4年目を迎えたJ-GP2クラス。年々レベルが上がり、ラップタイムも毎年更新されており、今回もコースレコードがブレイクされた。ポールポジションを獲得したのは、ここまで2連勝中の野左根航汰だ。今シーズンよりオリジナルフレームを投入し、シーズン序盤は、セットアップに苦戦したが、第5戦MOTEGI2&4からは、安定した速さを披露。今回も自身の持つコースレコードを約1秒更新する走りを見せた。「タイムは単独で出せていますし、今回もレースを引っ張っていければいいですね。逃げることは難しいと思うので、レース終盤にしっかり勝負できるようにしたいです」と野左根。3連勝に向けて自信をのぞかせる。 予選2番手につけたデチャ・クライサーは、セッション終盤に1コーナーで転倒。幸いケガはなく、マシンも修復できている。金曜には、1分52秒117という速さを見せているだけに、今回もトップ争いを繰り広げそうだ。 野左根の勢いを止めたいのが、1ポイント差でポイントリーダーにつけている生形秀之だ。前戦ではニューエンジンが使えず苦しい中、3位争いを制した。今回は、待望のニューエンジンを投入し、昨年初優勝を達成したオートポリスで、その再現といきたいところだ。「今回チョイスしたものが、まとまってきたので、もう少しセットアップが進めばトップ争いができると思います。そのためにも、レース序盤に離されないようにすることですね」と生形。 岩田悟、井筒仁康、長島哲太なども虎視眈々とトップを狙っている。野左根とデチャのペースに何人ついていけるかがレース展開を占うカギとなるだろう。。