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写真&レポート
 
 
 5月18日に開催されたJECの開幕戦、広島大会。気温は30度を超える真夏日となった。ルート、テスト共に難易度は非常に高く、ドライコンディションであっても完走率は相当に低くなった今大会。特にIA、IBクラスには容赦なくシビアなタイム設定がおこなわれ、日本では初の試みとなる「周回毎にタイムオーダーが縮まる制度」を採用。2周毎に2分ずつ、最終ラップには6分オンタイムが縮まるという形だ。ひどいマディになったJNCCのワダチがいたるところに残り、それが固まった状態でベストラインは非常に探しづらい。またスピードの出ないウッズが延々と続くため、マシンも体も相応のマネジメントが要求される。。
 レースばかり連続してしまいなかなかトレーニングする機会も得られない鈴木健二は、下見のおわった2ラップ目から全開でアタック。ほとんど低速の音が聞こえず常にYZ250Fのパワーバンドに入ったような状態で、全10テスト中、7つを1番時計に。ライバル釘村忠をも寄せ付けず、圧倒的な勝利をおさめた。「忠が参戦しているので、気合いも入ります。マシンも、エンジンはマッピング含めてノーマルですが、サスや車体剛性をチューニングしてあって、とてもいい仕上がりになってきた。今日は忠に勝てたことが素直にうれしい」と鈴木はコメント。鈴木と釘村の差は25秒51。釘村はだいたい1テストにつき4秒くらいの差をつけられた形だ。
釘村は自身の勤める会社MVアグスタジャパンが、今季よりハスクバーナを取り扱わなくなったこともあり、オフロードマシンに触れる機会が減ってしまっていた。実際「昨年のSUGOから今日で4回目くらいになるでしょうか。全然乗れていないですね。今日は、バイクに乗せられていたというのが正しい」とのこと。だが「乗れてなかったのもあるのですが、マシンも体も必要なものをレースで一つずつ確認できました。次戦までには煮詰めてきたい。やはり、CRF250Rはモトクロッサーなので、テクニカルな部分での低速の無さや扱いにくさ、車体の固さなどがネガに出てしまいますね。ホンダでJECに出ているライダーは少ないので、僕のこれから集めるノウハウを公開して、モトクロスを楽しんでるみなさんがホンダで安心してエンデューロに出れるようにしたいと思っています」とのこと。次戦が非常に楽しみだ。
3位は太田真成。今年は最終戦が弟の結婚式とバッティングしてしまったことで、全戦は出られないものの1戦1戦を確実に戦いたいとのこと。「僕がトップ二人にもう少し絡んでいかないと、見てるお客さんも楽しめないでしょう。頑張りたいですね。今年は、実家のショップMCSクリタでエンデューロコースを作りました。初心者から上級者まで楽しめるはず。僕もそこでトレーニングをしますが、みなさんもぜひきてください」とコメント。
 IBクラスは、熊本悠太が辛勝。地元広島ということもあるが、この数ヶ月成績がいい。「若い頃はミスが多くて、スピードだけだったんですが、今は逆。今日も1番時計は一つしかありませんし、泰輝君(小菅泰輝)がミスせずまとめてきたら負けてしまうでしょう。今年はJNCCでもAAになりたいんですが、JECでもIAになりたい。まずはそこを目指しています」と熊本。10個のテストは2位が9つ。1つだけ1位の成績である。2位は柳原博一で1番時計を3つ。目下ライバル視する小菅は1番時計を4つ、それもIAで6位になった父である小菅浩司を全クロステストで打ち負かしているほどのスピード。「2回こけてます。セクションは苦手ですね」と小菅。末恐ろしきモンスターが、成績をまとめはじめるのはそう遠い話では無いはずだ。
 ナショナルクラスは、中盤までモトクロスIAの経歴をもつ荒川一佳が引っ張る形だ。8つのテスト中6つのテストで1位だが、早着のペナルティを受けて3位。「はじめてのオンタイムで、ルールを把握しきれていなかった」とのこと。1位に繰り上がったのは、勝野善太郎。
 ウィメンズは、今季より参戦をはじめた近藤香織が優勝。鈴木健二が制作したYZ125を託されている強豪ライダー。
次戦は真夏の大阪プラザ阪下。積極的にコース設営や運営に関わっているJEC Litesの始祖でもおなじみの、吉川和宏の「企み」が、炸裂するはず?
 
鈴木健二は、釘村を寄せ付けず! 開幕戦を金星に
昨年もスポット参戦していたものの、今年は明確にチャンピオンを狙いにきたという釘村忠。乗り込み不足で2位に
 
ルートも困難な広島であった
ナショナルクラスは勝野善太郎が勝利!
とにかく気合いが違ったとしか言いようがない鈴木の走り。ワイドオープンの名に恥じない全開ライドで圧倒
モトクロス現役時代は、アグレッシブなスタイルだったが、今回は精細を欠いたか。次戦までに「ライディング、マシン両方整えてくる」と釘村忠
JNCCでも2連勝中、ここJECでもIBで優勝の熊本悠太。今季IBの台風の目
ウィメンズでは近藤香織が初参戦にして優勝
 
Bでトップタイムを連発しながらも2度の転倒で3位に収まった大物ルーキー小菅泰輝
太田真成は3位。本人も「もう少し前の二人と差を詰めたい」と話す