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2012MFJ 全日本ロードレース選手権第8戦岡山国際


全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 2012MFJ 全日本ロードレース選手権最終戦 第44回MFJ GP SUPERBIKE RACE in SUZUKA
主催:鈴鹿サーキット(5.821m)

決勝レポート
●開催:10月27日(土)公式予選/10月28日(日)決勝レース
●天候:(土曜日)天候:うす曇 気温:22.0℃ コース:ドライ
    (日曜日)天候:雨 気温:16.6℃ コース:ウェット
●会場:三重県 鈴鹿サーキット(5.821Km)
●観客:10月27日(土)10,000人/10月28日(日)8,000人
レース大半をリードした井筒がまさかのトラブル。大崎が逆転で優勝を飾る! 
タイトルはデチャの頭上に!

 この日、最初の決勝レースとなったST600クラス。レース開始直後から雨足が強くなりヘビーレインとなっていく。ホールショットは、セカンドグリッドからスタートした井筒仁康が奪う、大崎誠之、岩崎哲朗、デチャ・クライサー、稲垣誠、中冨伸一と続いていく。S字コーナーでは、稲垣がデチャをかわして4番手に浮上。トップを走る井筒は、ハイペースで飛ばし、2番手以下を引き離しにかかる。大崎、岩崎と続くが、岩崎は最終コーナーで痛恨のクラッシュ。早くも戦列を離れてしまう。井筒、大崎、稲垣と続き、アズラン・シャー・カマルザマンが4番手に浮上してくる。逆転チャンピオンの可能性をただ一人残していた中冨伸一は、12番手でオープニングラップを通過。さらに追い上げていきたいところだったが、3周目のS字コーナーで國川浩道と藤島翔太が転倒したアクシデントの影響を受けコースアウト。グラベルにはまってしまい最後尾まで順位を下げてしまう。この時点で、ほぼデチャのタイトルは決まっていたのだが、5周目の130Rで9番手を走っていたデチャがまさかの転倒。再スタートするものの、マシンのダメージが大きくピットイン。そのままリタイアとなってしまう。

 トップをいく井筒は、完全に独走態勢を築いていたが、残り5周を切った辺りから電機系のトラブルが発生してしまいスローダウン。残り2周を切ったバックストレートから130Rで大崎が井筒をかわしてトップに浮上。そのままゴールし優勝を飾った。2位には最終ラップに井筒をかわした稲垣が入り、井筒は何とか3位でゴールした。4位にアズランが走り、5位には最終ラップに手島雄介が浮上、6位に西嶋修が入った。以下、渡辺一馬、小林、チャランポン・ポラマイ、清水直樹と続くトップ10となった。
 中冨は、最後尾から19位まで追い上げたが、デチャには届かず。デチャが、タイ人ライダーとして初めて全日本チャンピオンに輝いた。また、ST600クラスが始まった2001年以来、Hondaがタイトルを独占していたが、初めてヤマハが、その栄冠を手にした。

レーススタート
決勝スタート
 
優勝:大崎 誠之 伊藤レーシングGMDスズカ
『朝のウォームアップ走行では、ライン上が乾くぐらいのコンディションだったのですが、サイティングラップで雨の量が多かったので、グリッド上でフルウエットよりのセットに変更しました。しかし、それでは全く足りないぐらいスタート直後に雨が降ってきたのでヘビーウエットでした。いけるかと思ったのですが井筒選手に前にいかれて、ついていきたかったのですが、尋常じゃないペースだったので、自分のベストを出すことだけを考えて走っていました。中盤に稲垣選手が来ているのも分かっていたのですが、ペースを上げられなかったので、抜かれそうなポイントだけは抑えて走りました。すると雨が弱くなってきたら、グリップが回復してくれてペースを上げることができました。"これなら2位をキープできるな"と思っていたら最終ラップの前のバックストレートで周回遅れが現れてシケインでかわしたときに"あれ? 井筒選手だったかな?"と思ったのですが、集中力を切らさずゴールして、リーダーボードを見たら"75"が一番上にあったので勝利を確信しました。久しぶりに勝つことができて、すごくうれしいです』
2位:稲垣 誠 アケノスピード・MIC
『レース終盤にペースを上げることができて大崎選手に近づくことができましたが、路面の状況が変わったときに離されてしまった。3位キープかと思って走っていたのですが、チェッカーを受けた後に、大崎選手が喜んでいたので"オレが2位?"とクエスチョンマークのままピットに戻りました』

3位:井筒仁康/RS-ITOH&ASIA
『最後は電機系のトラブルが出てしまい、シフターも入らなくなってしまっていました。シフトアップでギアが入らなくなっていましたし、回転の失火も多かったので、なるべくごまかしながら何とかゴールを目指していました。後ろから大崎選手が来ているのが分かっていましたので、このまま走っていても危なかったですし、後ろ見て譲るしことしかできなかった。稲垣選手が来たのも分かっていたので譲って、何とか3位でゴールできました。今回は、3周ぐらい本気で雨を走ろうと思って飛ばしたら、うまくリードできたのですが、勝てなくて悔しいですね。ただ、速さは証明できたと思っています』

2012 シリーズ新チャンピオン:デチャ・クライサー/Yamaha Thailand Racing Team
『鈴鹿は、ただでさえ難しいコースなのに、さらに雨が降ってしまい不安でした。転倒したときは、チャンピオンは、これでダメなのかと思いましたが、ピットに戻って中冨選手の順位を知って、涙が出てきました。このために、1年間頑張ってきたのでチャンピオンになれてよかったです。タイ人で初めて、ヤマハで初めてST600チャンピオンになれたことも、うれしくて胸がいっぱいです』
 
大崎 誠之
大崎 誠之
 
大崎 誠之
大崎 誠之
 
大崎 誠之
優勝:大崎誠之(写真中)、2位:稲垣誠(写真左)、3位:井筒仁康
 
デチャ・クライサー
新チャンピオン/デチャ・クライサー
 
photo by H.Wakita/Y.Harada(c)
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