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文部科学大臣杯 2011年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 MOTEGI 2&4 RACE
主催:ツインリンクもてぎ(4,801m)
予選レポート
DATE:2011-8/6 |
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中上貴晶がコースレコードを更新!
今回も圧倒的な走りを見せつけるか!?
中上を止めたい関口太郎、稲垣誠、小山知良
山口辰也、生形秀之、野田弘樹などの実力派にも注目! |
ツインリンクもてぎで初めてとなる2&4レースは、4輪の最高峰フォーミュラ・ニッポンと全日本F3、全日本ロードレース選手権は、昨年、誕生したばかりの全日本J-GP2クラスの競演となった。J-GP2クラスは、7月上旬に行われた第3戦以来、2戦連続でツインリンクもてぎ開催となる。7月のレースでは、中上貴晶がポールtoフィニッシュを決め圧勝。2位に関口太郎、3位に小山知良が入り、世界で活躍した経験を持つ3人が表彰台を占める結果となった。
世界へ戻ることを目標にしている19歳の中上は、昨年のMoto2クラスのタイム、1分53秒台をターゲットにしている。中上のマシンは、市販Honda CBR600RRをベースにしているが、昨年、チームの先輩である小西良輝が造り上げてきたマシン。レーサーのようなハンドリングを実現し、高い次元で仕上がっている。今回のレースウイークに入っても、金曜日にいきなり1分54秒435をマークし、非公式ながらコースレコードを更新すると"1分53秒台が見えてきた"と語っていた。この時点で、2番手の山口辰也に1秒730も引き離しており、今回も第3戦に続き、ワンサイドレースになることが予想された。
土曜日の公式予選は、お昼の一番暑い時間帯に50分間のセッション1本で行われた。この日より走り始めたフォーミュラ・ニッポンのタイヤのラバー(タイヤカス)の影響が心配されたが、それよりも前日より20度も上がった路面温度に各ライダーは、悩まされることになる。
この厳しいコンディションの下、中上は、違うコンパウンドのフロントタイヤを試すが、これがいい方向にいかず、元に戻して最後のアタックで1分54秒717をマーク。自身の持つコースレコードを更新するが、目標の53秒台は遠かった。「悔しいですね。チームもボク自身もタイムを出すつもりでしたから、決勝で何とか53秒台に入れたいですね」と中上。とは言っても、2番手の関口太郎を0秒499引き離しており、今回も中上が逃げる可能性は高いと言えるだろう。3番手に"リンク周りのパーツを変えてマシンのセットもよくなってきている"と言う稲垣誠と続いた。
前回3位となった"コヤマックス"こと小山知良は、今回はマシントラブルに悩まされている。その中でも、予選では4番手につける走りを披露。「決勝には、いい状態で臨めそうなので楽しみです。また表彰台に上がれるように全力でいきます」とコヤマックス。
佐藤周が5番手、中本郡が6番手と、それぞれ健闘し、ST600クラスをリードしている山口辰也は路面温度の上昇に悩まされ7番手に沈んだ。テスト中に転倒し、左小指の付け根を骨折してしまった野左根航汰は、痛みをこらえながらも10番手につけた。
決勝は、中上が逃げ、それを関口、稲垣、小山が、どこまで追えるかによって、レース展開が決まってくるはず。今のところ中上の2連勝の可能性は高いと言えるだろう。。 |
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ポールポジション/中上貴晶
決勝レースでコースレコード更新を狙っている中上貴晶。連勝なるか!? |
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中上貴晶
『金曜日に54秒4が出たので"53秒台が見えてきたかなぁ"と思っていましたが、予選では、前日に比べて20度近く路面温度が上がってしまいました。途中で違うコンパウンドのフロントタイヤを試してみたのですが、それがいい方向に行かず時間をロスしてしまったのがもったいなかったですね。最後にアタックしようとしたら、詰まってしまったので、ゆっくり走って気を取り直してアタックしたら、2周連続で54秒7をマークできました。決勝は、53秒台を出す、今年最後のチャンスなので、スタートを決めてオープニングラップから全開でいきたいと思っています』 |
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予選2番手/関口太郎
まだまだやることが盛りだくさん」と言う関口が2番手グリッドを確保 |
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予選3番手/稲垣誠
マシンが仕上がってきた稲垣誠は、調子を上げてきている |
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