日のレースを振り返った。また佐合は、「ヒート2は隆太君が速くて、ダートでは詰められたけど抜く場所がなかった。でもいいレースでした」と、こちらも笑顔をみせた。





後続を振り切っての勝利で
好調をアピールした金子和之

開幕戦に続いて今回も
悔しい2位となった中村竜規

20台がエントリーしたこのクラスのタイムアタック予選を、トップで通過したのは開幕戦勝者の金子和之(#47)。7周の予選レースでも、金子がトップを守って決勝のポールポジションを獲得。2番グリッドには開幕戦2位の中村竜規(#39)、3番グリッドには地元の木下裕規(#1)が並んでフロントロー。2列目には、4番グリッドに小倉浩靖(#42)、5番グリッドにはベンハサット・ミッキー(#10)がマシンをセットした。


決勝の周回数は12周。そのオープニングラップをトップでクリアしたのは金子。さらに中村、木下、小倉、ミッキーと、5番手までは予選順に続いた。2周目、金子と中村は僅差のトップ争いを展開し、木下も少し遅れてこれに続き、やや間隔を開けて小倉とミッキーも接近戦を展開。その後ろでは、予選6番手の栗本志能武(#7)や同8番手の志村祐一(#8)が転倒により順位を大きく落とし、豊田肇(#4)が6番手に。レース中盤にかけ、金子と中村はドッグファイトを継続しながら、木下との差を徐々に拡大し、一方で木下も後続を引き離していった。

レース後半、タイムがやや落ちた2番手の中村に対して、トップの金子は安定した速いペースで周回を重ね、アドバンテージを徐々に拡大。これにより上位勢は、3番手の木下までが単独走行となっていった。一方で4番手争いはやや接近戦で、小倉、ミッキー、豊田、大坪正之(#34)、中島俊介(#36)までが縦に長いグループを形成。しかし最後まで、順位に変動はなかった。そしてレースは、開幕戦に続いて金子が優勝、中村が2位という結果に。3位には木下、4位には小倉、5位にはミッキー、6位には豊田が入賞した。


「先週、練習中に転倒してマシンを大破させてしまい、どうなることかと思いましたが、周囲のみんなが助けてくれて参戦できました。本当に感謝しています」と金子。一方で中村は、「今日こそはと思ったのですが、再びの2位で悔しすぎます」と、次戦でのリベンジを誓っていた。





予選と決勝のレースを独走して
全日本初優勝を得た城取諒

決勝でラップタイムを削り
2位に入賞した中木亮輔

13台が出場したタイムアタックを、トップで通過したのは城取諒(#7)。瀧川貴士(#12)が、0.09秒差でこれに続いた。7周の予選レースでは、序盤から城取が逃げ切り、決勝のポールポジションを獲得。瀧川が2番手、森本圭(#17)が3番手で決勝フロントローに。2列目には、4番グリッドに中木亮輔(#1)、5番グリッドに堀田大人(#11)が並んだ。


12周で競われた決勝では、城取がホールショット。瀧川、森本、中木、堀田、三井正勝(#10)と、上位勢はグリッド順のまま続いてコース後半のダートセクションへ突入した。するとここで、瀧川が転倒。直後にいた森本や中木は、辛うじて巻き込まれることなくクリアしたが、その直後に森本がミス。これにより、城取がまずトップで1周目をクリアし、約4秒遅れで中木が2番手、以下に堀田、木下滋昌(#16)、三井が続くことになった。レース序盤、城取はアドバンテージを確保しながら快調にトップを走り、中木は単独走行の2番手をキープ。3番手堀田の後ろでは木下、三井、深見浩資(#15)、和田直人(#18)が接近戦を演じた。

レース中盤、この4番手集団から和田が脱落すると、驚異的なペースで追い上げてきた瀧川が7周目にこれを捉え、さらに堀田と深見の距離が縮まったことから、単独走行を続ける城取と中木から大きく遅れ、5台が縦に長い3番手争いを繰り広げることになった。終盤、この中で順位を上げていったのは瀧川。残り1周の段階で、堀田以外をパスして4番手に浮上した。そしてラストラップで、瀧川は堀田の攻略にも成功。独走で全日本初優勝を挙げた城取や、堅実にポジションを守った2位の中木からは大きく遅れたが、瀧川が最後尾から3位まで追い上げてゴールした。4位には堀田、5位には木下、6位には三井が入賞している。


「昨年から、勝てそうでなかなか勝てず、ようやくという感じです」と、安堵の表情をみせた城取。一方で2位の中木は、「予選までは不調でしたが、S1プロクラスの三苫選手に秘密のラインを教えてもらったら、タイムが上がりました」と笑顔。また3位の瀧川は、「僕の転倒で、後ろの選手たちを混乱させてしまい申し訳なかったです」と、表彰台で謝罪した。





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