MotoGPクラスは、昨年の日本GPでも勝利した♯26ダニ・ペドロサ選手がトップでチェッカーを受けた。ホールショットはポールポジションからスタートの♯99 ホルヘ・ロレンソ選手。そのままレースをリードしたが、12ラップ目に♯26 ペドロサ選手にパスされ2位へ後退。トップに浮上した♯26 ペドロサ選手は約4.2秒の差を広げて独走状態へ。チェッカーを受けるとスタンドのホンダファンからは惜しみない拍手が贈られた。2位は♯99ロレンソ選手で、ランキングは変わらずトップ。3位は、予選でも5位と快走をみせた♯19アルバロ・バウティスタ選手。ワイルドカードで参戦し、ヤマハのGPマシン開発も担当している♯21中須賀克行選手は9位のシングルフィニッシュ。
Moto2クラスは、フル参戦の♯72高橋裕紀選手、♯30中上貴晶選手、♯75小山知良選手に加え、代役参戦で野左根航汰選手も出場。多くのファンが見守るなか、予選11位の♯30中上選手が3ラップ目で7位まで上昇。♯3シモーネ・コルシ選手とのバトルを展開し、7位のシングルフィニッシュを飾った。♯72高橋選手は序盤15位とポイント圏内の走りをみせたが、惜しくも16位でゴール。♯75小山選手は23位。♯31野左根選手はピットインした際の違反によって残念ながら失格となっている。優勝はランキングトップ・予選2位の♯93 マルク・マルケス選手。
Moto3クラスには3人の日本人ライダーが参戦。フル参戦の♯51 藤井謙汰選手は予選29位からのスタートし、18番手まで順位を上げてフィニッシュ。ワイルドカードで世界に挑み、果敢に攻めた♯81 渡辺陽向選手は16位でゴール。♯82亀井雄大選手は、スタート直後の第1コーナーでコースアウトし、転倒を喫してしまったが再スタートを切り27位で完走している。レースは♯52ダニー・ケント選手がポールトゥウィン。