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全日本選手権シリーズランキング
 

写真&レポート
 
黒山健一の6連勝
チャンピオンを決定した

黒山との優勝争い
2位の野崎史高

2ラップ目にミスが多かった
小川友幸は3位

国際A級スーパークラス

2012全日本トライアル選手権シリーズ第6戦中部大会

2012年全日本選手権も残り2戦となった。最終戦当東北大会を2週間後に控えての第6戦は中部大会。名古屋にも近いキョウセイドライバーランドでの開催。この会場は運転訓練用のコースの周囲にセクションを設営しており、今回は観戦の便を最大限に活かした設営がされていた。今、全国的に一般化しているスペシャル・セクションも、もともとは中部大会が発祥だが、そのやり方もいちだんとファンサービスが考えられたものになっていた。

■国際A級スーパークラス

2012年タイトルを決めるのがほぼ確定的なランキングのリーダー、黒山健一(ヤマハ)。しかし確実にこの1戦でタイトルを決めるには優勝が必要条件でもあった。 今回のセクションは、キョウセイドライバーランドの外周路に沿ってすべてが設けられていて、観戦は外周路を移動することでほぼ可能。ハイヒールでも車いすでもできるトライアル観戦ということでは本邦初の快挙でもあった。セクションは必然的に外周路周辺の法面などを使った登り中心となる。斜面がきついため、失敗すると5点となる設定が多く、点差の広がりが予測されていた。

しかし実際には、野崎史高(ヤマハ)の奮起で試合は接戦に。2ラップ目の第6セクションまでは、野崎が1点差で黒山をリードしていた。その第6セクションは、1ラップ目には全員が5点となっていた。2ラップ目には小川毅士(ベータ)が3点で抜け、小川友幸(ホンダ)がクリーン。黒山健一もクリーンした。しかし野崎は5点。これで黒山が4点のリードを奪い、そのまま点差を守って勝利した。

1ラップ目は、野崎が9点とややリードしながらも、黒山12点、小川毅士15点、小川友幸16点と比較的僅差で戦いが繰り広げられていたが、2ラップ目に小川毅士が減点を増やしていき、小川友幸も思い通りに差を詰められず、トップ争いは上位二人の独擅場となっていった。

外周路を移動して観戦するギャラリーからは、そそり立つ急斜面に挑む果敢なライダーの姿が見通せ、お客さんも2,800人とにぎやかだった。今回、E125、国際B級のスタートを朝早い時間に持ってきて、そのあとに国際A級スーパークラスがスタート、その後に国際A級がスタートするという実験的タイムスケジュールとされていたが、これは最後のSSをより楽しんでもらうためのもの。国際A級がゴールしている間にスーパークラスの減点集計を行い、仕切り直しののちにゆっくりSS観戦を楽しんでもらおうという趣向だ。

SSのトライ順も2ラップ目までの順で決められていて、ライダーはマシンにまたがったままトライを待つ。下見は2ラップをゴールした時点で済ませていて、トライ直前には下見禁止となっていた。きびきびとしたトライを楽しんでもらおうという主催者の実験は、今回はうまく功を奏したようだ。

最終のSSでは、6位争いの渦中にいる田中善弘(ベータ)が1点でここを抜けると、続いてトライした野本佳章(ベータ)はさらに美しくクリーンもするかというライディングを見せたのだったが、最後の登りでバックフリップを披露。なんということか、着地で転倒して5点。これで6位争いは田中善弘に軍配が上がることになった。

【黒山健一のコメント】

「このところの大差をつけて勝利する戦い方ではなく、野崎選手との接戦だったので、ちょっとどきどきした大会となりました。今日はじっとがまんの戦いだと思っていたので、そのとおり我慢ができて、結果勝つことができてよかったです。最終戦は全勝優勝というより、気持ちよくシーズンオフを過ごすために、ぜひ勝利したいと思います。応援、ありがとうございました」

【野崎史高のコメント】

「前回とちがって、優勝争いをしての2位だったので、悔しさもひとしおです。こんなにくやしいとは思いませんでした。キョウセイはきらいな会場だったのですが、その会場で優勝争いができたと言うことで、次回はぼくの好きな会場なので、ぜひ一番上に登りたいです」

【小川友幸のコメント】

「地元での戦いで、しかしいいところなく終わってしまいました。走りがだめということもないのですが、2ラップで4個の5点は多すぎです。今日の勝負どころは2と3かなと思っていたのですが、3は2回とも5点で、2ラップ目は最初のポイントで5点ですから、情けないです。最終戦、きっちり走ってシーズンを終えたいと思います」


優勝した加賀国光
成田匠との接戦だった

国際A級

今シーズン、久々に全戦参加を果たした岐阜の加賀国光(ガスガス)。今シーズンは第2戦近畿大会で優勝を果たしている。

一方、ランキングでトップをいくのは成田亮(ガスガス)。第3戦九州、第4戦北海道と連勝し、しかし第5戦中国大会では8位と低迷。今回はその雪辱戦でもある。

1ラップ目は成田がトップだった。減点5。2位につけたのが加賀で減点9。加賀には5点がひとつあり、成田にはひとつもない。3位は小森文彦(モンテッサ)の10点、4位に寺沢慎也(ホンダ)が13点で続いている。

2ラップ目、加賀は1ラップ目に5点となった第4セクションを1点で通過して、気持ちよく12セクションを回った。こんどは5点もなし。減点は、たったの3点だった。1ラップ目とたし算すると、減点は12。

対して成田。成田は2ラップ目も5点なしで帰ってきた。しかし3点がひとつ、2点がひとつ、2ラップの減点は8点。なんとたった1点差で、勝利は加賀のものとなった。

くしくもランキング争いでも成田と加賀は1点差。順位は成田の方が上位だが、最終戦で相手より上位に出た方がチャンピオンを決める公算が高い。チャンピオン争いの一騎打ちが見られそうだ。

【加賀国光のコメント】

「点数は意識せずに走っていたんですが、ひとつひとつしっかり走ろうと心がけていました。悪くない走りができているなとは思っていました。優勝できて、うれしいです。チャンピオンが、というより、最終戦も気持ちよく勝負がしたいです」


今回も圧勝
IBクラス武井誠也

国際B級

前回、早々とチャンピオンを決めた武井誠也(ホンダ)が、今回もぶっちぎりで勝利した。2位は地元岩田悟(ホンダ)で減点31点。それに対して武井は2ラップのトータルで9点という好スコアぶりだ。シーズン中から怪童ぶりを見せていた武井だが、チャンピオンを決めて、いよいよその才覚が顕著に現れてきた感じだ。

【武井誠也のコメント】

「今日は気持ちよく走れました。勝負を意識して、というより、気持ちよく楽しもうと思って走りましたが、いつも以上にばっちりでした。楽しかったです」

■エキジビション125

今回は久々にこのクラスに2名のライダーが参加。中国の米本一葉(シェルコ)と関東の倉持晃人(ガスガス)の戦いは、今回は1点差で米本に軍配が上がった。ふたりのリザルトを国際B級にあてはめると、40位相当となる。

 



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