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全日本選手権シリーズランキング
 

写真&レポート
 
黒山健一が5連勝

前戦に続いて3位
野崎史高

SSの失点が痛かった
小川友幸は3位

国際A級スーパークラス

2012全日本トライアル選手権シリーズ第5戦中国大会

2012年全日本選手も終盤戦。第5戦は中国大会。去年までの2年間は鳥取県のヒロスポーツでの開催だったが、今年は5年ぶりに山口県下関市フィールド幸楽トライアルパークでの開催となった。今回は健康な水を作る日本トリム社が大会スポンサーとなり、会場では健康を促進するお水が無料配布された。

■国際A級スーパークラス

トップ争いは黒山健一(ヤマハ)、小川友幸(ホンダ)、野崎史高(ヤマハ)、小川毅士(ベータ)の4人。しかし中でも11連勝を目指す黒山が一人抜きんでたパフォーマンスを見せる。第2セクション、小川友幸は惜しいところで5点。ここをクリーンしたのは黒山一人だった。黒山は次の第4セクションで足が出たが、1ラップ目は結局この1点が唯一の減点。2ラップ目は12セクションあるうちの11セクションまでをクリーンという、オールクリーンあと一歩の活躍を見せた。2ラップ目は最後の12セクションでテープを切ってしまっての5点となり、クリーン数は12セクション2ラップで22をマークした。

黒山が圧倒的に好調となると、勝負の興味は2位争いとなる。小川友幸、野崎、小川毅士の3人は、1ラップ目は一歩も引かない。1ラップ目に2位となったのは野崎。3位の小川友幸は11セクションでの5点が響いてしまった。4位の小川毅士は、1ラップ目後半に時間がなくなり、最終12セクションを申告5点としてタイムチェックに飛び込んだが、それでも1点のタイムオーバー減点があった。12セクションはトップ3人はみなクリーンしているから、仮に小川毅士がタイムオーバーがないまま12セクションをクリーンしていれば、1ラップ目2位は小川毅士のものだった。2位争いの3人は、実力伯仲ということだ。

2ラップ目、小川友幸が調子を上げてきた。第2セクションで5点となった以外は、次々にクリーンをたたき出していく。結局最終12セクションで1点をとったものの、2ラップ目の減点は6点。1ラップ目より10点減点を減らして残る2セクションのSSに勝負をかけることになった。

野崎は2ラップ目の減点が8点。2ラップ目のスコアは黒山、小川友幸に次ぐ3番手となったが、1ラップ目のアドバンテージがあって小川友幸には1点差で、2位争いをわずかにリードする。

2ラップ目に調子を崩したのは小川毅士。2位争いの二人がラップオールクリーンの勢いで回るのに対し、小川毅士には3つの5点があった。こうなると2位争いにはついていけない。単独4位、順位もほぼ確定で2ラップを終えてSSを待つことになった。

5位以下は、いつもとちょっとちがう序列となった。ここまで4戦連続で5位をキープしていた柴田暁(ベータ)が今回はまったく調子に乗れず。1ラップ目はクリーンが1個で7個の5点を数えるという状況。2ラップを終えた時点では9位と予想外の低迷となった。

かわって5位をねらうは、北海道大会を欠場した田中善弘(ベータ)。2ラップ目は小川毅士をしのぐスコアをマークして、ベテラン健在をアピールする。

その田中を、1ラップ目には上回っていたのが野本佳章(ベータ)。1ラップ目はクリーンがなかったにもかかわらず、田中に3点差の5位となっていた。野本は2ラップ目に減点を増やしてポジションを落とし、6位で2ラップを終えている。「今日は調子が悪く、6位になっていることが驚き」と本人は語る。

2ラップ目の34点は10人中6番手の好スコア。宮崎航(ベータ)は2ラップ終了時点で7位。北海道で6位に入った斎藤晶夫(ホンダ)は今日は苦戦。8位で2ラップを終えた。最後はルーキーの滝口輝。スーパー1年目で、セクションと試合の流れにはだいぶ慣れてきたということだが、もう少し修業期間は続きそうだ。

さて、12セクション2ラップの後、しばしのインターバルを置いて14時半より2セクションによるSSがおこなわれる。すでに黒山と2位野崎の間には15点差があり、優勝は決まっている。3位小川友幸と4位小川毅士の間も17点差があり、こちらも逆転はない。SSで逆転の可能性があるのは野崎史高と小川友幸による2位争い、宮崎から柴田までの4人による6位争いだった。

SSの第1セクションは最後の登りが難関。黒山、野崎、小川友幸はともにクリーンで、小川毅士が1点。狭いスペースでマシンの体制を整えるのに苦戦し、田中、野本、斎藤が3点。柴田、宮崎、滝口が5点となった。

SSの2個目はむずかしいポイントの連続だった。石材に駆け上がり3メートルほどの飛び降り、そして最後に大きなステアケースをふたつ。滝口、宮崎、野本、田中と5点。そしてなんと、小川友幸も入口で5点となってしまった。これで小川の逆転の望みはついえた。

3点で抜けたのは斎藤、小川毅士、そして野崎の3人。そして黒山がただ一人ここをクリーンして自身の勝利に花を添えた。 2位争いはそのまま、6位争いは宮崎がタイムオーバー減点もあって7位から9位に転落、斎藤、柴田がひとつずつ順位を上げて7位と8位を得た。

【黒山健一のコメント】

「1ラップ目2ラップ目とひとつずつ減点がありましたが、オールクリーンは特に意識はしていないです。ひとつひとつ勝利していくのが重要なので、今日は勝てたのがよかったのと、SSの最後のセクションは、めったにないような自分の描いていた通りの走りができたので、それはうれしかったです。全勝もまったく意識していませんが、次の中部は、この2年間勝てていないので、きちんと走って勝ちたいです」

【野崎史高のコメント】

「今日は2位になりましたが、2位争いを勝ち取ったというより、3位争いをしていた印象で、自分としては満足とはいえません。次はぜひ優勝争いをして、2位ではなく一番高いところで試合を締めくくりたいです」

【小川友幸のコメント】

「2戦連続の3位ということでいい結果ではありませんが、走りそのものは悪くなかったと思います。SSのふたつめの5点はあり得ない失敗でした。自分でもどうしたのかわからない失敗でした。次は、勝ちます!」


ランドネで優勝
成田匠

国際A級

セル付きのトライアルマシン、ガスガス・ランドネで第2戦以降参戦している成田匠(ガスガス)は、この日は難セクションをよく克服。1ラップ目に2位に9点差のトップとなった。5点がひとつもなかったのは、2ラップを通じて成田だけだった。

2ラップ目、成田は6セクション、7セクションと連続5点となる。しかし2位の加賀国光(ガスガス)も成田を追うところまでは届かず。ついに成田がセル付の入門マシンを初優勝させるに至った。3位は、2ラップ目のベストスコアをマークした砂田真彦(ホンダ)が入った。

【成田匠のコメント】

「去年以来、ガスガス・ランドネで参戦して、苦労して苦労して、ようやく優勝することができました。後輩たちと競り合っていられるのもあわせて、本当にうれしいです」


ダブルスコアに近い圧勝
武井誠也、今季3勝目

国際B級

ここまで4戦中2勝と圧倒的強さを誇る武井誠也(ホンダ)。第1、第2と1点ずつ失点し、第3の滑る岩登りで5点となり、本調子とはいえない滑り出しだったが、後半よく調子を取り戻し、2位にダブルスコアに近い差をつけての圧勝となった。これでシーズン3勝目。2戦を残して、2012年のシリーズチャンピオンに一番乗りとなった。

【武井誠也のコメント】

「最初は調子悪かったんですが、後半、盛り返して優勝できてよかったです。ただ、第3セクションが2回とも5点だったので、それが心残りです。残り2戦も優勝したいと思います」

 



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