2人のチャンピオンの意地。
トップに立ったのはPole Positionからスタートの#1Yassy(SM450RR / Agip Husqvarna RAING WORLD with CP sports)。それに続いたのは09年チャンピオンの#192佐合(CRF450R / AKB Racing & SAAI Racimg)、3番手は#2Jaws(YZ450F / Jaws Racing YAMAHA + レアルエキップ)、そして#101佐々木(YZ450F / DIABLO with WADATAKU)。#101佐々木は先日のスーパーモト アジア選手権で1勝をあげ、調子を上げている。
しかし今回もトップ争いは10年チャンピオン#1Yasssyと09チャンピオンの#192佐合の2人となった。
レース序盤。#1Yassyが第1ダートでミス。その隙をつき#192佐合がトップにたつ。いつものように一気にスパートをかけ逃げに入る#192佐合、しかしそれに食らいつく#1Yassy。
このまま#192佐合が逃げ切るのかと思わせた中盤、その佐合が第2ダート出口でリアを大きく滑らせる。今度は#1Yassyが一気にその差をつめ、最終コーナーを立ち上がったところで佐合の背後に貼りつく。#192佐合はそのラインを塞ぐようにマシンをふる。が、このINA circuitは#1Yassyのホームコース、ここで負けるわけには行かないとばかりに、その先の3コーナーでマシンをねじ込み、4コーナーでついに前に出る。
今度は#192佐合が追う立場。佐合としてはここで勝ち、開幕から2連勝でポイントトップを固めたいこところ。スペシャルCRFでトップを追う。しかし、この日の#1Yassyも速い。「前に出たら一気にスパート」の佐合のお家芸を奪うような走りで、#192佐合を引き離す。
終盤、徐々に#1Yassyと#192佐合の差が広がり始める。ついにラストラップでは、#1Yassyの単独トップというカタチとなり、チェッカー。今季初勝利。
2位はその#192佐合選手。3位には#4金児リュータ選手(SM450RR / チームレアルエキップ)が入った。
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